アメリカ留学の相談・ご質問は無料!(電話:平日9~18時)03459080300345908030
LINEで相談資料請求無料相談
LINEで相談資料請求無料相談

アメリカのコミュニティカレッジに通うメリットとは?人気コミカレ10校も!


アメリカのコミュニティカレッジに留学したいけれど、どのようなメリットがあって、どこの学校が人気であるか知らないため、不安に感じている人もいるかもしれません。ここではそのような人のために、アメリカのコミュニティカレッジに通うメリットや、人気のある学校について詳しくご紹介します。

 

お時間がない方向けに3分の動画に内容をまとめておりますのでこちらもぜひご覧ください。

コミュニティカレッジの概要

コミュニティカレッジはアメリカ国内に数多くある高等教育機関です。アメリカ以外には隣りのカナダにも多くのコミュニティカレッジがあります。

 

4年制大学と比較した時の、コミュニティカレッジの大きな特徴としてあげられるのは、就学期間が2年間にできることです。ただし、英語力や授業の取り方によっては2年以上かかることもあり留学生は2年以上かかることが多いのが実情です。就学期間だけでいえば日本の短期大学に似ていますが、日本の短期大学とアメリカのコミュニティカレッジは全く別のものです。

 

コミュニティカレッジは基本的に、その学校がある地域の自治体によって運営されている公立の学校です。地域に住んでいる住民に、高いレベルの教育を提供するための教育機関として、コミュニティカレッジは運営されています。

 

その地域、また世界各国から幅広い年齢層の方達が集まり、同じ教室で勉強をします。大学生となると10代後半から20代前半の生徒を思い浮かべるかと思いますが、コミュニティーカレッジでは30代以上の方が約20%を占めるような学校もあります。年齢を問わず、多様な方たちと知り合えるというのも特徴です。

 

地域に住んでいる人が誰でも気軽に高いレベルの教育を受けられることが、コミュニティカレッジの魅力になっています。

コミュニティカレッジの5つのメリット


アメリカのコミュニティカレッジに留学して勉強することは、数多くのメリットがあります。

①大学に比べて授業料が安い

コミュニティカレッジのメリットの一つとしてあげられるのは、授業料が安めになっていることです。アメリカにある4年制大学の授業料と比較しても、1年間あたりの学費が安い学校が多いです。

 

4年制大学の学費の半額以下の年間授業料で授業を受けられる学校もあるため、あまりお金を使わずにアメリカに留学したい人にもメリットが大きい方法です。

アメリカのコミュニティカレッジは安い?大学との学費の違い

②入学の英語要件が大学よりは低い

日本人でも入学しやすいことも、アメリカのコミュニティカレッジのメリットになっています。アメリカにある高等教育機関に日本人が入学を希望する場合には、一定以上の英語の語学力があることが求められ、4年制大学に入学を希望する人は高度な英語の語学力が必要になります。

 

そのために、英語力に自信がない人は、まず日本で十分に英語の能力を鍛えてからでないと、入学できない場合も多いです。

 

ですが、アメリカのコミュニティカレッジは、4年制大学よりも入学希望者に高度な英語能力を求めていないことも多いので、英語力に自信がない人でも入学しやすくなっています。

コミュニティカレッジの入学要件はTOEFL45点以上が目安。

③幅広い科目を学べる

幅広い種類のコースが設置されていることも、アメリカのコミュニティカレッジのメリットです。職業訓練のためのコースなどもあるので、英語を学びながら働くための知識も一緒に学ぶことができます。

 

アメリカのコミュニティカレッジで学習できる専門分野は非常に多く、規模の大きいコミュニティカレッジほどさまざまなコースが設置されています。そのために、日本からの留学生にとっては、自分の勉強したいことが学べるコースがあるコミュニティカレッジを探して、入学できるメリットがあります。

 

アメリカのコミュニティカレッジで学べる科目の中でも、日本人留学生に人気が高いのはビジネスや経営について学ぶことができる科目です。ビジネスの世界でよく使用される英単語なども一緒に学習できることが、日本人留学生にとってはメリットになっています。

 

科学の科目を専門に教えるコースを設置しているコミュニティカレッジもアメリカには多く、理系の学生が勉強しやすいというメリットもあります。絵画や音楽など、芸術系の科目を学ぶことができるコミュニティカレッジもあります。

 

なお、専攻が決まっていない方はリベラルアーツ(一般教養)を選択してください。

④4年制大学に編入できる

本人の努力次第では、トップレベルの大学に進学できる可能性があることも、アメリカのコミュニティカレッジで勉強するメリットです。

 

アメリカのコミュニティカレッジには、4年制大学へ進学を希望する人のためのコースが設置されている場合もあり、こうしたコースで2年間しっかりと勉強して英語の能力を向上させれば、卒業後にアメリカの大学に入学できる可能性もあります。

 

実際に、アメリカのコミュニティカレッジの中には、アメリカの有名な大学に多くの入学者を輩出している学校もあります。アメリカの4年制大学に入学したいけれど、英語の実力がまだ十分でないので、他の場所で英語の勉強をしたいと考えている日本人の留学生にとっても、アメリカのコミュニティカレッジはメリットのある学校です。

 

入学を希望している特定のアメリカの大学がある留学生の場合には、その大学に多くの学生を編入させたことがある実績があるコミュニティカレッジを選んで入学する方法もおすすめです。

 

アメリカのコミュニティカレッジの中には、4年制大学へ進学しやすい環境が非常に整っている学校もあるので、日本人でも進学しやすくなっています。

アメリカ留学するならコミュニティカレッジから大学編入がおすすめ

⑤世界各国の友達がたくさんできる

さまざまな人と知り合いになれることも、アメリカのコミュティカレッジに通うことのメリットです。コミュニティカレッジがある地域に住んでいる、アメリカ人の地元の若者とも友達になることができます。

 

コミュニティカレッジでは地域に住む幅広い世代の人が勉強しているので、若いアメリカ人だけでなく年輩のアメリカ人とも親しい関係を築けることも、アメリカのコミュニティカレッジならではのメリットと言えます。

 

国籍の違うさまざまな世代の人と英語でコミュニケーションをとることにより、日本では経験することができないような多くの経験をすることができます。

 

アメリカのコミュニティカレッジには、アメリカ人以外の知り合いも作れるというメリットもあります。アメリカのコミュニティカレッジには、日本だけでなく、世界各国から留学生が多く集まっているからです。

 

アメリカのコミュニティカレッジに、世界各国から来た多くの留学生がいるのは、留学生を積極的に受け入れているコミュニティカレッジが多いこととも大きく関係しています。日本やアメリカ以外の国から留学とも英語でコミュニケーションができるので、さまざまな国の人と友達になれます。

コミュニティカレッジの2つのデメリット

アメリカのコミュニティカレッジには、メリットだけでなくデメリットもいくつかあります。

①学生寮はない場合が多い

アメリカにある多くのコミュニティカレッジに共通するデメリットとしてあげられるのは、通学をするための住居を自分で見つけなければいけない場合が多いことです。基本的に地元の人を対象にして教えている学校であるために、外国からの留学生が生活できるような学生寮がキャンパス内やキャンパスの近くに設置されていることは少なくなっています。

 

日本からの留学生が学生寮のないアメリカのコミュニティカレッジに通いたい場合には、アパートを自分で借りる方法の他に、地元の家庭にホームステイしながら通学するという方法もあります。

 

この方法で勉強をするメリットとしてあげられるのは、学校だけでなく自宅でも英会話のコミュニケーションができることです。英語力を短期間で上達させたい人にとっても、ホームステイは有利な方法です。

 

ホームステイはラララ・アメリカを通じて手配することも可能です。

②ある程度の英語力がないと現地学生と同じペースで単位を取得するのが難しい

語学学校とは違い、現地の学生と同じクラスを取ることになるため、ある程度の英語力がないと授業についていくことが難しくなり、単位が取得できません。その対策として、語学学校でしっかり英語力を伸ばしてから入学することをおすすめします。

【全72校】アメリカの語学学校一覧。選び方と確認すべきポイント!

コミュティカレッジ留学に必要な費用の概算


日本人がアメリカのコミュティカレッジに留学したい場合、留学前にしっかりと確認しておかなければいけないのは、留学のために必要となる費用の概算です。

①授業料は150~230万円/年

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するために必ず必要になる費用の一つは、学校に支払う授業料です。授業料は1年ごとに決められているのが一般的で、学校によってばらつきがあります。

 

アメリカのコミュニティカレッジの年間授業料の平均は10,000ドルから15,000ドル程度の料金です。これを日本円で換算すると、為替相場によっても違いがありますが、150万円から230万円程度の費用になります。

②施設利用費および教材費は15万円/年

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するためには、施設利用費や教材費なども支払う必要があり、日本円に換算すると1年あたり15万円程度の費用がかかります。

③生活費は250~300万円/年

上記の費用以外にも、アメリカのコミュニティカレッジに留学するために必要な費用は多く、現地での生活費も必要です。節約して生活しても、アメリカでの生活費は1年間あたり日本円で250万円以上必要になります。保険料や交通費なども合計すると、概算で1年あたり300万円程度の費用が必要になる場合が多いです。

アメリカのコミュニティカレッジの出願から卒業までにかかる費用

コミュニティカレッジに入学するための英語要件はTOEFL60点以上

アメリカのコミュニティカレッジは、基本的に勉強をしたい人が誰でも学べるようになっています。これはアメリカのコミュニティカレッジが、基本的に地域の人たちのために作られていることと大きく関係しています。

 

ですが、日本人などの海外から入学する留学生の場合には、地元の人とは違った入学の要件が必要になることが多いです。海外からの留学生が入学するための要件として、多くのコミュニティカレッジで採用されているのが、留学生の英語能力です。

 

地元の人ならば当然英語を使用できるので、こうした要件をつける必要はないのですが、海外からの留学生は英語を十分に話せない人も多いために、こうした要件があらかじめ決められています。

 

アメリカのコミュニティカレッジに入学するために必要となるのは、学校でおこなわれる授業についていくことができる程度の英語力です。留学生の英語力を判断する基準となっているのがTOFELのスコアで、TOFELのスコアが一定以上でない留学生は、コミュニティカレッジに入学できない場合があります。

 

どれくらいのスコアが必要になるかは、入学するコミュニティカレッジによってそれぞれ違いがありますが、基本的にはTOEFL60点以上が必要です。一方で、中には英語力不問としているコミュニティカレッジも存在します。

人気のあるコミュニティカレッジ10校


最後にここからは、アメリカで人気のあるコミュニティカレッジを10校紹介したいと思います。

①サンタモニカカレッジ

サンタモニカカレッジもカリフォルニア州にある人気のコミュニティカレッジです。サンタモニカはアメリカ国内でも観光地として人気のある地域で、学校の近辺にも商業施設が多くあります。

 

アメリカ最大規模のコミュニティカレッジであり、UCLAへの編入数が長年1位です。日本人にも大変人気であり、ラララ・アメリカでも一番人気のコミュニティカレッジです。

サンタモニカカレッジ

②デアンザカレッジ

シリコンバレーに興味のある人に人気なのがデザンザカレッジでして、州内のクパチーノという地域にあります。クパチーノは規模の小さい街ですが、Appleなど世界的に有名な企業の本社が多くあることで有名です。

 

大学編入に強いコミュニティカレッジであり、入学の英語要件が高めではありますが本気でUCバークレーやUCLAを目指す方にはおすすめのコミュニティカレッジです。

De Anza College / Foothill College(デアンザ&フットヒルカレッジ)

③フットヒルカレッジ

3校目の人気校として紹介できるのはフットヒルカレッジで、カリフォルニア州のロスアルトスヒルズに校舎があるコミュニティカレッジです。治安が非常に良い地域で、裕福な人が多く生活している地域として知られています。

 

デザンザカレッジの姉妹校です。

Foothill College

④グレンデールコミュニティカレッジ

4校目の人気校として紹介するのは、カリフォルニア州にあるグレンデールコミュニティカレッジです。治安が良い場所にあり、ロサンゼルスからも車で10分程度の距離です。

Glendale Community College(グレンデール・コミュニティカレッジ)

⑤カレッジ・オブ・ザ・デザート

カレッジ・オブ・ザ・デザートもカリフォルニア州にある人気のコミュニティカレッジで、州内のパームデザートにあります。この街ではスポーツの大会や映画祭なども開催されています。

College of the Desert(カレッジ・オブ・ザ・デザート)

⑥ステートテクニカルカレッジ・オブ・ミズーリ

アメリカで人気のある6校目のコミュニティカレッジとして紹介できるのは、ステートテクニカルカレッジ・オブ・ミズーリです。このコミュニティカレッジがあるのは、アメリカミズーリ州のリンという地域です。

State Technical College of Missouri

⑦カレッジ・オブ・サンマテオ

カレッジ・オブ・サンマテオというコミュニティカレッジもアメリカでは人気があり、このコミュニティカレッジがあるのは、カリフォルニア州のサンマテオです。

College of San Mateo(カレッジ・オブ・サンマテオ)

⑧ラスポジータスカレッジ

ラスポジータスカレッジもアメリカで人気のあるコミュニティカレッジの1つで、学校の校舎はカリフォルニア州のリバモアにあります。リバモアは州内のアラメダ郡にある都市で、サンフランシスコから東に60キロほど離れた場所にあります。千葉県の四街道市と姉妹都市の提携をしています。

Las Positas College

⑨オレンジコーストカレッジ

オレンジコーストカレッジもアメリカで人気のあるコミュニティカレッジで、学校の校舎はカリフォルニア州のコスタメサにあります。コスタメサは州内の南部にある都市で、ショッピングセンターなどの商業施設もあります。

Orange Coast College(オレンジコースト・カレッジ)

⑩ココニノコミュニティカレッジ

10校目の人気コミュニティカレッジとして紹介できるのは、ココニノコミュニティカレッジです。このコミュニティカレッジがあるのはアリゾナ州のフラッグスタッフという都市です。州北部にある州内の中心都市で、冥王星を発見した天文台などもあります。

Coconino Community College

なお、留学生が多いコミュニティカレッジの一覧を以下でご紹介しております。

アメリカのコミュニティカレッジ留学生数ランキングTOP10

まとめ

アメリカにあるコミュニティカレッジの概要やメリットについて紹介してきました。アメリカのコミュニティカレッジの中には、日本人にとって勉強しやすい環境がある学校も多くあります。入学をする前には、授業料などの費用や入学要件を調べておくことも必要です。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

カウンセラーに質問

アメリカのコミュニティカレッジの出願から卒業までにかかる費用


アメリカのコミュニティカレッジに海外留学をしてみたいけれど、学校を卒業までにどれくらいの費用が必要になるのかわからなくて、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここではそのような人のために、アメリカのコミュニティカレッジに留学するために必要となる費用について詳しくご紹介します。結論としては、出願費用なども含めた年間費用は238万円~431万円です。2年間留学した場合は、476~862万円となります。 

内訳を下記の表にまとめました。項目ごとの詳細は表のリンクをクリックしてご覧ください。

合計238~431万円/年

項目費用
出願費用0.5万円
出願費用学生ビザとSEVIS6万円
授業料120~150万円/年
施設利用費など5~8万円/年
教材費11~17万円/年
保険料13~22万円/年
学生寮55~110万円/年
ホームステイおよびシェアハウス77~198万円/年
生活費20万円/年
日本からの飛行機7~9万円

コミュニティカレッジに出願するための費用:0.5万円

日本人がアメリカのコミュニティカレッジに留学する場合には、さまざまな費用が必要になります。留学をするためにまず必要となるのは、入学をしたいコミュニティカレッジに出願するための費用です。日本の大学や短大に入学する時と同じように、出願のための費用が必要になります。

 

出願料を支払わなければいけないのは、入学を希望するコミュニティカレッジに出願のための書類を提出する時です。出願料はコミュニティカレッジによってそれぞれ違いがあり、低額の料金が設定されている学校もあれば、他の学校よりも高めの料金になっている学校もあります。

 

アメリカのコミュニティカレッジに入学する時に必要な出願料は、30ドルから50ドル程度が平均的な価格です。これは日本円に換算すると3,000円から6,000円程度の料金になります。

 

アメリカのコミュニティカレッジの出願料が日本のものと大きく違っているのは、1つの学校で複数の学部に応募する場合でも、1回だけ出願料を支払えば良いようになっていることです。

 

日本の大学の場合には、同じ学校でも別の学部に応募する場合には、費用も別々に必要となるので、アメリカのコミュニティカレッジの方が、日本よりもお金をかけずに出願ができます。

学生ビザとSEVIS:6万円

アメリカのコミュニティカレッジに出願をして入学を許可された場合には、アメリカで勉強でするために必要なビザを取得する必要があります。日本の学生がアメリカのコミュニティカレッジで勉強をするために必要となるのは、F-1というビザです。

 

F-1ビザは学生のための専用のビザで、職業訓練のためのプラグラムをアメリカで受講したい場合には、M-1ビザという別の種類のビザが必要になります。

 

ビザを申請するのは日本国内にあるアメリカ合衆国の大使館です。ビザを申請するためには各種の書類の提出が必要になり、大使館のスタッフと面接をする必要もあります。

 

大使館でビザを申請するために必要となる料金は160ドルで、日本円で支払いをおこないます。日本円に換算するためのレートは大使館のレートが使用されます。1ドル110円の為替レートならば、日本円で17,600円の申請料になります。

 

なお、大使館でビザを発行してもらうためには、事前にSEVISの費用を支払う必要もあります。SEVISとはF-1やM-1のビザで留学をする人を管理するために必要となるシステムのことです。SEVISの費用は350ドルで、1ドル110円の為替レートの場合、38,500円になります。

アメリカビザ SEVIS(セビス)について

コミュニティカレッジの授業料:120~150万円/年

アメリカのコミュニティカレッジに留学するために必ず必要になるのは、コミュニティカレッジに支払う各種の学費です。支払いが必要な学費の中でも、特に費用が高額になるのが授業料です。授業料は入学するコミュニティカレッジによってそれぞれ違いがありますが、一般的にアメリカの4年制大学の授業料よりも大幅に安くなっています。

4年制大学の半額程度の料金で授業を受けられるようなコミュニティカレッジもあり、留学のための予算が限られている人も勉強がしやすい学校です。

 

アメリカのコミュニティカレッジで1年間勉強するために必要となる授業料は、平均して8,000~10,000ドル程度です。1ドル150円の時ならば、日本円で1年間あたり120~150万円程度の費用になります。

 

アメリカの4年制大学の学費は、州立大学でも平均で年間24,000ドル程度になるので、コミュニティカレッジの学費の安さは非常に魅力があります。アメリカのコミュニティカレッジの学費が少ないのは、もともと地域住民の教育のために設置された公立の学校であるからです。

アメリカのコミュニティカレッジは安い?大学との学費の違い

コミュニティカレッジの施設利用費など:5~8万円/年

コミュニティカレッジで勉強をするために支払いが必要になることがあるのが、施設利用費です。施設をするための費用は全てのコミュニティカレッジで支払いが必要であるわけではなく、こうした費用の支払いが必要のないコミュニティカレッジもあります。

 

授業料の中に施設利用費が含まれていることもあり、その場合には授業料は通常よりも高めになっています。施設利用費が授業料とは別に請求される場合、1年間あたり500ドルから600ドル程度の支払いが必要になります。日本円に換算すると55,000円から66,000円程度の料金です。

 

入学する学校によっては、通常の施設利用料ではなくて、キャンパス内の医療施設利用料が必要になります。こうした費用はコミュニティカレッジにより大きな違いがある場合もありますが、1年間あたり40ドルから50ドル程度の費用で利用できるコミュニティカレッジもあります。

 

コミュニティカレッジによっては生徒会費の支払いが必要になる場合もあり、生徒会費はそれほど高額でない場合が多いです。1年間あたり40ドル程度の料金が一般的なので、それほど学生の負担にはなりません。

コミュニティカレッジの教材費:11~17万円/年

コミュニティカレッジで勉強をするためには、授業料だけでなく教材費も別途支払う必要があります。教材費は選択するコースによって大きく料金が異なることがあり、1年間あたり少額の教材費だけで勉強できるコースもあれば、高めの教材費が必要になるコースもあります。

 

教材費が少額であることが多いのは、テキストブックのみを使用して授業をおこなうタイプのコースです。このタイプのコースの場合には、教材費として必要なのはテキストの購入代金だけなので、あまり高額な費用にはなりません。

 

アメリカのコミュニティカレッジの中でも、教材費が高額になることがあるのは、テキストだけでなくコンピューターのソフトなども必要になる場合です。コースによっては画材などの特殊な教材を購入する必要もあり、教材はさらに高額になることがあります。

 

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するために必要になる教材費は、平均すると1年あたり1,000ドルから1,500ドル程度です。これを日本円に換算すると、110,000円から165,000円程度の費用になります。教材費だけで100,000円を超えることも多いので、あらかじめ予算を多めに用意しておく必要があります。

支払いが必要になる保険料:13~22万円/年

アメリカのコミュニティカレッジに留学する時には、保険料の支払いも必要になります。アメリカのカレッジでは在籍している全ての学生に医療保険に加入することを義務づけているために、保険料を支払うための費用もあらかじめ準備しておく必要があります。

 

コミュニティカレッジで医療保険料を支払わなければいけない場合、1年間あたりどれくらいの費用が必要になるかは、入学するコミュニティカレッジによっても違いがあります。保険に加入する場合には、コミュニティカレッジで推奨している医療保険に加入しなければいけないことも多く、そのコミュニティカレッジがどこの医療保険を推奨しているかによっても、必要になる費用は違ってきます。

 

保険費が安めのコミュニティカレッジならば、1年間あたり1,200ドル程度の出費でおさえられる場合もあります。日本円に換算すると、132,000円程度の料金です。アメリカのコミュニティカレッジの中には、毎年高額の医療保険料の支払いが必要になる学校もあり、1年間あたりの保険料が2,000ドル程度になる場合もあります。日本円にすると220,000円程度になります。

学生寮:55~110万円/年

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するためには、現地に滞在するための費用も必要になります。現地に滞在するための費用の代表的なものが、住居のための費用です。どのような住宅で生活しながらコミュニティカレッジに通うかによっても、毎月支払わなければいけない住宅費は大きく変わります。

 

アメリカにあるコミュニティカレッジの中でも、比較的安い住居費で勉強ができるのは、コミュニティカレッジに学生が利用できる寮が設置されている場合です。アメリカのコミュニティカレッジの中には、キャンパス内に学生寮が設置されている学校もあります。通学のための時間がかからないのも、コミュニティカレッジの学生寮を利用するメリットです。

 

学生寮を利用する場合には、住居費と食費を合計して、1年間あたり5,000ドル程度の費用で済むことがあります。学生寮の利用料が高くても、1年間あたり10,000ドル以下の費用で済む場合が多いです。これを日本円で換算すると、550,000円から1,100,000円程度の費用になります。滞在費にお金をかけたくない場合には、学生寮があるコミュニティカレッジを選んだ方がおすすめです。

ホームステイおよびシェアハウス:77~198万円/年

アメリカ留学で必要になる滞在費が高くなることが多いのは、留学先のコミュニティカレッジに学生寮がない場合です。実際にアメリカにあるコミュニティカレッジの中には、学生のための寮を用意していない学校もあります。

 

これは、コミュニティカレッジがもともと、アメリカの地域住民のために作られた教育施設であることと、大きく関係しています。地域に住宅を持っている人が自宅から通える施設として、全米の各地にコミュニティカレッジが設置されているので、学生寮がないコミュニティカレッジの方がむしろ一般的です。

 

こうしたタイプのコミュニティカレッジに留学したい場合には、自分でアパートを借りてそこから通学するか、コミュニティカレッジの近くに住んでいる人の家にホームステイをしながら通学することになります。

 

ホームステイをしながら通学する場合にも、滞在費が必要になります。アメリカでホームステイするために必要な費用は年々高くなっていて、1年間あたり12,000ドルから18,000ドル程度の費用が必要です。アパートを借りて生活する場合には、食費も含めて1年間あたり少なくとも7,000ドルから10,000ドル程度の費用が必要になります。

生活費として必要な費用:20万円/年

アメリカのコミュニティカレッジで学生生活を送るためには、毎月の生活費も必要になります。住居費や食費以外で、支払い額が高額になることが多いのは、携帯電話の使用料です。

 

アメリカで携帯電話を使用するために必要になる料金は、平均すると1月あたり50ドル程度です。1年分だと600ドル程度になります。日本円に換算すると、66,000円程度の料金です。携帯電話料金を節約したい場合には、電話を掛ける回数をできるだけ少なくしたり、1回あたりの通話時間を短くする方法が効果的です。

 

留学生が自由に使用できるおこづかいも、アメリカのコミュニティカレッジで勉強するためには必要になり、自分で欲しいものを購入する時だけではなく、コミュニティカレッジのクラスメイトと交際する時にも、出費が必要になる場合があります。1か月あたり100ドル程度の自由に使用できるお金があった方が、コミュニティカレッジでの学生生活も送りやすくなります。

日本からの飛行機にかかる費用:7~9万円

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するためには、現地に移動するための交通費も必要になります。必ず出費が必要になるのは、コミュニティカレッジに入学する時に、アメリカに移動するための交通費と、コミュニティカレッジを卒業した時に、日本に帰国するための交通費です。

 

アメリカと日本の間を移動するために、ほとんどの学生が使用しているの航空機の搭乗費用は、利用する航空会社や路線によってもそれぞれ違いがあります。アメリカのコミュニティカレッジの中でも、移動のための航空券代が少なめで済むのは、西海岸の州にあるコミュニティカレッジです。

 

カリフォルニア州やワシントン州にあるコミュニティカレッジは日本人の留学生にも非常に人気があります。ロサンゼルスから日本までの移動に必要になる航空券の価格は、正規の料金で片道あたり70,000円から80,000円程度です。格安の航空チケットならば、50,000円以下の料金で購入できる場合もあります。ニューヨークやボストンにあるコミュニティカレッジに入学した場合には、片道あたりの航空券代は80,000円から90,000円程度になります。

まとめ

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するために必要となる費用について紹介してきました。アメリカのコミュティカレッジで勉強するためには、出願費から卒業の際の帰国費用まで、さまざまな費用が必要になります。留学前に必要なお金をしっかりと準備しておくことで、現地での学生生活が送りやすくなります。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

アメリカのカレッジ/大学のセメスター制とクオーター制の違い


アメリカの大学の学期システムは、セメスター制(Semester system)とクオーター制(Quarter system)の2つに分けられます。アメリカのカレッジや大学に進学する際は、出願する大学がセメスター制なのか、クオーター制なのか確認しておくことも重要です。今回は、セメスター制とクオーター制とは何なのか、それぞれのメリットとそれぞれのシステムを採用するコミュニティカレッジについてご紹介します。

セメスター制とは

学期時期
秋学期9~12月
春学期1, 2月~5, 6月

セメスター制とは、一年間に2つの学期があるシステムのことで、9月から12月までの秋学期と1月または2月から5月または6月までの春学期があります。アメリカの約9割のコミュニティカレッジと四年制大学がこのセメスター制を採用しています。セメスター制の多くの学校は、6月から8月の間に短期の夏学期を設けているため、早く多くの単位を獲得したい人は夏休みを返上して勉強に励むこともできます。この期間に多くの学生は、バケーションやインターン、ボランティアなどに参加して夏を過ごしています。

セメスター制のメリット

セメスター制のメリットは、一学期が長いためじっくり勉強ができるという点です。これは、アメリカの学期制に慣れていない日本人留学生が、アメリカの大学での勉強に慣れるために良いシステムです。一科目の予習や復習に時間を取ることができるため、焦らずに勉強に打ち込めます。そのため、テストまでの準備期間がクオーター制よりも長く、入念な準備ができます。

 

また、春と秋学期に時間をかけることで、夏に3ヶ月の長期休みを取ることができるのも嬉しいポイントです。

クオーター制とは

学期時期
秋学期9~12月
冬学期1月~3月
春学期4~6月
夏学期6月~8月

クオーター制は、一年を4つに分けた学期システムのことを指します。つまり一年に四学期、春夏秋冬それぞれに学期があります。秋学期が9月から12月となっており、セメスター制と同様ですが、1月から3月は冬学期、4月から6月が春学期、6月から8月が夏学期となっているのがクオーター制の特徴です。

 

一学期の長さが短く、冬学期と夏学期は休みとして現地の生徒は授業を受けない人も多いです。留学生の場合、帰国する人もいますが、アメリカに残ってその期間にも単位履修に励む生徒も少なくありません。

クオーター制のメリット

クオーター制の大きなメリットは、学期の長さが短いため、一年のスケジュールを調整しやすいことです。また、セメスター制よりも早く一クラスを完了することができるため、モチベーションを保ちやすいのもクオーター制のメリットです。学期が短いため授業のスピードが早いので、だらだら同じクラスを続ける必要がなく、必要最低限の勉強時間でクラスを履修することができます。

 

また、クオーター制は高校卒業後(3月)に渡米して、4月から春学期をスタートすることも学校によっては可能なため、日本人留学生には嬉しいポイントです。

セメスター制/クオーター制をまたぐ編入は難しい

アメリカのカレッジ・大学に編入する際に1つ注意しておきたい点が、セメスター制とクオーター制をまたぐ編入は難しいケースがあるということです。その理由が、単位移行の際に換算が複雑になる場合があるからです。

 

そのため編入システムが整っている州や大学では、セメスター制とクオーター制それぞれの単位移行数を提示しているところもあり、2つのシステムをまたぐ編入が可能な場合もあります。また、提携校や編入保証協定などのシステムがあるカレッジに行くことで単位移行の手間を省くこともできます。

セメスター制のカレッジ3選

Santa Monica College


Santa Monica Collegeは、カリフォルニア州サンタモニカにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、ロサンゼルスからアクセスが良く、U C系列やカリフォルニア州立大学への高い編入実績があります。サンタモニカカレッジはセメスター制のコミカレで、春と秋学期があり、夏にも短期学期を設けています。この3つの学期いずれからも入学が可能なので、高校を卒業後早めにカレッジをスタートしたい人は夏学期から入学することができます。留学生へのサポートが整っており、日本人留学生からも人気のあるコミカレです。

サンタモニカカレッジの日本語ウェブサイト

Orange Coast College


Orange Coast Collegeは、ロサンゼルスから南東のコスタメサにあるコミュニティカレッジです。コスタメサは治安が良く住みやすいエリアとして有名で、大学への編入サポートが充実しています。セメスター制を採用しており、入学は春、夏、秋学期のどちらからでも可能です。留学生のコミュニティやサポートがあり、日本食などへのアクセスも良いため、生活面でも快適な環境が整っています。コミカレでは珍しく学生寮を完備しているため、カリフォルニア州で寮生活を希望の人には最適な学校です。

Orange Coast College(オレンジコースト・カレッジ)

Diablo Valley College


Diablo Valley Collegeは、カリフォルニア州プレザントヒルにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、サンフランシスコ近郊にあり、カリフォルニア州北部のU Cバークレーやデイビス校への編入生徒数でトップを誇っています。セメスター制の学校で、入学は春、夏、秋のいずれの時期でも可能です。大学編入サポート以外にも留学生オフィスや課外活動クラブなどを活用できるため、カレッジでのアクティビティが充実しており、休日はサンフランシスコやヨセミテ公園などに観光できるのも嬉しいポイントです。

Diablo Valley College(ディアブロ バレー カレッジ)

クオーター制のカレッジ3選

Foothill College


Foothill Collegeは、カリフォルニア州ロスアルトスヒルズにあるコミュニティカレッジで、ディアンザカレッジの姉妹校となります。こちらの学校は、カリフォルニア州のコミカレランキングでNo.1に輝いた実績があり、大学編入システムが整っています。クオーター制のため、学期開始は春夏秋冬それぞれあります。カリフォルニア州で一番安全なコミュニティカレッジにも選ばれている理想的な学校です。シリコンバレーの中心にあるため、トップテック企業へのアクセスも抜群です。

デアンザ&フットヒルカレッジ(De Anza College / Foothill College)

Seattle Central College


Seattle Central Collegeは、ワシントン州シアトルにあるコミュニティカレッジです。ダウンタウンに位置しているため、生活、娯楽、ショッピングなどあらゆる面で便利な立地です。クオーター制を採用しているため、年に4回の学期開始時期があります。ワシントン州の中でも編入システムが良質な学校で、留学生へのサポートやアクティビティも充実しています。バスなどの交通機関が充実している他、美しい自然へのアクセスも良く、現地学生の会話パートナーなどを手配してもらうことができるため非常に魅力的な学校です。

Seattle Central College(シアトルセントラルカレッジ)

Lane Community College


Lane Community Collegeは、オレゴン州ユージーンにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、大学編入やスポーツ留学に最適なコミカレで、オレゴン州の中でも留学生へのサポートが充実しています。クオーター制のため、年に4つの学期がありますが、留学生の入学時期は夏学期以外の三学期となっています。生活施設や学習施設が整った学生寮があり、オレゴン大学などのアメリカ人学生も滞在しています。週に数回オレゴン大学の大学院生が留学生のサポートをしてくれるのも大きな特徴です。

Lane Community College(レーン・コミュニティカレッジ)

まとめ

今回はアメリカの大学の二種類の学期制、セメスター制とクオーター制についてご紹介しました。学期制を理解することで、効率的に勉強計画や入学準備ができるようになり、留学をより効果的進めることができます。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

カウンセラーに質問

アメリカでカレッジスポーツをしよう。入学方法とおすすめのカレッジ3選!

アメリカのカレッジは、学問だけでなくスポーツ面でも非常に栄えています。アメリカで有名な野球やバスケットボール、フットボールなどのスポーツはもちろん、他の競技でもプロ並みのレベルのスポーツチームも存在し、カレッジスポーツの試合は全米規模で盛り上がる行事となっています。

 

今回は、アメリカで主要なスポーツ、体育協会、ディビジョンや入学、編入、スポーツ留学におすすめのカレッジなどについてご紹介します。

アメリカのカレッジで行われている主なスポーツ種目

アメリカのカレッジで最も栄えているスポーツは、野球、バスケットボール、フットボールであり、毎年全米の大学で熱い戦いが繰り広げられています。野球とバスケットボールはアメリカ発祥のスポーツということもあり、国民からも特に人気のあるスポーツです。
また、アメリカンフットボールも全米に多くのファンを持つスポーツとなっています。

 

他にもアメリカのカレッジで行われている主なスポーツは、ゴルフ、テニス、サッカー、バレーボールなどがあり、これらの種目は大学のスポーツチームとして存在していることが多いです。

主な体育協会

NJCAA(National Junior College Athletic Association)

NJCAAは、二年制大学のスポーツを統括する体育協会であり、525校が加盟しています。こちらの協会は、二年制大学のスポーツを管轄する協会で最も加盟数が多く、1600以上のチームと22700人以上の選手が活躍しています。

 

14の男性種目があり、野球、バスケットボール、ボウリング、クロスカントリー、フットボール、ゴルフ、ハーフマラソン、ラクロス、サッカー、水泳、テニス、陸上、バレーボール、レスリングがあります。

 

女性種目は15種類あり、ビーチバレーボール、バスケットボール、ボウリング、クロスカントリー、フットボール、ゴルフ、ハーフマラソン、ラクロス、サッカー、ソフトボール、水泳、テニス、陸上、バレーボール、レスリングがあります。

National Junior College Athletic Association

CCCAA(California Community College Athletic Association)

CCCAAは、カリフォルニア州の二年制大学が加盟するスポーツ協会であり、加盟カレッジ数は108校となっています。カリフォルニア州はコミカレの数が多いこともあり、その分加盟カレッジ数も多くなっています。

 

12の男性種目があり、野球、バスケットボール、クロスカントリー、ゴルフ、フットボール、サッカー、水泳、テニス、陸上、バレーボール、水球、レスリングとなっています。

 

女性チームはバドミントン、バスケットボール、ビーチバレー、クロスカントリー、ゴルフ、サッカー、ソフトボール、水泳、テニス、陸上、バレーボール、水球の12種目があります。

California Community College Athletic Association

NWAC(Northwest Athletic Conference)

NWACは、主にワシントン州とオレゴン州の二年制大学が加盟しているスポーツ協会であり、アイダホ州やカナダのブリティッシュコロンビア州の複数のコミカレも加盟しています。

 

36校のカレッジが加盟しており、野球、バスケットボール、クロスカントリー、ゴルフ、サッカー、テニス、陸上の7種目の男性チームと、バスケットボール、クロスカントリー、ゴルフ、サッカー、ソフトボール、テニス、陸上、バレーボールの8種目の女性チームがあります。

Northwest Athletic Conference

NCAA(National Collegiate Athletic Association)

NCAAは、全米の四年制大学のスポーツチームと運営を統括する体育協会です。こちらの協会には、1100以上の大学が加盟しており、24の競技で90の選手権大会を運営しています。四年制大学チームを総括することから、規模が大きく毎年50万人以上の選手が参戦し、選抜された57000人以上の選手がトップを勝ち取るために競い合っています。日本は、種目ごとに協会が異なりますが、NCAAは様々な種目を統括する体育協会です。

National Collegiate Athletic Association

大学スポーツのディビジョンについて

アメリカの大学スポーツでは、ディビジョン(Division)というレベルがあります。ディビジョンには3つのレベルがあり、ディビジョン1が一番高く、真ん中がディビジョン2、最後がディビジョン3となっています。例えば、ある大学のテニスチームがディビジョン2で、野球はディビジョン1ということもありえます。ディビジョン1のチームが多い大学をディビジョン1大学と言います。

カレッジへの入学について

アメリカのカレッジにスポーツ留学する場合、入学プロセスが通常の留学と異なる点があります。それは、カレッジ/大学によってはスポーツの実技試験があるということです。特にディビジョンが高いほど実技検査の実施は多く、競争率が高まります。

 

アメリカの選手と同じ土俵で受ける試験のため、高いレベルを目指す場合はかなりのスキルと経験が必要になります。また、スポーツ留学でも学力は考慮されるため、英語力を高めておく必要があります。

アメリカのカレッジでは在学中の成績も重要

アメリカのカレッジスポーツに参加する場合、在学中の成績維持が非常に大切です。大学はスポーツ選手に対しても規定のGPAの基準を設けており、それを下回ってしまうと試合に出してもらえなくなってしまいます。そのため、スポーツに熱中するだけでなく、学問と両立する必要があります。

 

日本人留学生は、スポーツの実力はあるが勉強の規定をクリアできない人もいるため、コミカレの授業で英語力や学力を鍛えながら、大学に編入するのも1つの方法です。

卒業後は4年制大学に編入

上記した通り、アメリカの四年制大学で最初から学業とスポーツを両立するのは中々ハードルが高いため、コミカレで成績を維持しスポーツスキルも高めてから四年制大学に編入することも可能です。

 

コミカレ在学中に、自分のスキルを他大学のコーチや関係者に見てもらえれば、四年制大学にスカウトされることや特待生オファーをもらえることもあります。コミカレで活躍して、コーチから推薦してもらうことや自分でアプローチをかけるなど、コミカレはスポーツ留学を将来的に成功したい人にとっておきの進学先です。

アメリカ留学するならコミュニティカレッジから大学編入がおすすめ

スポーツ留学におすすめのコミュニティカレッジ3選

Bellevue College


Bellevue Collegeはワシントン州ベルビューに位置するコミュニティカレッジです。こちらの学校は、野球、バスケットボール、ゴルフ、テニス、サッカー、バレーボールなどの種目で全国的に認定されたプログラムがあり、これらの種目でスポーツ留学をしたい人にはぴったりな留学先です。体育授業の種が豊富なこともあり、スポーツに力を入れているコミュニティカレッジとなっています。その上に、四年制大学への編入や留学生のためのサポートが整っている良質な学校です。

Bellevue College(ベルヴュー・カレッジ)

Santa Barbara City College


Santa Barbara City Collegeは、カリフォルニア州サンタバーバラにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、スポーツが盛んな学校として知られており、野球、バスケットボール、ゴルフ、サッカー、テニス、バレーボールなどのスポーツチームが健在しています。さらに全国のトップコミュニティカレッジで一位の受賞歴もあり、40校以上の大学への編入保証制度があるなど、真剣に学業にも取り組みたい人や大学編入希望の人にも最適なコミカレです。

Santa Barbara City College(サンタバーバラ・シティ・カレッジ)

Lane community college


Lane community collegeは、オレゴン州ユージーンにあるコミュニティカレッジです。ユージーンには、スポーツで有名なオレゴン大学があり、街自体がスポーツの活気があるため、スポーツ留学にぴったりな場所です。カレッジには200以上のスポーツチームがあり、野球、バスケットボール、サッカー、バレーボールなどが盛んです。自然豊かな立地にあり、留学生へのサポートが充実している他、州内州外の大学への編入実績もある学校です。

Lane Community College(レーン・コミュニティカレッジ)

まとめ

アメリカはスポーツ留学に適した充実した環境が整っています。今回は、アメリカのカレッジスポーツについて、概要から入学方法、おすすめのコミュニティカレッジについてご紹介しました。

永井将馬

オーストラリアのメルボルンにワーキングホリデーで渡航しました。メルボルンでは語学学校で一般英語を学び、市内にあるユニクロでアルバイトを経験。その後、サンフランシスコにて留学し、ホームステイで様々な国から来ている留学生と交流を楽しみました。

カウンセラーに質問

日本の大学からアメリカのコミュニティカレッジ/大学に編入する方法


アメリカには世界トップレベルの大学を含む数多くの大学が存在します。四年制大学と二年制のコミュニティカレッジを合わせると、その数は約4700校にもなります。アメリカの大学に入学するために現地の学生と留学生共に利用しているのが、大学編入制度です。今回は、アメリカの大学の編入制度について、単位制や単位移行のシステム、出願に必要な書類、おすすめのコミュニティカレッジや大学などの情報をご紹介します。

アメリカの大学では編入制度の利用が一般的

アメリカの大学に入学する際、他の大学やコミカレから違う大学へ編入することは、一般的です。アメリカ人学生から日本を含む世界の留学生まで多くの学生が編入制度を利用しており、学士号取得を目指しています。日本では1つの大学に4年間在学し卒業するのが一般的ですが、アメリカでは大学編入も人気があります。

 

その理由の1つにアメリカの大学は単位制や学期制で運営されており、世界中の大学への単位移行も可能なことです。また、アメリカでは卒業した大学が高く評価されるため、よりレベルの高い大学や好みの大学に編入する学生も多いのです。

アメリカのコミュニティカレッジの単位について

卒業までの単位数目安

アメリカのコミュニティカレッジを卒業する場合、必要な単位数の目安は約60単位です。日本の大学など他大学からコミカレに編入する場合は、基本的に約30単位を認められます。30単位を認めてもらえたら、単位移行後はコミカレでフルタイム学生として授業を履修することで、約一年後に卒業できます。つまり、二年間でコミカレを卒業するためには、一年間で最低30単位を完了することが必要となります。

アメリカのコミュニティカレッジに通うメリットとは?人気コミカレ10校も!

アメリカの四年制大学の単位について

卒業までの単位数目安

アメリカの四年制大学を卒業するためには、最低120単位を完了することが必要となります。これは、日本の大学から移行された単位との合算でも問題ありません。四年制大学が他大学から受け入れる単位は60〜80単位程で、コミカレや他大学から移行された単位もカウントされます。

 

四年制大学に三年次に編入した場合、年間最低30単位を履修することで、2年で学士号を取得することができます。

学年の決まり方

単位数学年
0~301年生
31~602年生
61~903年生
91~1204年生

アメリカの四年制大学は、基本的に履修した単位数によって学生が決まります。0から30単位は一年生、31から60単位は二年生、61から90単位は三年生、91から120単位以上で四年生となります。そのため、在学年数では学年は決まらないため、早いペースで単位を履修し三年で学士号を取得する人は、学年も早いペースで変化します。

 

逆に通常より遅いペースで単位を履修する人は、大学に4年間すでに通っていても完了単位数が85だと、まだ三年生ということになります。

アメリカの大学に進学!日本との違い、コミカレからの編入、ランキングなど徹底解説。

単位移行について

単位移行の手続き方法

他大学から単位を移行する場合、単位移行の査定は、最終的に編入先のRegistrar’s Officeの判断になります。出願前に大学に問い合わせれば、日本の大学で履修した単位を暫定査定してくれるところもあるようですが、基本は出願時に授業のシラバスなどの書類を提出することによって公式に査定されます。

 

また、州立大学の方が審査が厳しい傾向があるため、州立大学に編入希望の人はまずコミカレに編入し、そこから四年制大学を目指すことも可能です。

アメリカ留学するならコミュニティカレッジから大学編入がおすすめ

単位移行の主な条件

単位移行のために満たさなければいけない条件はいくつかあります。1つ目は、大学の一般教養要項を全て満たしていることです。一般教養は専攻に関わらず、基本的にどの大学でも要求されるため、受け入れられやすい単位としても知られています。

 

もう1つ大切な条件は、B以上の成績を維持しているということです。Bよりも低い点数を取ってしまうと成績や編入に影響するため、編入前に大学で低くてB、できればAを維持していることが重要です。

編入に必要な書類

日本の大学の英文成績証明書

日本の大学からアメリカの大学に編入する場合、英文成績証明書がまず必要です。しっかり英語に訳された書類である必要があり、大学に申請すれば作成してくれるところが多いです。アメリカの大学に編入する際に、アメリカ人でも留学生でも必ず見られるのが成績なので、日本の大学でできるだけ良い成績を残しておくと編入を実現できるチャンスが上がります。

英語力証明書(TOEFL, IELTSなど)

アメリカの大学に編入する際に必要な書類2つ目は、英語能力証明書です。英語力証明書は、TOEIC、英検など様々な種類がありますが、アメリカの大学に進学するためにおすすめなのは、TOEFLまたはIELTSのスコアを取得することです。この2つの英語試験は、アメリカの多くの大学で英語能力証明として認められているため良い選択肢です。

(学校、専攻によっては)高校の英文成績証明書、エッセイ、推薦状など

アメリカの大学に編入する場合、学校や専攻によっては、高校の英文証明書やエッセイ、推薦状などが必要です。高校の英文成績証明書は大学に編入する場合も求められるケースがあります。エッセイは決まったトピックについて記述するものや複数の種類のエッセイを要求する学校もあります。推薦状も専攻や大学によっては求められる場合があります。

編入におすすめのコミュニティカレッジ/大学

エル・カミノカレッジ

エル・カミノカレッジは、カリフォルニア州トーランスにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、ロサンゼルス周辺で四年制大学の編入制度が充実しているコミカレの1つで、留学生用オフィスがあるため在学中も様々なサポートを受けられます。

 

入学基準も他のカリフォルニアのコミカレの中でも易しい方で、入学に必要なTOEFL IBTのスコアは45となっています。そのため英語力が高くなくても入学できます。UC系列やカリフォルニア州立大学などへの編入保証制度などが整っているのも魅力で、ロケーションも日系企業やスーパーが充実しているエリアのため生活しやすい環境も嬉しいポイントです。

El Camino College(エルカミノ・カレッジ)

オレンジコーストカレッジ

オレンジコーストカレッジは、ロサンゼルス南東のコスタメサにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、四年制大学への編入率が高いことで知られており、多くの学生がUC系列、カリフォルニア州立大学、私立大学などに編入しています。

 

コミカレでは珍しく学生寮を完備しており、治安の良いエリアでもあり、日本人アドバイザーが在籍しているなど日本人留学生にも人気な学校です。クラブ活動などが充実しているため、大学編入の際に自分をアピールするための課外活動の実績を作りやすいも魅力です。

Orange Coast College(オレンジコースト・カレッジ)

サンディエゴ州立大学

サンディエゴ州立大学は、カリフォルニア州サンディエゴにある州立大学です。こちらの大学は四年制大学でありながら少人数制の授業を実現している大学であり、190種類の学士号プログラムを提供しています。大学一二年次に、こちらの大学に編入する際は、オンキャンパスレジデンスで生活するため、アメリカの大学ライフを満喫することができます。

 

四年制大学ということもあり、入学基準は高めですが、その分入学時から品質の高い授業を受けることができます。留学生のために作られた学士課程進学パスウェイプログラムを利用すれば、語学コースから通い始め、後に学術プログラムに参加することができます。

サンディエゴ州立大学付属語学学校(SDSU)

まとめ

アメリカでは大学編入することは一般的なので、日本人留学生も挑戦しやすいです。今回は、日本の大学からアメリカのコミュニティカレッジや大学に編入するために必要な単位や学年の決まり方、必要書類、編入におすすめの大学などをご紹介しました。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

カウンセラーに質問

カリフォルニア州立大学に多く編入しているコミュニティカレッジTOP5


カリフォルニア州立大学に編入するためにコミュニティカレッジに入学したいけれど、どこの学校に入ればよいのかわからず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここではそのような人のために、カリフォルニア州立大学に多く編入している上位5校のコミュニティカレッジに関する情報をご紹介します。

マウントサンアントニオカレッジ


カリフォルニア州立大学に多く編入しているコミュニティカレッジの中でも、2020年から2021年のシーズンで1番編入数が多かったのは、マウントサンアントニオカレッジ(Mt.San Antonio College)というコミュニティカレッジです。このコミュニティカレッジの2020年から2021年にかけての編入数は合計で1,933人で、これは2位のコミュニティカレッジと比較しても、50人以上多い数になっています。マウントサンアントニオカレッジは、毎年、多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させていることで知られている学校で、2019年から2020年のシーズンでは、合計で1,556人の学生をカリフォルニア州立大学に編入させています。その前年の2018年から2019年のシーズンでは、このコミュニティカレッジからカリフォルニア州立大学に編入した学生の数は、1,409人です。こうしたデータからわかることは、このコミュニティカレッジは2018年から2021年の各シーズンにおいて、常に1,000人以上の学生をカリフォルニア州立大学に編入させていることです。非常に数多くの実績があるため、日本から大学編入のために留学をしたい留学生にも向いている学校です。

 

2020年から2021年のシーズンにかけて、もっともカリフォルニア州立大学の編入数が多かったマウントサンアントニオカレッジは、カリフォルニア州のウォールナットという都市にあるコミュニティカレッジです。カリフォルニア州立大学と同じカリフォルニア州内にあるコミュニティカレッジなので、編入をする時にも住居などの移動がしやすいのがメリットです。この学校の学生数は2019年の秋の時点では、およそ29,000人でした。キャンパスは都市の郊外にあり、およそ420エーカーの広さがあります。学校の運動部ではMountiesというニックネームが使われています。このコミュニティカレッジでは、大学のある地区に住んでいる住人だけでなく、地区の外部に住んでいる住人や、海外からも学生を受け入れています。このコミュニティカレッジの特徴としてあげられるのは、250エーカー程度の広さがある農場がキャンパス内に作られていることです。こうした農場もコミュニティカレッジでの教育のために使用されています。その他に学校のキャンパス内には、獣医の病院や新しい実験施設などがあります。

Mt. San Antonio College

パサデナシティカレッジ


カリフォルニア州立大学に多く編入しているコミュニティカレッジ第2位として紹介できるのは、パサデナシティカレッジ(Pasadena City College)です。パサデナシティカレッジが2020年から2021年にかけてのシーズンで、カリフォルニア州立大学に編入させた学生の数は、合計すると1,850人です。2020年から2021年のシーズンで、カリフォルニア州立大学に1,800人以上の学生を編入させたのは、1位のマウントサンアントニオカレッジ以外には、この学校以外ありません。このコミュニティカレッジも毎年多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させていることで知られていて、2019年から2020年にかけてのシーズンでは、合計で1,656人の学生をカリフォルニア州立大学に編入させることができました。その前年の2018年から2019年のシーズンにかけてもカリフォルニア州立大学への編入者数は非常に多く、合計で1,519人の学生がカリフォルニア州立大学に編入しています。2018年から2021年の各シーズンで、全て1,500人以上の学生をカリフォルニア州立大学に編入させている学校です。この学校も、大学編入を目的にする日本からの留学生に向いている学校です。

 

カリフォルニア州立大学に毎年多くの学生を編入させているパサデナシティカレッジは、カリフォルニア州のパサデナにあるコミュニティカレッジです。パサデナはロサンゼルス郡のある都市で、ロサンゼルスからは北東の方角にあります。高級住宅街としても知られている都市です。パサデナは、アメリカンフットボールの大学リーグのローズボウルの開催地としても有名な都市で、ローズ・パレードというイベントも開催されています。パサデナシティカレッジが学生を指導するうえで重視していることは、学生の成功を最優先することです。2015年におけるこのコミュニティカレッジの学生数は25,000人程度でした。このコミュニティカレッジの歴史は古く、設立されたのは1924年のことでした。このコミュニティカレッジは幅広い種類のプログラムを学生に提供していて、グラフィック通信技術に関するプログラムもおこなっています。このプログラムはもともと印刷を教える授業でしたが、時代の変化によりプログラムの内容も新しいものになっています。数学のプログラムもおこなわれていて、民族研究に関することも学べる学校です。

Pasadena City College(パサデナ・シティ・カレッジ)

エルカミーノカレッジ


カリフォルニア州立大学への編入数が多い第3位の学校として紹介できるのは、エルカミーノカレッジ(El Camino College)です。このコミュニティカレッジが、2020年から2021年にかけてのシーズンで、カリフォルニア州立大学に編入させた学生の数の合計は、1,640人です。エルカミーノカレッジも、毎年多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させていることで知られている学校です。2019年から2020年にかけてのシーズンで、このコミュニティカレッジがカリフォルニア州立大学に編入させた学生の数の合計は1,616人です。2年連続で1,600人以上の学生をカリフォルニア州立大学に編入させたコミュニティカレッジは非常に限られているので、この学校がカリフォルニア州立大学の編入に強みを持っていることがわかります。2018年から2019年のシーズンでも、このコミュニティカレッジは多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させていて、この期間の編入数の合計は1,537人です。毎年、多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させている実績があります。

 

エルカミーノカレッジは、カリフォルニア州のアロンドラ・パークに校舎があります。2017年のデータでは、この学校の学生数はおよそ22,000人でした。キャンパスは市街地にあり、24エーカーの広さがあります。このコミュニティカレッジのシンボルカラーは、青色と灰色です。学校の運動部で使用されているのは、Warriorsというニックネームです。このコミュニティカレッジが設立されたのは1947年のことで、すでに70年以上の歴史があります。このコミュニティカレッジの特徴にあげられるのは、学校内の施設からラジオ放送を発信していることです。学校でラジオ局を保有していて、この学校でラジオ放送が実験的に開始されたのは1994年のことでした。その時は4時間だけ放送が続けられました。同年の11月に放送局としての署名をおこない、以降地元のラジオ局の一つとして放送をおこなっています。この学校の校舎内には2,000の座席がある講堂や、350の座席がある劇場なども設置されています。その他に190席の座席を持つ小型のホールもあります。こうした施設では毎年バレエなどの公演が開催されています。

El Camino College(エルカミノ・カレッジ)

フラートンカレッジ


カリフォルニア州立大学への編入数が4番目に多いコミュニティカレッジとして紹介できるのは、フラートンカレッジ(Fullerton College)です。このコミュニティカレッジが2020年から2021年にかけてのシーズンで、カリフォルニア州立大学に編入させた学生の合計数は、1619人です。これは、カリフォルニアにあるコミュニティカレッジの中でも非常に高いレベルの編入数で、3位のコミュニティカレッジと比較しても、21人の違いしかありません。このコミュニティカレッジも毎年多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させていて、2019年から2020年にかけてのシーズンでは、合計で1,430人の学生をカリフォルニア州立大学に編入させています。その前年の2018年から2019年のシーズンも多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させていて、その合計数は1,580人です。こうしたデータからもわかるように、このコミュニティカレッジは毎年1,500人前後の学生をカリフォルニア州立大学に編入させています。3年間合計すると、4,000人以上の学生がカリフォルニア州立大学に編入しています。

 

フラートンカレッジは、カリフォルニア州のフラートンという都市に校舎があります。フラートンは州内のオレンジ郡にある都市で、かつては石油の採掘で繁栄していました。日本の福井市とは姉妹都市の協定を結んでいます。このコミュニティカレッジが設立されたのは1913年のことで、すでに100年以上の長い歴史を持っている学校です。学校が設立された当初は、フラートン・ジュニア・カレッジという名称でしたが、1970年代から現在の名前に変更されています。このコミュニティカレッジの学生数は2019年春の時点で、およそ21,000人でした。学校のキャンパスカラーは青と金色です。校舎はフラートンのダウンタウンから、歩いて行ける距離にあります。この学校に古くからある施設の一つが図書館で、学校が設立された1913年当時からありました。その後何回か場所が移転されて、専門の施設が初めて建設されたのは1957年のことでした。新しい図書館は2005年に建設されています。この学校の芸術学部ではAIRプログラムを毎年開催していて、2013年には通算で100学期になりました。

Fullerton College(フラートン・カレッジ)

デアンザ&フットヒルカレッジ


カリフォルニア州立大学への編入数が5番目に多いのは、デアンザ&フットヒルカレッジ(De Anza College / Foothill College)というコミュニティカレッジです。このコミュニティカレッジが2020年から2021年のシーズンで、カリフォルニア州立大学に編入させた学生の合計数は1,612人です。カリフォルニア州にあるコミュニティカレッジで、2020年から2021年に1,600人以上の学生を編入させたのは、この学校を含めて上位の5校だけです。6位の学校の編入数は1500人以下なので、5位のデアンザ&フットヒルカレッジとは100人以上の違いがあります。このコミュニティカレッジも毎年多くの学生をカリフォルニア州立大学に編入させていることで有名で、2019年から2020年のシーズンでは、1,411人の学生をカリフォルニア州立大学に編入させています。2018年から2019年のシーズンの編入数も多く、合計で1,572人の学生がカリフォルニア州立大学に編入しています。3年間の編入数を合計すると、およそ4,500人程度の学生がこのコミュニティカレッジからカリフォルニア州立大学に編入したことになります。

 

デアンザ&フットヒルカレッジはカリフォルニア州のクパチーノに校舎があるコミュニティカレッジです。クパチーノの人口は2019年の時点でおよそ59,000人で、州内でも小さな都市です。ですが、クパチーノはシリコンバレー中心地として世界的にも有名な都市で、コンピューター関連の世界的な企業の本社が数多くあります。クパチーノから近い州内の大都市はサンノゼで、自動車で移動すれば15分程度の距離です。サンフランシスコへも自動車で40分程度で行けます。カリフォルニア大学への編入数が多いことや、シリコンバレーの中心で勉強できることが、このコミュニティカレッジの魅力です。学校の近くには私立の名門大学もあります。このコミュニティカレッジでは4学期制を採用していて、学生はこの4学期の中の1学期を、休暇のための利用することができます。1つの学期はそれぞれ12週間の期間ですが、夏学期だけは特別に9週間の期間です。この学校の授業料は1年あたり8,496ドルです。その他に医療保険料として1学年あたり1,686ドルの支払いが必要です。教材費は1年間でおよそ1,500ドル程度です。

De Anza College / Foothill College(デアンザ&フットヒルカレッジ)

まとめ

カリフォルニア州立大学に多く編入しているトップ5のコミュニティカレッジをご紹介しました。ここで紹介したコミュニティカレッジは、全てカリフォルニア州に校舎があります。州立大学に編入を希望している日本からの留学生にも人気がある学校です。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

UCLAに多く編入しているコミュニティカレッジTOP10


日本人にとても人気の高い大学のであるUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)ですが、入学するのは簡単でなく授業料も安くはありません。そのため、まずカリフォルニア州のコミュニティカレッジ(公立の二年生大学)に入学してから3年生で編入するのが通例となっています。

 

この記事では、UCLAへの編入数が多いコミュニティカレッジTOP10をご紹介します。

第1位 Santa Monica College


コミュニティカレッジでUCLAに編入した学生が最も多い学校はサンタモニカカレッジです。サンタモニカカレッジは、カリフォルニア州4年生大学への編入者が過去十五年間にわたって最も多いのが特徴です。

 

毎セメスター約2万5千名の生徒が入学するマンモス校であり、90以上の豊富なカリキュラムがあります。交通の便が良くロス屈指の繁華街のサンタモニカに近い最高の立地条件になります。なかやまきんに君やシュワルツェネッガー等の有名人も出身だったりします。

サンタモニカカレッジ

第2位 Pasadena City College


ロサンゼルス郊外のヒスパニック学生が多いコミュニティのパサデナシティカレッジですが、お洒落で閑静な住宅街の立地。アメリカでの生活を楽しみながら勉強を楽しみたい方には最適なカレッジ。

 

60のプログラムがありで、ビジネスに流通、経営や児童教育にコンピューター、美容やホスピタリティ、ジャーナル、プロダクトデザインにシアターなどを学べます。

 

ロサンゼルスからバスで40分ほどの距離で、学生寮はありません。英検で入学試験を受験できるコミュニティカレッジになります。

Pasadena City College(パサデナ・シティ・カレッジ)

第3位 Pierce College


UCLA編入率第3位のピアスカレッジですが、ロサンゼルスにあります。ピアスカレッジは、他の州にも同名の学校が有るので注意が必要です。

 

夏期講座もありますが、運動科学や経営管理にビジネス、コンピューターやプログラミングに国際学等が学べます。大都市に近い安全なキャンパスとして有名です。

 

入学には英検準一級程度の高い語学力が求められております。野球選手が卒業生に居たりします。

 

全米各地の大学に編入をしていることもあり、学力レベルの高さが窺えるコミュニティカレッジです。太陽光発電システムで環境設計に優しい建物です。

Pierce College

第4位 Glendale Community College


グレンデールコミュニティカレッジはロサンゼルス郊外にキャンパスがあります。自然に囲まれていてカレッジの周りは緑で治安がよいので、ファミリーからも人気になります。大型ファッションモールもあるので、生活は便利な地域ですね。

 

日本人留学生が少ないことや留学費用が安いことから人気です。また、留学生専用のカウンセラーが常駐しています。

Glendale Community College(グレンデール・コミュニティカレッジ)

第5位 El Camino College


カリフォルニア州トーランスにキャンパスがあります。周囲には日系企業が多く、日系マーケットも存在しています。マンハッタンビーチにも気軽に足を伸ばすことができる留学施設です。

 

質の高い教育やリーズナブルな授業料、景色も綺麗であることと、温暖な気候と気温であることが特徴です。アジア圏からもかなり留学者が多いコミュニティカレッジになります。

 

プログラムは幅広く、心理学や健康科学に会計学や建築に美術、コンピューターやダンスにファッションやコスメティックスなども学ぶことができます。

El Camino College(エルカミノ・カレッジ)

第6位 Orange Coast College


カリフォルニア州アーバインにキャンパスがあります。国籍別に留学生の学生数を見ると、日本がトップで次がベトナムです。、韓国とアジア圏の国からの留学生もかなりいます。

 

ディズニーランドまで10分の距離にあり、1年中過ごしやすい気候も魅力になります。商業施設は少し遠いので、車が無いと不便ではあります。

 

南カリフォルニアで二番目の大きさを誇る規模の大きさや、クラブ活動もかなり活発なのが特徴になります。

Orange Coast College(オレンジコースト・カレッジ)

第7位 De Anza College / Foothill College


カリフォルニア州サンノゼにキャンパスがあるコミュニティカレッジです。サンノゼはAppleなどIT企業の成長とともに発展した地域です。学校名はスペインの探検家のフアン・パウティスタ・デ・アンザにちなんで名付けられました。

 

滞在方法はアパートを借りるかホームステイです。働きながらの学生も少なくない学校ですが、UCLAやUCBへの編入生も多いカレッジです。男性よりもやや女性のほうが多いコミュニティカレッジになります。

De Anza College / Foothill College(デアンザ&フットヒルカレッジ)

第8位 Mt. San Antonio College


第8位のマウント・サン・アントニオ・カレッジは、カリフォルニア州アナハイムの郊外にあります。日本の桜美林大学と少人数グループでのオンライン国際交流を始めています。

 

オリンピックサイズのスイミングプールがあり、農場もあります。野生生物保護区もあり、有名な卒業生には下院議員、スポーツ選手、俳優などが多いです。

 

ヒスパニック系の学生も多いのが特徴で、カリフォルニア州のロサンゼルスのダウンタウンから車で50分ほど。

 

働きながら通っている人は第7位のデ・アンザ・カレッジよりも多いです。

Mt. San Antonio College

第9位 Moorpark College


UCLAから北西方向に車で35分ほどの場所にキャンパスがあります。卒業生には、プロサッカー選手や俳優、起業家などがいます。

 

エキゾチックアニマルトレーニング及びマネジメントセンターはキャンパス内に200匹以上の動物を収容しています。

 

働きながら学んでいる学生も少なく有りないカレッジです。2015年3月のHuffington Postで、全米で4番目に優れたコミュニティカレッジとして認められています。ただし、大学編入プログラムよりも、職業訓練プログラムの方が人気がございます。

Moorpark College(ムーアパーク・カレッジ)

第10位 Los Angeles Valley College


ロサンゼルスバレーカレッジは、美しくて温暖な南カリフォルニアにあります。ハリウッドやユニバーサルシティなどが数分という絶好のロケーションにあります。ショッピングセンターや文化施設やアトラクションが充実しています。

 

アルバイトをしている学生は比較的少ないです。ヒスパニック系が半数と、白人は3割程度で、女性の比率が男性よりも多いです。留学生は1%程と少ないです。

Los Angeles Valley College

まとめ

コミュニティカレッジは2年生の公立短期大学で、四年制大学に編入をする学生も多くいます。どのコミュニティカレッジに入学してもUCLAに編入するのは簡単ではありませんが、UCLAへの編入を考えている方は編入しやすいコミュニティカレッジを選ぶようにしましょう。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

カウンセラーに質問

アメリカのコミュニティカレッジは安い?大学との学費の違い


アメリカの大学かコミュニティカレッジに留学したいけれど、どちらの学校に留学すれば費用が安くなるのかがわからなくて、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここでは、そのような人のために、アメリカのコミュニティカレッジと大学の学費の違いについて、詳しく紹介します。

アメリカにあるコミュニティカレッジと大学

大学コミカレ
期間4年2年
費用40,000~60,000ドル/年5,000~10,000ドル/年

アメリカに留学を希望している人に人気があるのは、コミュニティカレッジや大学などの教育機関です。アメリカ国内には非常に多くの数のコミュニティカレッジや大学があるので、留学を考えている人の選べる選択肢も非常に多くなっています。

 

コミュニティカレッジと大学の大きな違いとしてあげられるのは卒業までにかかる年数で、日本と同じように卒業まで4年勉強しなければいけない一般の大学に対して、コミュニティカレッジは2年間で卒業できます

 

そのために、できるだけ短い期間でアメリカの留学をしたい場合には、コミュニティカレッジを選んだ方が有利です。アメリカの大学とコミュニティカレッジは支払わなければいけない学費の面でも大きな違いがあります。

 

一般的にコミュニティカレッジの方が大幅に授業料が安くなっていて、1年間あたり5,000ドルから10,000ドルの学費で勉強できる学校が多くなっています。

 

その一方でアメリカの4年制大学は授業料が高額になっていて、1年間あたり40,000ドルから60,000ドルの学費が必要になる学校が一般的です。留学先を選ぶ時には、こうした学費のことも検討する必要があります。

日本円で換算した場合の年間の学費の違い

為替レート大学コミカレ
100円/ドル400~600万円/年50~100万円/年
110円/ドル440~660万円/年55~110万円/年
120円/ドル480~720万円/年60~120万円/年

アメリカにあるコミュニティカレッジと大学の学費の違いを理解するためには、日本円に換算して計算した方がよりわかりやすくなります。1ドルを110円として計算した場合、アメリカのコミュニティカレッジに1年間通うためにかかる費用は、1年間で550,000円から1,100,000円程度です。ドルの価値が上昇して、1ドル120円になった時にアメリカのコミュニティカレッジに留学する場合には、1年間あたり600,000円から1,200,000円の費用が必要になります。日本円の価値が上がって1ドルあたり100円になった場合には、アメリカのコミュニティカレッジに通うために必要な1年間あたりの学費は500,000円から1,000,000円程度に変化します。

 

アメリカの4年制大学に通う場合に必要な学費も、日本円で計算した方がコミュニティカレッジとの比較がしやすくなり、1ドル110円で計算すると、日本円で4,400,000円から6,600,000円の学費が必要になります。コミュニティカレッジと比較すると、日本円で3,000,000円程度の違いがあります。

州によっても違いがある学費

アメリカにあるコミュニティカレッジと4年制大学の学費は、州によっても違いがあります。一般的に平物価の高い州の方が、コミュニティカレッジや大学の学費も高くなっていることが多いです。ですが、物価の高い州は州内の都市が発達していることが多いため、学校にも通いやすくなっています。

 

その反対に、アメリカ国内でも物価の安い地域は、コミュニティカレッジや大学の学費も、安くなっていることが多いです。物価が高い地域でも安い地域でも、コミュニティカレッジの学費の方が大学よりも安くなっているので、できるだけお金をかけずにアメリカに留学をしたい場合には、コミュニティカレッジを選んだ方が最適です。ただし、物価の安い地域は都市が発達していないことも多いために、学校に通うための方法が限られている場合もあります。

 

交通手段が限られている地域の場合には、自家用車を所有していなければ学校に通うことが困難になることもあるので、学校を選ぶ際には通学の方法などもしっかりと調べておく必要があります。学費の安さと勉強のしやすさのバランスがとれている学校を選ぶのが、留学を成功させるためのポイントです。

学校を卒業までに必要となる学費の比較

大学コミカレ
卒業までの学費160,000~240,000ドル10,000~20,000ドル

アメリカのコミュニティカレッジや大学で学ぶために必要となる学費を調べたい場合には、卒業までに支払う必要がある授業料の合計も調べておく必要があります。アメリカのコミュニティカレッジの方が安い費用で留学をできるのは、在学期間が短いことも大きな理由になっています。

 

2年間分の学費だけを支払えばよいため、4年制の大学よりも、卒業までの学費が大幅に安くなっています

 

アメリカにあるコミュニティカレッジの中でも特に安い学校は、1年間あたり5,000ドル程度の授業料で勉強ができますが、これを2年間分合計しても10,000ドル程度にしかならないので、非常に安い費用で留学が可能です。

 

その一方でアメリカの4年制大学の中でも1番学費が高額な大学の場合、1年あたり60,000ドル程度の学費が必要になることもあり、大学を卒業するまでの4年間分の授業料を合計すると240,000ドルになります。

 

これはアメリカのコミュニティカレッジの中でも一番学費が安い学校と比較した場合、230,000ドル程度の大きな違いがあります。そのために、アメリカの4年制大学に進学を考えている人は十分な予算をあらかじめ用意しておく必要があります。

日本円に換算した卒業までの学費

アメリカのコミュニティカレッジと大学を卒業するまでに必要となる学費の合計は、日本円で計算した方がよりわかりやすくなります。

 

アメリカのコミュニティカレッジの中でも特に安い授業料で勉強ができる、年間5,000ドル程度の授業料の学校の場合、1ドル110円で計算すると、卒業までに支払わなければいけない授業料の合計は1,100,000円程度です。アメリカにあるコミュニティカレッジの中でも、授業料が高めである年間10,000ドル程度の学校であっても、卒業までに支払わなければいけない学費の合計を日本円に換算した場合、2,200,000円程度です。

 

その一方で、アメリカの4年制大学に留学した場合の卒業までにかかる学費の総計は、日本円に換算しても非常に高くなります。アメリカの4年制大学の中でも比較的学費が安い学校は年間40,000ドル程度の授業料で通学できますが、これを4年間分合わせるとると160,000ドルになります。

 

1ドル110円で計算すると、卒業までにかかる授業料の総計は17,600,000円となり、コミュニティカレッジの中でも学費が安い学校と比較すると、16,000,000円以上の違いがあります。

カリフォルニア州にある学校の学費の違い

学校名学費目安
サンフランシスコ州立大学18,000ドル
サンフランシスコ大学48,000ドル
南カリフォルニア大学54,000ドル
Los Angeles Pierce College(コミカレ)8,000ドル
Los Angeles City College(コミカレ)6,000ドル

アメリカのコミュニティカレッジと大学の学費の違いは、各州にある主要な学校の授業料を比較した方がわかりやすくなります。

 

カリフォルニア州にある大学の中でも特に有名な大学の一つは、サンフランシスコ州立大学ですが、州立の大学であっても年間の学費は18,000ドル程度必用になります。

 

カリフォルニアにはサンフランシスコ大学という学校もありますが、こちらの学校の年間の授業料は48,000ドル程度で、州立大学よりも大幅に学費が高くなっています。

 

南カリフォルニア大学もカリフォルニア州にある大学の中では学生数が多い学校ですが、私立に学校なので授業料も高くなっています。1年間あたり54,000ドル程度の学費が必要になります。

 

その一方でカリフォルニア州には、安い授業料で通うことができるコミュティカレッジも多くあります。Los Angeles Pierce Collegeは学生数2万人程度の規模の大きいコミュニティカレッジですが、年間の学費は8,000ドル程度です。

 

Los Angeles City Collegeもカリフォルニア州では学生数が多いコミュニティカレッジで、年間の授業料は6,000ドル程度です。

オレゴン州にある学校の学費の違い

学校名学費目安
オレゴン州立大学29,000ドル
オレゴン大学34,000ドル
Chemeketa Community College(コミカレ)11,000ドル
Mt.Hood Community College(コミカレ)10,000ドル

オレゴン州にある主要な大学やコミュニティカレッジも、年間の学費には大きな違いがあります。

 

オレゴン州にある主要な大学の中でも、特に多くの学生が通っていることで知られているのは、オレゴン州立大学です。この大学は州立の総合大学で、公立の学校であるため4年制大学であっても学費は私立大学と比較して安めになっています。オレゴン州立大学の学生が1年間に支払わなければいけない学費は、29,000ドル程度です。これは、アメリカにある州立大学の学費としては高めの学費です。

 

オレゴン州にはオレゴン大学という大学もあり、この学校もオレゴン州立大学と同じように公立の大学です。公立の大学ですが学費は高めになっていて、1年間あたり34,000ドル程度の学費が必要です。

 

その一方で、オレゴン州にあるコミュティカレッジはこれらの大学よりも大幅に学費が安くなっています。Chemeketa Community Collegeは1万人程度の学生が学んでいるオレゴン州の主要なコミュニティカレッジですが、年間の学費は11,000ドル程度です。

 

Mt.Hood Community Collegeも学生数が多い学校の1つで、年間の学費は10,000ドル程度です。

ワシントン州にある学校の学費の違い

学校名学費目安
ワシントン大学36,000ドル
ワシントン州立大学25,000ドル
Bellevue College(コミカレ)13,000ドル
Clark College(コミカレ)11,000ドル

ワシントン州にも多くの大学やコミュニティカレッジがあります。この州にある大学の中でも、特に主要な大学として知られているのは、ワシントン大学です。この大学は州立の大学で、ワシントン州にある大学の中でも特に入学の難易度が高いことでも有名です。この大学の授業料は公立の学校としては高めになっていて、1年間あたり36,000ドル程度の学費が必要になります。

 

ワシントン州にあるもう一つの主要な大学は、ワシントン州立大学です。名前が似ていますが、ワシントン大学とは別の大学です。ワシントン州立大学も公立の大学で、1万人以上の学生が勉強をしているマンモス校です。この学校の学費は同じ公立の大学であるワシントン大学よりも安めになっていて、年間25,000ドル程度の授業料です。

 

ワシントン州には規模の大きいコミュニティカレッジもいくつかあり、その中でも特に多くの学生が通っているのがBellevue Collegeです。10000人以上の学生が通っていて、年間の学費は13,000ドル程度です。

 

Clark Collegeもワシントン州の主要なコミュニティカレッジに一つで、年間の学費は11,000ドル程度です。

日本の大学とコミカレの学費の違い

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するために必要な学費は、日本の大学の学費と比較した方がさらにわかりやすくなります。

 

日本にある4年制大学の中でも特に授業料が安いのは国立の大学です。日本の国立大学の授業料は文部科学省令という法令によって定められていて、全国どこの国立大学であっても、同じ料金で授業が受けられるのが特徴です。文部科学省令で決められている1年間あたりの国立大学の授業料は535,800円です。4年間分を合計すると2,143,200円になります。

 

この他に初年度に入学金282,000円が必要となるために、これらを全て合計すると4年間で必要になる費用の合計は2,425,200円です。

 

アメリカのコミュニティカレッジの場合、一番安い学費の学校ならば年間5000ドル程度の学費のために、日本の国立大学の授業料と同じ程度の金額です。ですが、コミュニティカレッジの方は2年間で卒業できる分、卒業までに必要な授業料の合計額は大幅に安くなっています。

 

なお日本の私立大学の授業料は、1年間あたり90万円程度の学校が多くなっていて、学費が高めのコミュニティカレッジと同じ程度の金額です。

コミカレ留学で学費を抑える方法

コミュニティカレッジは、予算をあまりかけずにアメリカ留学ができるために人気があります。アメリカの4年制大学の授業料は高額になってきているので、できるだけお金をかけずにアメリカに留学したい人には最適な学校です。

 

コミュニティカレッジならば、アメリカの4年制大学の半額以下の費用で勉強をすることができますが、工夫をすることでさらに費用を抑えることも可能です。

 

学費を抑える方法として紹介できるのは、できる限り多くのコミュニティカレッジの授業料を比較する方法です。同じ州にあるコミュニティカレッジであっても授業料が大きく違っている場合もあるので、できるだけ留学のために必要な学費を抑えたい場合には、一番費用が安い学校を選んで入学した方が、確実に学費を少なくすることが可能です。

 

州によってコミュニティカレッジの平均的な費用が大きく違うこともあり、できる限り学費を抑えて勉強したい場合には、平均的に授業料が安い州を選んでコミュニティカレッジに通う方法もあります。

 

1年あたり5000ドルから7000ドル程度の授業料の学校が、学費が安いコミュニティカレッジの目安になります。

まとめ

 

アメリカのコミュニティカレッジや大学に通うために必要となる学費の違いについて紹介してきました。一般的にコミュニティカレッジの方が、安い学費で勉強できるので、留学のための予算が限られている人でも留学がしやすくなっています。

 

なお、コミュニティカレッジ留学にかかる費用詳細については以下の記事でご紹介しています。

アメリカのコミュニティカレッジの出願から卒業までにかかる費用

永井将馬

オーストラリアのメルボルンにワーキングホリデーで渡航しました。メルボルンでは語学学校で一般英語を学び、市内にあるユニクロでアルバイトを経験。その後、サンフランシスコにて留学し、ホームステイで様々な国から来ている留学生と交流を楽しみました。

カウンセラーに質問

大学受験失敗後はコミュニティカレッジへ!海外留学のススメ


大学受験失敗後は、何をすればいいか分からなくなってしまったという人も多いと思います。人生の目標を失ったように感じるかもしれません。しかし、そういった逆境にある時程、新しいことにチャレンジすることで道が切り開けることもあります。

大学受験失敗した後の4つの進路とは?

大学に行くことを夢見ていたのに、不合格となると気持ちが落ち込んでしまいます。しかし、今後どうするのか気持ちをすぐに切り替えなければいけない現実に直面します。大学受験失敗後に考えられる進路としては、浪人して一年後に再び大学受験をすることや専門学校などに通う道、就職するといった選択肢があります。

 

大学に入学するのに年齢制限などはありませんから、いくつになってもチャレンジすることはできます。また、必ずしも大学に進学しなければならないというわけでもなく、高校を卒業した後に就職して立派に働いている人もいます。いくつか選択肢がある中で、自分にとってより良い道を選んでいきたいものです。

①浪人して大学に再受験

一年後に大学に合格することを目指す場合には、予備校などに通って勉強するのが一般的です。独学で勉強することもできますが、やはりプロに教わる方が効率的に学べるという面があります。ただし、予備校に通うための費用はかかってしまいます。

 

浪人すると就職の際などに不利になるのではないかと心配になるかもしれませんが、やはり高卒と大卒ではその後の収入にも影響します。日本は学歴を重視する社会なので、将来のことを考えて大学進学を目指すのは現実的な選択です。また、浪人という経験がマイナスになるわけでもありません。むしろ、人生経験が豊かになるので、精神的な強さを養うこともできます。

②専門学校に進学して専門スキルを身に付ける

大学受験失敗後には、専門学校に進学するという道もあります。福祉関係の仕事に携わりたいとか、IT技術者になりたいなど将来のビジョンがはっきりしている場合には、専門学校に通う方が専門的な知識や技術を身に付けられる場合も多いです。そのためにはまず、自分がどんな仕事に就きたいのかを明確にしておく必要があります。

 

興味のある分野での勉強は、モチベーションの維持にも繋がります。大学に比べると学歴は低く見られがちですが、資格を取得したりして卒業後に即戦力として働くことも可能です。専門学校では、資格試験対策に力を入れていることも多くあります。就職につながるスキルを身に付けられます。

③就職して社会人として働く

大学への進学を諦めた場合、企業などに就職して働くという選択肢もあります。予備校や専門学校に通うのにはお金がかかるので、そういう費用が無駄に感じる人もいるでしょう。就職すれば社会人として収入を得ることができます。働きながら資格の取得にチャレンジしたり、新しいスキルを身に付けるために勉強している人も多いです。

 

最初はアルバイトから始め、働きぶりが評価されてそのまま正社員になったという人もいます。安定的な収入があるということは安心感にもつながりますし、仕事を通して得られる経験が自信にもなります。ただし、最初から就職活動をしていた人よりは出遅れてしまうので、求人が限られてしまいます。

④海外留学というもう一つの選択肢

大学受験失敗後の進路で多いのは浪人・専門学校・就職という3つの道ですが、もう一つ海外留学という選択肢もあります。大学受験に失敗して海外留学をするというのはあまり一般的ではありませんが、自分が何をしたいのか人生を見つめ直す転機になることは間違いありません。

 

海外という今までとは全く異なる環境に身を置くことで、価値観や考え方が大きく変わることもあります。また、語学力も格段にアップしますから、グローバルな企業への就職を考えている人にとっては大きなプラスとなります。語学力は働く上で欠かせないものではありませんが、選択肢を広げることにもつながります。

おすすめなのはアメリカ留学


海外留学先には色々な国がありますが、その中でもアメリカは人気の高い留学先です。世界の経済や文化の中心地なので、世界中から多くの人材が集まります。そのため多様な価値観や文化に触れることができます。

 

また、アメリカに留学すれば、世界のどこででも通じる英語を身に付けられるというメリットもあります。一口に英語といっても地域によって大きく違います。アメリカ英語は世界的に話されている標準的な英語なので、語学力という点では大きなメリットになります。

 

それからアメリカには大学やコミュニティカレッジが豊富にあり、選択肢が多いの特徴です。自分にあった大学やコミュニティカレッジが見つかるでしょう。

アメリカのコミュニティカレッジに通うメリットとは?人気コミカレ10校も!

アメリカは教育水準が高い

毎年、イギリスの大学評価機関が出している世界の大学ランキングでは、アメリカの多くの大学がランクインしています。その数は2021年だと37校にも上ります。日本の大学でランクインしたのは、たった2つしかありません。東京大学と京都大学の2校になります。それを考えても、アメリカの教育水準は非常に高いといえるでしょう。

 

ですからアメリカの大学を卒業するということは、日本の大学を卒業するというよりも学歴が高くなる可能性が高いです。日本の大学に通うよりも、世界的に見れば高く評価されるのです。アメリカで生活すれば自然に英語力も備わりますので、就職活動の際に有利に働きます。

大学受験失敗後にアメリカ留学するには?

アメリカの大学やコミュニティカレッジに通うには、やはりある程度の語学力は必要になります。せっかく大学やコミュニティカレッジに通っても、何を言っているのかよく分からないというのでは勉強についていけません。周りとのコミュニケーションもとれないでしょう。また、アメリカでは積極的に発言することが求められます。

 

その場合には語学学校に通い、英語力を身に付けることから始めましょう。英語を学んでいても、英会話の経験は少ないということも多いです。英会話は話す経験が重要なので、積極的に会話することが非常に重要になります。語学学校には他の国から来た学生も多いので、友達も作りやすくなります。

大学かコミュニティカレッジか


アメリカには、一般的な4年制の大学とコミュニティカレッジと呼ばれる2年制の大学があります。コミュニティカレッジは公立の2年制大学で、元々は地域の住民のために作られました。全ての人に門戸を開くという理念があります。そのため学費が安く設定されていて、入学も比較的容易です。

 

4年制大学の費用は年々高くなっていて、留学生にとっても大きな壁になっているのです。そこでコミュニティカレッジが注目されています。コミュニティカレッジを卒業した後に、4年制の大学に編入するという人も多いです。コミュニティカレッジで2年間学べば、4年制の大学の3年生として編入することができます。

コミュニティカレッジの入学要件はTOEFL45点以上が目安。

アメリカ留学に向いている人はどんな人?

アメリカ留学に向いている人は、やはり積極性がある人です。アメリカでは自分から発言しないと、勉強する意欲がないと低く評価されてしまいます。日本人の控えめな態度や謙虚さは通用しません。もちろん、どちらかというと消極的なタイプだけれど、積極性を身に付けたいと思っている人にもアメリカ留学はおすすめです。

 

自分を上手にアピールする方法を身に付けられますし、議論を深めてもいけるようになります。また、こういう仕事がしたいなど明確なビジョンを持っている方が、勉強のモチベーションを高められます。目標がはっきりしている方が頑張れるものです。ただ何となく留学した場合だとすぐに辞めたくなってしまいます。

まとめ

大学受験に失敗してしまった場合には、アメリカ留学という選択肢があります。世界に通用する英語力を身に付けられたり、経験値を高めることができます。アメリカには、学費が安くて留学生も入学しやすいコミュニティカレッジもあります。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

カウンセラーに質問

アメリカのコミュニティカレッジ卒業後の就職先や有利な職種


アメリカにあるコミュニティカレッジに留学をしたいけれど、卒業後にどのような仕事に就職できるのか不安に感じている人もいるのではないでしょうか。ここでは、そのような人のために、コミュニティカレッジ卒業後の就職先や、有利な専攻に関する情報について、詳しく紹介します。

コミュニティカレッジを卒業した後の進路


アメリカのコミュニティカレッジに留学をして卒業をした人は、卒業後にさまざまな進路を選ぶことができます。4年制の大学にあらためて編入することもできますが、卒業した後にそのまま就職することも可能です。

 

アメリカのコミュニティカレッジを卒業した後で就職する方法は、大きくわけて2つの方法があります。1つはアメリカ国内で就職をする方法です。もう1つの方法は日本に帰国して就職をする方法です。どちらの方法もそれぞれメリットがあるので、自分の好きな方法を選んで就職することができます。

 

アメリカのコミュニティカレッジで2年間勉強してアメリカでの生活が好きになった人ならば、そのままアメリカで就職しても快適に働ける場合が多いです。その反対に、卒業後は日本で生活することを希望している場合には、無理をしてアメリカで働く必要はありません。

 

卒業を控えているコミュニティカレッジで勉強している日本の留学生は、自分は卒業後にどのような生活をしたいのかを、あらかじめ決めておいた方が何かと有利です。時間を十分にかけて卒業後に就職したい場所を選んだ方が、後で後悔をする可能性も少なくなります。

卒業後に1年間アメリカで働ける制度(OPT)

アメリカのコミュニティカレッジを日本人が卒業した場合、卒業後の一定期間に限りアメリカ国内で働くことができます。これはOptional Practical Trainingを取得することができるからです。この制度を利用することで、少なくとも1年間はアメリカ国内で働くことができます。

 

ですが、働くことができるといっても、実際に働ける場所を見つけられるかどうかは、本人の努力にかかっている部分が非常に大きいです。1年間だけ働けるという条件を満たした仕事を中心にして、アメリカ国内で就職活動をすることになります。

 

もし、アメリカ国内で就職することができる仕事を見つけたら、最長で1年間働くことができますがその後働き続けるにはビザが必要でハードルが高いのも事実です。もしビザが取得できない場合、1年経過したら日本に帰国して再就職する必要があります。

 

どうせ1年経過したら日本に帰国しなければいけないならば、初めから日本で就職をした方が良いようにも思えますが、アメリカ国内で1年就職することにはメリットも多いです。アメリカで働いていたことがあるという経験が、日本に帰国後の就職活動で役立つこともあるので、アメリカでは1年間だけ働くことにも大きな意味があります。

アメリカ留学のOPTとは。条件、手続き方法、取得可能なカレッジ・大学

アメリカで仕事を見つけるために必要なこと

OPTの制度を利用してアメリカ国内で1年間だけ働きたい場合には、自分の能力を生かせる職場を探した方が、就職もしやすくなります。コミュニティ・カレッジを卒業した日本人がアメリカで就職をするためには努力が必要なことも多いですが、日本での就職活動と同じように地道に就職活動を続けていくことで、自分にとって最適な職場が見つかることもあります。

 

アメリカのコミュニティ・カレッジを卒業した日本人留学生が就職をするうえで必要となるのが、仕事をするために必要な英語力です。仕事の内容によっては日常会話以上の英会話能力が必要となることもあり、常日頃から英語の能力を鍛えておく必要があります。

 

仕事の内容次第では、英語以外の能力もアメリカ国内で働くためには必要になります。コミュティ・カレッジで学んだ知識が就職の時に役立つ場合も多いので、コミュニティ・カレッジで専攻した勉強に関係する仕事を選んで就職活動をした方が、アメリカでも就職がしやすくなるのでおすすめです。コミュニティ・カレッジでどのようなことを専攻したかによっても、アメリカでの就職のしやすさが変わることも多いです。

日本語の能力を利用したアメリカでの就職

コミュニティカレッジを卒業した留学生がアメリカで就職先を見つけるためには、日本語が話せることを活用するのも効果的な方法です。アメリカで働くことができる会社の中には、日本語ができる人材を必要としている会社もあるために、こうした会社ならば留学生でも雇用してもらえることがあります。

 

日本語を話すことができる人材を探している会社の代表的なものは、取引先や顧客に日本人がいる会社です。特に多くの日本人が顧客として利用している会社などは、日本語ができるスタッフを定期的に募集している場合も多いです。

 

こうした会社に就職を希望する場合に重要となるのは、日本語の能力と同じ程度に、高度な英会話の能力も持っていることです。日本語が必要となる仕事であっても、アメリカ国内で働く以上は、英語を使用しなければいけない場面も多いからです。

 

日本語ができる人材を探している会社で雇用されていることが多いのは、日本語の会話ができるアメリカ人か、英会話ができる日本人です。日本語を話せるアメリカ人の代わりに留学生が採用されるためには、日本語のネイティブスピーカーにしかできない会話の能力をアピールすることも重要になります。

日本に帰ってから就職先を探す方法

アメリカのコミュニティカレッジを卒業した日本の留学生は、日本に帰国して就職先を探すこともできます。この方法は、コミュニティカレッジを卒業した後にアメリカ国内で就職する方法よりも、さまざまな面でメリットがあります。

 

特に働くうえで大きなメリットとなるのは、期限を決めないで働くことができることです。OPTの制度を利用してアメリカで働く場合には通常1年しか働くことができないので、就職できる会社も制限されてしまいます。その点で日本で就職をする方法はそのようなことを心配する必要もないので、就職活動も進めやすくなります。

 

日本で就職活動をする場合には、日本の短大や大学を卒業した学生と同じように就職活動をすることになります。興味のある会社を見つけたらエントリシートを書いて提出し、筆記試験や面接試験を受けます。これらの試験に全て合格すれば、希望の会社に就職できます。

 

コミュニティカレッジを卒業したという学歴は、日本の会社に就職する場合には有利な場合もあります。特に英語を話せる人材を必要としているような会社では、アメリカで2年間英語を学んだという実績を評価してもらえることも多いです。

卒業後の進路として最適な観光業の職種


アメリカのコミュニティカレッジを卒業して就職する場合に重要なポイントとなるのは、コミュニティカレッジで学ぶ専攻です。どのような専攻を選ぶかによって就職のしやすさが大きく変わってくるので、できるだけ就職に有利な専攻を選んでおいた方が、卒業後の就職活動のためにも最適です。

 

卒業後の就職活動が有利になる、コミュニティカレッジの専攻の代表的なものが、観光学を学ぶことができる専攻です。観光業に関する知識をコミュニティカレッジでしっかりと習得しておけば、卒業後に観光関連の職種で働きたい場合にも非常に有利です。

 

コミュニティカレッジを卒業した留学生が観光業の仕事に向いているのは、留学で学習した英語の能力を生かせる職場が多いからです。日本で観光業の職種で働きたい場合にも、アメリカで観光業の仕事で働きたい場合にも、英語と日本語の両方を話せる能力は役に立つことが多いです。

 

日本の観光業の企業で働く場合には、日本に観光に来た外国人にサービスを提供するために、アメリカで学んだ英語を使用することもできます。アメリカの観光業の会社で働く場合にも、日本人観光客のために日本語でサービスが提供できます。

観光学は日本ではまだ定着しておらずコミカレの方が専門的に学べる

コミュニティカレッジで学ぶことができる観光学の専攻では、観光に関する幅広い知識を学ぶことができます。日本語と英語を両方話せるというだけでも観光業の職種に就職するためには有利ですが、観光に関する専門的な知識を知っていれば、さらに就職が有利になります。

 

観光学という学問の分野は日本ではまだ定着していないために、アメリカのコミュニティカレッジでしっかりと知識を学んでおけば、日本人で就職活動をする際にも、日本の学生に差をつけることができます。コミュニティカレッジで学べる観光学の専攻では、観光業に関連したさまざまな事項を体系的な学問として学べるところに特徴があります。

 

こうした専攻がアメリカのコミュニティカレッジに設置されるようになった理由としてあげられるのは、観光業が地域の振興と大きな関係を持っているからです。一般の4年制大学と比較した場合のアメリカのコミュニティカレッジの特徴は、学校のある地域と関連した教育活動を中心におこなっていることです。地域の人が気軽に参加できる講座が多く開催されているだけでなく、地域の活性化を実現するための研究も多く行われています。

観光学の専攻が就職に有利な理由

アメリカのコミュニティカレッジで観光学の専攻を学べば就職活動に有利なのは、さまざまな分野の学問を総合的に学べることも大きな理由となっています。観光学の特徴としてあげられるのは、観光に関するさまざまな現象を、他の学問分野の知識を使用して説明することです。

 

社会学や歴史学の研究方法を活用して観光学の研究がおこなわれることもあります。経済学や経営学という観点から観光を研究する方法もおこなわれていて、ビジネスのために役立つ観光の知識を学ぶこともできます。地理学や統計学などの学問の知識が観光学に使用されることもあり、観光業の仕事をする上で役に立つ知識を総合的に学べる学問です。

 

日本で観光業の職種で働きたい場合にも、コミュニティカレッジで観光学を勉強したことをアピールすることは効果的な方法です。観光業に必要となる基本的な外国語の能力だけでなく、観光業全般に関する深い知識を持った人材を求めている会社などは特に、こうした専攻を選んだことを高く評価してくれます。

 

全てのアメリカのコミュニティカレッジで観光学を学べるわけではないので、観光学を勉強をしたい場合には、どこの学校で学べるのか、あらかじめ調べておく必要があります。

就職に有利なビジネス系の専攻


アメリカのコミュニティカレッジには、観光学の専攻以外にも就職をする時に便利な専攻が多くあります。経営や経済などのビジネスに関連した専攻も、就職をする時に役に立つことが多いです。

 

アメリカでも日本でも、企業に就職するためにはビジネスに関する基本的な知識を知っておいた方が有利であり、経営などについての基本的な知識を学べるアメリカのコミュティカレッジは、就職のためにも有利な学校と言えます。

 

英語で授業を受けられるというところが、アメリカのコミュティカレッジで学ぶことができるメリットになっていて、4年制の大学よりは授業の内容がやさしいことも多いことから、高い英会話の能力を持っていない人でも、経済の勉強を英語で始めることができます。

 

経済や経営の授業を英語で聞くことにより、経済や経営に関する英単語を自然に覚えることもできるので、英語能力の向上も期待できます。日本で就職をする場合には、面接試験で自分の経験をしっかりとアピールすることも重要になります。アメリカのコミュティカレッジでどのように経済や経営の勉強をしたかをわかりやすく説明できれば、面接官にも興味を持ってもらえます。

英語の能力が生かせる教育系の職種


アメリカのコミュニティカレッジを卒業した留学生が日本で就職をする場合、仕事を比較的見つけやすいのは教育系の職種です。

 

日本には英語を教えている専門学校なども数多くあるため、こうした専門学校を運営している会社では、英語を話すことができる人材を広く求めています。

 

英会話教育をサービスとして提供している会社の中には子供を対象にしたサービスを提供している会社も多く、子どもと接することが好きな人にとっても働きやすい職場です。日本では、子供の英会話教育のサービスに関する需要がますます高まっていますが、これは小学校で英語教育が必修化されたこととも大きく関係しています。公立の小学校でも英語教育が必修化されたのは、子どもの年齢が低いうちから英語を学習した方が、英語を習得しやすくなるからです。

 

そのために、一般の家庭でも子供に幼い頃から英語学習をさせるケースが増えてきていて、正しい英語を教えられる人材は多くの企業で求められています。将来教育関係の職種に就くことを考えている人は、コミュティカレッジでも教育学を専攻しておいた方が、就職の際に有利になります。

まとめ

アメリカのコミュティカレッジを卒業した留学生の就職に関する情報についてご紹介しました。コミュティカレッジを卒業した留学生はOPTを取得できるため、通常1年以内に限りアメリカで働くことも可能です。日本に帰国して就職をすることもできます。就職活動を有利に進めるためには、希望する職種に合った専攻をコミュニティカレッジで勉強しておいた方がおすすめです。

永井将馬

オーストラリアのメルボルンにワーキングホリデーで渡航しました。メルボルンでは語学学校で一般英語を学び、市内にあるユニクロでアルバイトを経験。その後、サンフランシスコにて留学し、ホームステイで様々な国から来ている留学生と交流を楽しみました。

カウンセラーに質問