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アメリカのコミュニティカレッジとは?専門学校・短大との違い、費用、編入、人気校【2026年】

アメリカのコミュニティカレッジのキャンパス
2026年版アメリカのコミュニティカレッジ
専門学校・短大との違いと費用

最終更新日:2026年10月

Q. コミュニティカレッジとは?

アメリカの公立の2年制大学です。地域の誰もが学べる学校で、2年で準学士号を取って4年制大学の3年生に編入したり、看護・IT・ビジネスなどの職業系の資格を取って就職したりできます。留学生の授業料は年間US$10,000〜12,000前後と、4年制大学の半分以下が目安です。

アメリカには日本のような「専門学校」や「短大」と同じ制度はありませんが、その役割をまとめて担っているのがコミュニティカレッジ(通称コミカレ)です。この記事では、コミュニティカレッジの仕組み、日本の専門学校・短大や4年制大学との違い、学べる職業系のコース、費用、入学条件、4年制大学への編入、ラララアメリカで人気の学校までまとめました。

コミュニティカレッジとは

コミュニティカレッジは、州や地域が運営する公立の2年制大学です。アメリカ全土に約1,000校あり、高校を卒業した人から社会人まで、幅広い年齢の学生が学んでいます。主なコースは次の3つです。

編入向けの準学士AA・AS/2年

4年制大学へ編入

一般教養と専攻の基礎を学び、4年制大学の3年生に編入します。留学生に一番人気のコースです。

職業系の準学士AAS/2年

専門職として就職

看護・IT・ビジネスなど、仕事に直結する知識と技術を2年で身につけます。

職業系の資格Certificate/数ヶ月〜1年

短期でスキルを習得

特定の分野に絞って学ぶ短いコース。キャリアアップや転職に生かせます。

英語力が足りない場合は、多くのコミュニティカレッジにある付属の英語コース(ESL)から始めることもできます。

4年制大学・日本の短大・専門学校との違い

コミュニティカレッジアメリカの4年制大学日本の短大日本の専門学校
学位準学士(Associate)学士(Bachelor)短期大学士専門士など
期間2年4年2年1〜3年
留学生の学費(年)約US$10,000〜12,000約US$32,000〜45,000(平均)——
4年制大学への編入州立大学への編入ルートが充実—一部可能一部可能
職業系の学び看護・IT・ビジネス・調理など学問中心教養・保育・栄養など職業に直結

留学生の年間授業料の比較

コミュニティカレッジ人気8校の平均
約US$11,000
州立大学全米平均・州外の学生
約US$31,900
私立大学全米平均
約US$45,000

※ コミュニティカレッジは本記事で紹介する8校の年間授業料の平均。州立・私立はCollege Board「Trends in College Pricing 2025」の2025-26年度の平均。

※ 4年制大学の学費は公立・私立によって大きく変わります。詳しくはアメリカの大学の学費をご覧ください。

アメリカで専門職を学ぶならコミュニティカレッジ

アメリカで日本の専門学校のように「仕事に直結するスキル」を学びたい場合、多くの留学生はコミュニティカレッジの職業系プログラムを選びます。準学士(AAS)や資格(Certificate)のコースで、たとえば次のような分野を学べます。

  • 医療・看護:看護、医療事務、歯科衛生など(看護は競争率が高く、留学生の受け入れが限られる学校もあります)
  • IT・テクノロジー:プログラミング、ネットワーク、サイバーセキュリティ、データ分析など
  • ビジネス:会計、マーケティング、ホスピタリティ、観光など
  • デザイン・アート:グラフィックデザイン、映像、写真、ファッションなど
  • 調理・製菓:料理、製菓・製パンなど

コミュニティカレッジには学生ビザ(F-1)で通えます。卒業後は条件を満たせばOPT(就労のための許可)を申請し、最長12ヶ月アメリカで働いて経験を積むこともできます。なお、コミュニティカレッジではなく民間の職業訓練校(専門学校)に通う場合は、M-1という別のビザになり、在学中や卒業後の就労に制限が多い点に注意が必要です。

コミュニティカレッジのメリット・デメリット

メリット

  • 学費が安い:4年制大学の半分以下の授業料で、大学レベルの授業を受けられます
  • 入学の英語要件が低め:TOEFL iBT 45〜61点程度から入学でき、足りない場合は付属の英語コースから始められます
  • 名門大学への編入ルート:2年で単位を取って、UCLAなどの4年制大学に3年生から入る道があります
  • 学びたいことを選べる:大学進学向けの科目から職業系のコースまで幅広く学べます
  • 世界中の学生と学べる:留学生が多い学校では、さまざまな国の友達ができます

デメリット

  • 学生寮がない学校が多い:ホームステイやシェアハウスを自分で探す必要があります
  • 自分で計画を立てる必要がある:編入したい大学に合わせて科目を選ぶため、早めにカウンセラーと相談することが大切です
  • 現地学生と同じ授業:英語力が足りないと、授業についていくのに苦労することがあります

コミュニティカレッジ留学の費用

留学生の授業料は年間US$10,000〜12,000前後で、生活費・保険料・教材費を合わせた総額は年間US$30,000〜35,000(476〜555万円)が目安です。家賃の高い都市ほど総額は上がります。

年間の費用の内訳(目安:US$30,000〜35,000)

授業料生活費他
授業料 US$10,000〜12,000生活費 US$15,000〜20,000保険・教材など US$2,000〜3,000

4年制大学まで進む場合の総額

コミュニティカレッジから編入すると、最初から4年制大学に通うよりも総額を大きく抑えられます。同じUCLAを卒業する場合でも、コミカレ経由なら約US$100,000(1,610万円)安くなる計算です。

学士号を取るまでの4年間の総額(授業料+生活費など)

コミカレ2年 → 州立大学2年
US$175,560(2,783万円)
州立大学4年
US$215,120(3,410万円)
コミカレ2年 → UCLA 2年
US$237,540(3,766万円)
私立大学4年
US$275,680(4,370万円)
UCLA 4年
US$339,080(5,375万円)

※ アメリカの大学の学費と同じ前提(College Board 2025-26年度の平均+教材・保険などの目安)。コミカレはサンタモニカカレッジ(年US$34,000)で計算。

詳しい内訳はアメリカのコミュニティカレッジの費用で解説しています。

入学条件と出願の流れ

  • 年齢・学歴:18歳以上、または高校卒業(見込み)
  • 英語力:TOEFL iBT 45〜61点程度(学校によって異なる)。基準に届かなくても付属の英語コースから入学できる学校が多くあります
  • 資金証明:1年分の学費と生活費をまかなえる預金残高の証明

出願の時期は、秋学期(9月)入学なら前年の秋〜春ごろが目安です。合格後に入学許可書(I-20)が届いたら、学生ビザ(F-1)を申請します。詳しくはコミュニティカレッジの入学条件をご覧ください。

4年制大学への編入

コミュニティカレッジで2年間学び、必要な単位と成績をそろえて4年制大学の3年生に編入する方法は、留学生にも人気のルートです。特にカリフォルニア州では州立大学への編入の仕組みが整っていて、UCLAへの編入者が多いコミュニティカレッジもあります。

1年目

コミカレ

一般教養を中心に学び、成績(GPA)を積み上げる

2年目

コミカレ

専攻の基礎科目を取り、秋〜冬に4年制大学へ出願

3年目

4年制大学

3年生として編入し、専門科目を学ぶ

4年目

4年制大学

学士号を取得して卒業

ラララアメリカで人気のコミュニティカレッジ

ラララアメリカで出願をサポートしている、留学生に人気のコミュニティカレッジです。学校名から各校の詳しいページ(コース・学費・写真)を見られます。

※ 授業料は各校ページに掲載の留学生向けの年間授業料(学校公式・2026年10月時点)。生活費や保険料は含みません。

州や都市から探すなら、カリフォルニアのコミュニティカレッジ、ワシントン州のコミュニティカレッジ、留学生数ランキングもあわせてご覧ください。

コミュニティカレッジのよくある質問

Q. コミュニティカレッジと短大の違いは?

A. どちらも2年制ですが、コミュニティカレッジは公立で学費が安く、4年制大学への編入を前提にしたコースが充実しています。職業系の資格コースもあり、日本の短大と専門学校の両方の役割を持っています。

Q. アメリカに専門学校はありますか?

A. 民間の職業訓練校もありますが、留学生の多くはコミュニティカレッジの職業系コースで専門職を学びます。民間の職業訓練校はM-1ビザになり、就労などの制限が多いためです。

Q. コミュニティカレッジの学費はいくらですか?

A. 留学生の授業料は年間US$10,000〜12,000前後、生活費などを含めた総額は年間US$30,000〜35,000が目安です。

Q. 英語力はどのくらい必要ですか?

A. TOEFL iBT 45〜61点程度が目安です。基準に届かない場合も、付属の英語コースから入学できる学校が多くあります。

Q. コミュニティカレッジから有名大学に編入できますか?

A. はい。必要な単位と成績をそろえれば、UCLAなどの4年制大学に3年生から編入する道があります。カリフォルニア州は州立大学への編入の仕組みが整っています。

Q. 卒業後にアメリカで働けますか?

A. 学生ビザ(F-1)で準学士を取って卒業すると、条件を満たせばOPTを申請して最長12ヶ月働けます。

まとめ

コミュニティカレッジは、アメリカで「短大」と「専門学校」の両方の役割を持つ公立の2年制大学です。学費を抑えながら4年制大学への編入を目指したり、看護・IT・ビジネスなどの専門職を学んだりできます。学校選びや編入の計画は、ラララアメリカの無料カウンセリングでご相談ください。費用の内訳はすべてお見せします。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

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