Q. アメリカの治安は悪いの?留学しても大丈夫?
アメリカ全体の凶悪犯罪は人口10万人あたり359件(2024年・FBI)で、2023年より減っています。ただし人口あたりの殺人は日本の約6倍あり、同じ都市でも地区によって治安が大きく違います。
留学先の大都市では、ホノルル・サンディエゴが比較的安全、ワシントンDC・シアトル・ロサンゼルスは犯罪が多い水準です。危ない地区と時間帯を避け、基本の対策を守れば、多くの留学生が安全に生活しています。

目次
アメリカの治安の良い都市・悪い都市ランキング【2026年】
留学先として人気の都市を、FBIの犯罪統計(2024年)の凶悪犯罪の件数(人口10万人あたり)で並べました。凶悪犯罪は殺人・強制性交・強盗・加重暴行の合計です。赤は全米平均(359件)より多い都市です。
※FBI Uniform Crime Reporting(2024年)の市単位のデータ。市の境界の取り方で数字は変わるため、目安としてご覧ください。ニューヨークとマイアミは2024年のFBIデータが一部欠けているため参考値です。
- 1位 アーバイン(ロサンゼルス近郊)84件
- 2位 ホノルル(ハワイ)185件
- 3位 サンディエゴ 412件
- 4位 オースティン 467件
- 1位 ワシントンDC 926件
- 2位 シアトル 775件
- 3位 ロサンゼルス 728件
- 4位 ポートランド 720件
アーバインはカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)がある郊外の学園都市で、全米の中でも犯罪が少ない都市として知られています。大都市で語学学校が多い中ではホノルルとサンディエゴが低く、ハワイやサンディエゴは「治安を重視したい」という方によく選ばれています。
日本と比べたアメリカの治安
外務省の海外安全情報によると、2024年の殺人事件は日本970件・アメリカ16,935件、強盗事件は日本1,370件・アメリカ205,952件です。人口10万人あたりに直すと、次のとおりです。
※外務省「安全対策基礎データ」の件数を、人口(アメリカ約3.4億人・日本約1.24億人)で割った概算。日米で統計の基準が違うため参考値です。
一方で、アメリカの凶悪犯罪は2020年の386件から2024年は359件、財産犯罪も1,967件から1,760件に減っています(人口10万人あたり・FBI)。「どの都市も危ない」のではなく、都市と地区の選び方、夜の過ごし方で危険はかなり減らせるというのが実際のところです。
主要12都市の治安と注意したいエリア

数字はすべて人口10万人あたり(FBI・2024年)。赤は凶悪犯罪が全米平均より多い都市です。
観光客の多いマンハッタン中心部は人通りが多い一方、地下鉄のスリや置き引きは日常的。ブロンクス南部やブルックリン東部(ブラウンズビルなど)は夜に近づかないのが無難です。
ダウンタウン東側のスキッドロウや、サウスLAの一部は治安が悪いと言われます。車社会で歩く人が少ない通りも多いので、夜の徒歩移動は避けましょう。
今回比べた大都市の中では凶悪犯罪・殺人ともに低い水準。それでもダウンタウン東側(イーストビレッジ周辺)の夜は人通りが少なく注意が必要です。
財産犯罪が多く、車上荒らしや窃盗に注意。テンダーロイン地区やマーケット通り周辺は昼でも気をつけて歩きたいエリアです。
財産犯罪(窃盗・車上荒らし)が今回比べた都市で2番目に多い水準。ダウンタウンの3rd Avenue周辺やパイオニアスクエアは夜の一人歩きを避けましょう。
財産犯罪が今回比べた都市で最も多い水準。オールドタウン・チャイナタウン周辺は夜に近づかない方が安心です。
凶悪犯罪・殺人ともに今回比べた都市で最も高い水準。安全な地区と危険な地区の差が大きく、アナコスティア川の東側などは避けましょう。
テキサス州の州都で大学街。凶悪犯罪は大都市の中では中位です。夜のダウンタウン(6th Street周辺)の繁華街では、酔客とのトラブルに注意。
観光地のビーチ周辺は人が多い一方、置き引きやスリに注意。2024年のフロリダ州のデータは一部の機関のみの集計です。
凶悪犯罪の率は全米平均の約半分で、今回比べた都市ではアーバインに次いで低い水準。ビーチでの置き引き、レンタカーの車上荒らしが主な注意点です。

留学生に多いトラブルと対策

特殊詐欺・フィッシング・白タクは、外務省が在米邦人向けに注意を呼びかけている被害です。配車アプリ(UberやLyft)を使うときは、アプリに表示されたナンバーと車種を確認してから乗りましょう。
銃犯罪への備え
アメリカでは凶悪犯罪で銃が使われることが多く、2020〜2024年の5年間に、無差別に人を狙う「アクティブ・シューター」事件が223件起きています(外務省)。遭遇する確率は低いものの、アメリカの治安当局が勧める行動を知っておくと安心です。
初めて入る建物では非常口を2つ確認しておく、家族の電話番号を覚えておく、といった日頃の心がけも勧められています。
留学生が気をつけたい法律
| 大麻 | 一部の州で合法でも、日本の法律で罪に問われることがあります。絶対に手を出さないでください。 |
|---|---|
| 飲酒 | 21歳未満の飲酒・お酒の購入は全州で禁止。公共の場での飲酒も多くの州で禁止です。年齢確認のため、身分証を持ち歩きましょう。 |
| 飲酒運転 | 血中アルコール濃度0.08%以上で刑事罰の対象となり、ビザが取り消されることもあります。 |
| 滞在・就労 | 滞在期限を過ぎること、認められていない就労は、逮捕・国外退去・再入国禁止につながる可能性があります。 |
緊急時の連絡先
「Japanese interpreter, please.」で日本語通訳につないでもらえます
911にかけると、最初に「What is your emergency?(何が起きたか)」「Where is your emergency?(場所はどこか)」と聞かれます。この2点を落ち着いて伝えましょう。パスポートの紛失などは、在アメリカ日本国大使館(+1-202-238-6700)や各地の総領事館(ロサンゼルス +1-213-617-6700 など)に相談できます。
安全に留学するためのチェックリスト

- 3ヶ月以上の滞在は在留届、3ヶ月未満は「たびレジ」に登録する
- 医療費に備えて、十分な補償の海外留学保険に入る
- 住まいは学校からの距離だけでなく、周辺の治安と夜の帰り道で選ぶ
- 夜遅い帰宅は、配車アプリか友人と一緒に
- パスポートは持ち歩かず、コピーや学生証で身分証明する
- 現金は少なめに。カードは2枚以上に分けて持つ
- 家族と学校の緊急連絡先をスマホ以外にもメモしておく
- 困ったら学校のスタッフや、ラララのカウンセラーにすぐ相談する
よくある質問
アメリカで一番治安の良い都市はどこですか?
FBIの2024年統計で、人口30万人前後以上の都市ではカリフォルニア州アーバイン(凶悪犯罪 10万人あたり84件)がとても低い水準です。語学学校が多い大都市ではホノルル(185件)、サンディエゴ(412件)が低めです。
治安が悪い都市はどこですか?
今回比べた留学先の都市では、ワシントンDC(926件)、シアトル(775件)、ロサンゼルス(728件)、ポートランド(720件)が多い水準です。ただし同じ都市でも地区による差が大きく、学校の周辺が危険とは限りません。
ニューヨークは危ないですか?
凶悪犯罪は10万人あたり671件と全米平均より多い一方、殺人は3.9件とロサンゼルス(7.0件)やシカゴ(17.5件)より低い水準です。マンハッタン中心部は人通りが多く、留学生の多くは地下鉄でのスリや夜の移動に気をつけて生活しています。詳しくはニューヨーク留学ガイドをご覧ください。
シアトルの治安はどうですか?
凶悪犯罪は10万人あたり775件、窃盗などの財産犯罪は5,008件と、今回比べた都市の中では多い水準です。ダウンタウンの一部は夜の一人歩きを避け、車内に荷物を残さないようにしましょう。
留学生が夜に出歩いても大丈夫ですか?
人通りの多い大通りや繁華街なら出歩く留学生は多いですが、人の少ない道・公園・駅の周辺は避けるのが基本です。帰りが遅くなる日は配車アプリを使い、一人で歩かないようにしましょう。
まとめ
アメリカの治安は都市と地区によって大きく違います。数字で比べると、ホノルル・サンディエゴは比較的安全、ワシントンDC・シアトル・ロサンゼルスは犯罪が多い水準です。
- 治安を重視するなら、都市選びの段階でデータを比べる
- 住まいと学校の周辺、夜の帰り道を事前に確認する
- スリ・車上荒らし・詐欺など、身近な被害の対策を習慣にする
ラララでは、都市や学校選びの段階から、治安を含めて無料でご相談いただけます。費用の内訳もすべて開示しますので、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。無料カウンセリングを予約する



