イギリス英語とアメリカ英語ってそもそも何が違うの?
英語という言語ですので、どれを学んでも大差ない、という方も多くいらっしゃいますが、実際は、私たちが思っている以上に、英語にも様々な違いがあります。
アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語、シングリッシュ(シンガポールの鉛が強い英語)等々、種類がたくさんあります。
その中でも私たちのなじみが一番深いのは、アメリカ英語です。
というのも、日本の英語教育は戦後から、アメリカ英語を基本としているからです。
アメリカ英語とイギリス英語の違いでいうと、そもそもの文法が違っていたり、単語の綴りがちがったりします。
また、あるものを指し示す単語自体が違うこともあります。例えば、フライドポテトはアメリカ英語ではFrench Fries、イギリス英語ではchipsとなります。
このように多くの違いがあるアメリカ英語とイギリス英語ですが、アメリカ英語を学ぶメリットは何でしょうか。
各種試験の割合は、いまだにアメリカ英語が大きい
上記で説明しましたように、日本の英語教育はアメリカ英語がベースになっていますので、大学などの教育機関でのテストは、いまだにアメリカ英語だけで問題を作成することも多いようです。
また、英検やTOEFLに関しても、イギリス英語は含まれているとはいえ、アメリカ英語が問題の多くを占めています。
アメリカ英語の方が新しく覚えることが少ない
アメリカ独特の言い回しやリスニングだけでなく、綴りも小学校から学習してきているのはアメリカ英語ですので、
イギリス英語を目にした際に少し違和感を覚える場合があります。
例えば、色という意味のcolor は、colourという風にイギリス英語では書きます。
このような違いがあると覚える手間が増えるので、アメリカ英語の方がスムーズに上達しやすいという方もいるようです。
基本的に映画・歌はアメリカ英語が圧倒的に多い
やはり、映画といえばハリウッドムービーです。
もちろん、ハリーポッターのような特徴のある映画は別ですが、米国カリフォルニア州ハリウッドから生まれる映画は、多くがアメリカ英語です。
また、有料の動画配信サイトで見られるような海外テレビドラマもやはり圧倒的にアメリカのものが多いでしょう。
それだけでなく、歌に関しても、ラップなども含めるとアメリカ発が非常に多いです。