カリフォルニアが留学に人気の理由。留学タイプとおすすめの学校をご紹介!


アメリカ留学で代表的な留学先の1つがカリフォルニア州です。カリフォルニア州は、アメリカ西海岸に位置していることから日本からアクセスしやすく、過ごしやすい気候やアジアを含む多文化環境、アクティビティの豊富さなど、様々な魅力があります。今回は、カリフォルニア留学について、カリフォルニア州の基本情報から、留学先として人気の理由、留学の種類、費用相場、人気の学校についてご紹介します。

カリフォルニア州の基本情報

主な都市

カリフォルニア州には、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴの3つの主要都市があります。

ロサンゼルス

ロサンゼルスは、国際都市であり、娯楽や芸術、観光などの経済が発展しており、世界中から様々な文化や人種が集まります。在住日本人が最も多いアメリカの都市の1つでもあります。

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サンフランシスコ

カリフォルニア州北部に位置するサンフランシスコは、テック業界の最先端を走る様々な企業が連なる都市であり、多様性も感じられ、西海岸の様々な自然へもアクセスしやすいです。

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サンディエゴ

サンディエゴは、カリフォルニア州南部の大都市で、日本人を含む様々な人種が住んでいますが、メキシコに近いことからメキシコ移民や文化、言語などをより感じられる環境となっています。

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治安

カリフォルニア州ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴは共に、日本と比べると治安が良くないですが、出歩く時間や危険なエリアを避けることで、比較的安全な生活ができます。ダウンタウンの一部のエリアなどホームレスやギャングが集うエリアでは行動に気をつけて、できる限り安全なエリアや通りをグループで歩くのがおすすめです。カリフォルニア州でも、高級住宅街エリアや自然エリア、郊外などは、都心と比べて治安が良い傾向があります。そのため、留学先を選ぶ際にこれらの点を考慮することも、比較的治安の良いエリアで安全にアメリカ留学生活を送るために重要となります。

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カリフォルニアが留学に人気な4つの理由

①アジア人が多く留学初心者でも安心!

カリフォルニア州が留学先として人気の理由1つ目は、アジア人率が他の州と比べて高いため、日本人留学生でも環境に溶け込めやすいからです。西海岸、特にカリフォルニア州は、アジア大陸から直行便が出ているなどアクセスがしやすいため、アジア系移民、日系アメリカ人、アジア人留学生などを見かけることがよくあります。そのため、英語にまだ自信がない人や留学が初めての人でも、挑戦しやすい留学先となっています。留学中に困ったことがあれば、アジア人の友達や日本人コミュニティに相談でき、アメリカ料理に疲れてしまってもアジアレストランや日本食レストランに行くことができます。

②温暖な気候で過ごしやすい!

カリフォルニア州が留学生に人気の理由2つ目は、温暖な気候で過ごしやすいからです。カリフォルニア州は、一年を通して大きな気候の変化がなく年中温暖な気候のため、全米の中でも非常に住みやすい州です。雨が降ることもあまりないため、天気の影響を受けて予定がキャンセルになるということもあまりありません。日本のように湿気がないため、夏はカラッとした天気となり、蒸し暑さを感じることは少ないです。基本的に年間同じような気候のため、四季の変化は感じづらいですが、その分気温差も激しくなく、暑すぎず寒すぎない丁度良い環境が魅力です。

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③テーマパーク、自然などアクティビティが豊富!

カリフォルニア州が留学先として人気の理由3つ目は、多様なアクティビティを楽しめるからです。アメリカは自然が多い国ですが、カリフォルニア州でももちろんその自然を感じることができます。カリフォルニア州には9つの国立公園があり、これは全米トップの数です。また、紹介したどの主要都市も海に面しているため、マリンアクティビティを楽しむのにも適しています。さらに、カリフォルニア州がアメリカの他の多くの州と異なるのが、その娯楽施設の豊富さです。カリフォルニアには様々なテーマパークがあり、特にロサンゼルス周辺には、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、ナッツベリーファームなどの遊園地やウォーターパークがあります。

④語学学校/コミュニティカレッジ/大学の数が多い!

カリフォルニア州が留学生に人気の理由4つ目は、学校の種類や数が豊富なことも挙げられます。カリフォルニア州は、第二言語として英語を学ぶ人の数が全米一位であることもあり、語学学校がたくさんあります。私立学校から、大学附属の語学コースまで様々なタイプがあり、選択肢が充実しています。またカリフォルニア州には、アメリカ最大数のコミカレがあり185校もあります。二位のテキサス州よりも約60校多く、コミカレ入学希望者に多くの選択肢を与えてくれます。四年制大学の数もカリフォルニア州が最も多く、その数644校もあります。このように、カリフォルニア州は留学生にとって多くの学びの機会がある素敵な留学先なのです。

カリフォルニアで人気の留学タイプ4選

①語学留学

語学留学は、カリフォルニア留学の中でも非常に人気のある留学スタイルです。語学留学は、英語力を上達させるのが目的なので、最初の英語力が低くても問題がなく、誰でも実現できる留学タイプです。また、数週間の短期から数ヶ月や一年の長期まで、留学期間が柔軟なのも語学留学のメリットです。そのため、日本でも仕事や学校生活に影響を出さずに、留学費用を調整しながら、アメリカ留学を実現させることができます。カリフォルニアには、たくさんの語学学校があるため、語学コースや学校のロケーションなども様々で、自分に合ったプログラムや学校を見つけやすいのも人気の理由です。

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②休学/単位認定留学

休学留学または、大学の単位認定を目的とした留学をする人も多いです。休学留学は、日本の大学を一度休学し、その間にアメリカの大学に留学することです。単位認定留学では、日本の大学に在籍しながらアメリカの提携校や姉妹校に留学します。単位認定留学では、留学先が限られますが、留学先で履修した単位を日本の大学移行することができます。反対に、休学留学は、留学先を自由に選べますが、留学先の単位は認定をしてもらえません。特に単位認定留学では、留学中は大学附属の語学学校に通ったり、大学の学部聴講プログラムに参加するのが一般的です。

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③コミュニティカレッジ留学

カリフォルニア州で人気の留学タイプに、コミュニティカレッジ留学も挙げられます。コミカレ留学は、カレッジで二年間学部授業を受けて、准学士号を取得することが目的とされますが、その後四年制大学に編入するという選択肢もあります。コミカレ留学は、入学基準が大学留学よりも低いため挑戦しやすく、入学前に付属の語学コースで英語力を高めることで英語能力試験のスコアなしで入学することもできます。学費が四年制大学よりも低いこともあり、最終的に学士号が取得したいけどできるだけ留学費用を抑えたいという人に最適な留学方法です。カリフォルニア州の大学に編入したい人に有利なコミカレ留学は、大学編入希望者に特に人気があります。

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④大学留学

四年制大学に留学するという方法も人気のカリフォルニア留学スタイルの1つです。大学留学の場合、コミカレに通わず四年間同じ大学で勉強し学士号を取得することも可能です。大学留学は、語学留学やコミカレ留学とは異なり、入学基準が高い傾向があるため、入学前にある程度の英語力が必要となります。大学によっては付属の語学コースを修了することで、学部プログラムに入学できる場合もあります。四年制大学はプログラムの種類が豊富で、品質も良いため、学費も高い傾向がありますが、アメリカで英語以外の学問を教育水準の高い環境で学びたい人には適している留学方法です。

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カリフォルニア留学の費用相場

語学留学

カリフォルニアで語学留学をする場合、学費と滞在費と生活費の合計は年間480万円ほどです。週に何レッスン授業を受けるのか、滞在先の学校からの近さや主要都市によって金額が異なるため、留学費用の幅は450万円から800万円と広いです。授業料や入学金、教材費などを含んだ学費が年間で平均150万円かかります。滞在費の幅は月額9万円から28万円ほどで、ホームステイで年間平均210万円、学生寮で216万円、シェアハウスで162万円程です。食費、日用品代、交通費、通信費などを含む生活費は、年間平均95万円となります。

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コミュニティカレッジ留学

カリフォルニア州のコミュニティカレッジにフルタイム学生として通う場合、学費と滞在費と生活費を含む年間費用は、約400万円となります。年間平均学費は、一年で30単位履修するとなると、134万円前後となります。滞在費は滞在方法によって異なりますが、ホームステイとシェアハウスは語学留学と同じく162万円から210万円が平均的です。学生寮があるコミカレは少ないですが、オレンジコーストカレッジを例に見ると、月額$1219(18万円)から$2499(37万円)となっており、年間216万円から444万円かかることになります。生活費は年間95万円ほどからとなり、生活スタイルによって金額が変わってきます。

アメリカのコミュニティカレッジの出願から卒業までにかかる費用

大学留学

カリフォルニアの大学に四年間留学する場合、学費と滞在費と生活費の合計は、年間570万円から940万円ほどと幅広いのが特徴です。学費は、カリフォルニア州立大学グループが年間220万円程度となっており、UC系列の大学だと年間600万円程度かかることになります。滞在費は、都心か郊外の大学に通うかで差が出てきますが、ホームステイとシェアハウスだと年間180万円前後で、学生寮だと年間220万円から325万円程度とかかります。生活費も他の留学タイプと同様で最低90万円程度必要であり、生活スタイルによって出費が増えること
もあります。

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カリフォルニアで人気の学校3選

①Kaplanサンフランシスコ バークレー校


Kaplanはサンフランシスコバークレーにある語学学校で、北カリフォルニアで留学生活を楽しみたい人や周辺のカレッジに編入を目指す人に最適な学校です。短期から長期まで幅広いコースから選択でき、教育資格取得済みの経験豊富な講師の授業が受けられます。カレッジ進学プログラムもあるため、語学留学からコミカレ留学に進むこともできる語学学校です。授業外の課外活動が充実しており、英語を使った実践的な経験を得ることができる他、サンフランシスコの中心街へのアクセスも良いため、日常生活の買い物、休日の娯楽などを考慮すると非常に便利な学校です。

Kaplan (サンフランシスコ/バークレー校)

②オレンジコーストカレッジ


オレンジコーストカレッジは、ロサンゼルスから車で約1時間ほどでアクセスできるオレンジコーストカウンティにあるコミュニティカレッジです。種類豊富な学術プログラムを提供しており、准学士号取得やカリフォルニア州の大学に編入を目指している人に最適なカレッジです。こちらの学校は、高い大学編入率を誇っており、編入計画やアドバイスが充実しています。カリフォルニア州のコミカレでは珍しく学生寮を配備しているため、他の学生と寮生活を楽しみたい人には匹敵です。課外活動の豊富さや留学生へのサポートなども大きな魅力です。

Orange Coast College(オレンジコースト・カレッジ)

③カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンション


U C系列のトップ校であるカリフォルニア大学サンディエゴ校付属の語学学校も人気の留学先の1つです。カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンションでは、基本の英語コースはもちろん、ビジネスコース、I Tコース、T E F Lコースなど豊富なプログラムを用意しています。キャンパスが高級住宅街にあるため、サンディエゴの中でも特に治安が良く、留学中の心配を減らすことができます。プログラム修了後にアメリカでの就労体験(OPT)を希望する人や大学進学を希望する人に適した学校である他、授業外で現地の学生と英会話を練習できる制度を活用できる点も人気なポイントです。

UCSD付属語学学校(カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンション)

まとめ

様々な主要都市、文化、人種が共存するカリフォルニア州は、英語力を伸ばすのにも、学問を専門的に学ぶのにも、グローバルな経験を得るのにもぴったりな留学先です。今回は、カリフォルニア留学準備に役に立つ、基礎情報と人気の学校についてご紹介しました。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

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