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シカゴ留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド


アメリカ中西部に位置するシカゴは、全米の人口ランキングでトップ3に入る大都市です。シカゴでは、西海岸や東海岸の海に面した都市とは違った文化や雰囲気を感じられ、日本人留学生が比較的少ないのにも関わらず、交通網や経済が発展しており暮らしやすい環境が整っています。今回は、シカゴ留学について知っておきたい基本情報、費用目安、滞在方法からシカゴに留学するメリット、デメリット、シカゴ留学の適性、お勧めの語学学校や大学を解説します。

シカゴの基本情報

シカゴの面積と人口

イリノイ州に位置するシカゴは、2020年時点で人口が約270万人を超える大都市です。ニューヨークとロサンゼルスに続く人口を誇っていおり、シカゴ市内の人口は、約45%が白人、約30%が非ヒスパニック、約30%がアフリカ系アメリカ人、約25%がヒスパニック系、約5%がアジア人で構成されています。シカゴの総面積は606.1平方キロメートルとなっています。

シカゴの地区・エリア情報

シカゴには主に9つの地区があります。セントラルは高層ビルが立ち並ぶ経済中心エリアで、その北部に多様な食文化を楽しめるノースセンター・リンカンパークがあります。文化的な雰囲気のあるアップタウンやシカゴ大学が位置するハイドパーク・サウスサイドエリアなどもあります。高級住宅街のファーウエストサイド、自然豊かなファーノースウェストサイドの住宅街、セントラルに隣接するニアウエストサイドの住宅街、南部にも広大な住宅街が広がっています。

シカゴの物価

アメリカは全体的に日本よりも物価が高い傾向がありますが、シカゴも物価が高い都市の1つです。2020年には、アメリカの75都市を対象とした物価の高い都市ランキングでシカゴは15位にランクインしました。しかし、ニューヨークやサンフランシスコなどに比べると、シカゴの物価は安いため、アメリカの大都市の中では物価が安いのが特徴です。

シカゴの気候

シカゴは亜寒帯湿潤気候に属しているため、年間の気温差が激しいのが特徴的です。特に夏と冬の気温差が激しく、一番暑くなる7月が平均23度で、一番寒くなる1月が-4度になります。東京の気温と比べても、年間を通して寒く感じるのがシカゴの気候です。また、シカゴは風の都市と呼ばれるほど風が強いことで有名です。

日本からシカゴへの移動

日本からシカゴへのアクセスは、直行便と乗り継ぎ便から選べます。羽田空港、成田空港共にシカゴオヘア空港に直行便を出しており、約12-13時間のフライト時間で到着できます。ANAやJAL、ユナイテッド航空などが直行便を出しています。乗り継ぎ便の場合、ロサンゼルスやサンフランシスコなどのアメリカの主要都市やカナダやドイツを経由する便なども利用できます。

シカゴ留学のメリット5選

1. 大都市なのに物価が安め!

シカゴは上記した通りアメリカで3番目に大きい都市ですが、それにしては物価が安めなのが特徴です。アメリカは全体的に物価が高いですが、シカゴは西海岸や東海岸の大都市と比べて、現地の出費を抑えることができます。シカゴなど中西部の都市は家賃が低めで、特に外食費や食品は物価が安い傾向があります。留学中にできるだけ節約をしたいけど、大都市で生活したいという人に魅力的な環境です。

2. 四季を感じられる気候!

シカゴは、他の都市と比べても四季をはっきり感じられるのもメリットです。一年の気温の変化によって木々の色の変化やイベントを楽しむことができます。夏は暑さと湿気があり、冬には雪が降ります。春と秋は過ごしやすく、観光や留学に人気のあるシーズンです。西海岸の都市の多くは四季がなく、東海岸でも雪が降るほど四季の変化が激しい都市は多くないので、シカゴでははっきりとした季節の変化を楽しめます。

3. 移動しやすい街!

シカゴ留学の大きなメリットは、交通網が整っているため移動がしやすいことです。シカゴにはCTAという地下鉄やバスなどがあり、歩行者も多い街です。市内やシカゴ周辺エリア、東海岸の大都市などへの交通アクセスが良く、滞在先によっては車がなくても生活することが可能です。アメリカは多くの場所が車社会ですが、シカゴのような交通網が整っている都市は貴重なため、留学先に非常に向いています。

4. 日本人が少ない

シカゴは、日本人率が低いアメリカの大都市の1つです。ニューヨークに日本人が6万人以上在住しているのに対し、シカゴ在住の日本人の数は3000人以下です。普段の生活でも日本語を聞くことはほとんどなく、留学中は英語漬けの生活に浸ることができます。必要であれば日本人コミュニティを探すこともでき、日本食が恋しくなれば、日系スーパーを利用することもできるため、日本文化とアメリカ生活のバランスをとりやすい都市です。

5. 都会だけなく自然も楽しめる!

シカゴは、高層ビルが立ち並ぶ大都市ですが、自然を身近に感じられるのも特徴です。シカゴは、五大湖の1つであるミシガン湖畔に位置しているため、湖へのアクセスも良く、シカゴ川を眺めることもできます。シカゴはインディアナ州に近いため、インディアナの国立公園にアクセスすることもできます。他にも郊外には州立公園が複数あり、自然アクティビティ好きにもぴったりな都市です。

シカゴ留学のデメリット3選

1. 治安が良くないことで知られてる都市

シカゴは治安が良くないことで有名で、犯罪率や事故率が非常に高いです。鉄格子が付いている建物や道端にホームレスを見ることも少なくありません。特にダウンタウンより南部は危険エリアとして知られており、極力避けるのが大切です。トラブルを避けるためにも、目立った格好を避け、治安の良いエリアで行動し、所持品を前に抱えて、ながら行動をしないなどの対策を立てることが大切です。

2. 寒さがきついと感じる人も

シカゴの冬は氷点下になることもあるため、寒さの厳しさがデメリットとして挙げられます。雪が降るほどの寒さに慣れていない人は、シカゴ生活が辛いと感じることもあります。そのため、外出時の防寒対策は必須です。特に12月から2月は、コート、手袋、帽子、マフラーなどで防寒をしっかりするのがおすすめです。冬は室内アクティビティが自然と多くなるため、覚悟しておくと良いでしょう。

3. 騒音やビル風が強い

シカゴでは多くの人が暮らしているため、その分都会の騒音が気になる人もいるでしょう。街の中心街に滞在する場合は特に騒音問題に悩まされることもあります。大都市生活ならよくあることかもしれませんが、慣れていないと睡眠の質やストレスに影響が出てしまいます。また、シカゴは風が強いため、高層ビルの間はビル風の影響で非常に寒く感じることもあります。

シカゴ留学はこんな方におすすめ

シカゴ留学が向いている人は、都会生活を送りながらも少しでも生活費用を抑えたい人、日本人が少ない環境で勉強に集中したい人、雪の降る都市で生活してみたい人、寒さに耐えられる人、西海岸や東海岸のような定番の留学先でなくユニークな体験をしたい人、交通網が整っている街に留学したい人、治安の面で周りに注意して生活ができる人などが当てはまります。

シカゴでの滞在方法

ホームステイ

留学中の滞在方法として人気が高いホームステイでは、現地の家族の家に住まわせてもらう方法です。アメリカ人家族のホストファミリーはもちろん、他にも移民や国際式豊かな家族の家で、現地生活を体験できます。英語環境に浸ることができる上に、ホストファミリーによってはスペイン語や他言語を話す場合もあるため、複数の文化や言語に触れられる場合もあります。食事付きのホームステイを選ぶと、毎日の食事に困ることなく生活できます。

シェアハウス

シカゴエリアでシェアハウス生活を送ることもできます。シェアハウスは、あらゆるバックグランドの人々と共同生活をしながら、自炊などホームステイよりも自由が広がる滞在方法です。ホームステイよりも、家賃が安い場所が多く、シカゴ中心地から郊外まで住める範囲も幅広いのが特徴です。留学中に現地のコミュニティやインターネット情報を利用して部屋を探す人が多い滞在方法です。

一人暮らし

より自由な生活を送りたい人は、シカゴで一人暮らしをすることを検討してみるのも良いでしょう。アパートなどで一人暮らしをすれば、同居人に気を使う必要がなく、ルールにも縛られることがないため、一人の時間を大切にしたい人にぴったりな方法です。こちらの滞在方法は、他の方法と比べると難易度が高く、全てのアパートが留学生に部屋を貸すことに良心的ではないため、手続きが複雑なケースも存在します。

シカゴ留学の費用目安

語学留学

シカゴの語学学校に通う際にかかる費用は1ヶ月76万円ほどが平均的です。こちらの費用は、学費、学校関係費用、滞在費、ビザ関連費、食費、通信費、交通費、個々の出費、海外旅行保険代、航空券代を含んだ見積もりとなっています。航空券などは時期によって金額に差が出やすく、生活スタイルやプログラムによっても金額が多少変わります。一年間でかかる平均費用は640万円ほどとなります。

カレッジ留学

シカゴがあるイリノイ州のコミュニティカレッジに通う場合、春と秋学期の9ヶ月間でかかる費用は 300万円ほどと見積もっておくと良いでしょう。これは、授業料、滞在費、食費、
交通費、教材費、個人の出費が含まれています。航空券や海外旅行保険代、ビザ費用など渡米前の準備金は含まれていないため、渡米後にかかる金額となっています。夏や冬に単位を履修する場合は追加で費用を見積もっておきましょう。

大学留学

シカゴの大学に正規留学する場合、州立大学の春と秋の二学期で600万円ほどかかるのが一般的です。授業料が約430万円、滞在費が150万円、食費が45万円ほどかかります。私立大学に留学する場合は、授業料がより高くなるため考慮しておくことが大切です。提示した金額は夏や冬の期間の費用が含まれていないため、一時帰国しない場合は追加で費用がかかります。

シカゴで人気の語学学校

Kaplan シカゴ校


Kaplanはアメリカを拠点とする大手語学学校で、シカゴにもキャンパスがあります。こちらの学校は、政府教育団体であるACCETに公式に認定された語学学校です。校内施設が充実していて、最新のテクノロジーを搭載した教室やコンピュータールーム、学生ラウンジなどがされており、学校専用の学生寮で多国籍の人々と交流できるのも嬉しいポイントです。カレッジ・大学進学サポートも手厚く、100以上の提携校があります。

カプランインターナショナル シカゴ校

シカゴで人気の大学3選

University of Illinois at Chicago


イリノイ大学シカゴ校は、全米公立大学ランキングでトップ25に入る名門州立大学です。多国籍・多言語が交わる大学で、化学や研究分野に強い大学としても有名です。学生数は約3万人、留学生は約4000人在籍しています。学生と教授の割合が18対1と小さい割合で生徒と教師が交流しやすい環境があります。留学生向けのUIC Globalセンターがあり、学術アドバイスや計画、社交、就職活動など様々な面でサポートしてくれます。

University of Illinois Chicago

Roosevelt University


ルーズベルト大学は、シカゴエリアに2つのキャンパスを持つ私立大学です。大学名はフランクリン・ルーズベルト大統領から付けられています。125以上の学士・修士プログラムがあり、社会学のプログラムが特に高く評価されています。インターンシップやボランティアの機会が豊富で、シカゴ市内のキャンパスの近くにはレストランや美術館、ミシガン湖があり、都会の便利な留学生活を楽しめます。

Roosevelt University

Concordia University Chicago


コンコーディア大学シカゴ校は、私立リベラルカレッジで150年以上の歴史を持つ大学です。大学の規模が小さめで全校生徒数は5300人ほど、リベラルアーツ分野と修士号に定評がある学校です。最短1年で修士号を取得できるプログラムもあり、短期の大学院留学にも最適です。キャンパスは、シカゴ郊外の住宅街に位置しており、静かでより自然を身近に感じられる環境の中にあります。

Concordia University Chicago

まとめ

大都市でありながらアメリカ内陸部の生活を体験できるシカゴ。大都市でありながら日本人が少ないため、都会で英語勉強に浸りたい人には最適な留学先です。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

シアトル留学の基本情報とメリット・デメリット完全ガイド


アメリカ西海岸のワシントン州に位置するシアトルは、自然と街が融合する美しい都市です。そんなシアトルは日本からアクセスしやすく、日本人が暮らしやすい環境が整っています。今回は、シアトルに留学する上で参考になるシアトルの基本情報、シアトルに留学するメリットとデメリット、シアトル留学に向いている人、費用目安や滞在方法、人気の語学学校やカレッジ・大学の情報まで様々な内容を網羅していきます。

シアトルの基本情報

シアトルの面積と人口

シアトルはアメリカ本土の北西部に位置するワシントン州最大都市であり、その面積は83.78平方マイル(約124.8キロメートル)です。シアトルの人口は約73万人で、全米で18位にランクインしています(2021年)。シアトルは、過去約10年で人口が10万人以上増えていて、都市発展や開発が非常に進んでいます。人口の半数以上が白人ですが、ワシントン州の中では少数民族の割合が高い方で人種の多様化が進んでいます。

シアトルの地区・エリア情報

シアトルには10のメインエリアがあります。ダウンタウン、センター、バラード、キャピトル・ヒルなどのエリアは、商業やレストラン、娯楽施設などが栄えていて、観光客に人気があります。中心部から少し離れたグリーン・レイクやベルビューエリアは自然の豊かさが特徴的です。南部のソド・ジョージタウンは工業地帯、西のマグノリア・クィーンアンは住宅街、北部のフリーモントは文化的なエリア、北東部のユニバーシティ・ディストリクトは学生の街となっています。

シアトルの物価

シアトルの物価は全米で高い方に位置付けられています。シアトルはアメリカの75都市の中で物価の高い都市ランキングで2020年にトップ10に入っています。生活費はもちろんですが、家賃が高騰していて、中心街のスタジオ(1ルーム)は月20万円以上するところが多いです。シアトルは、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなどと比べると物価は低めですが、それでもアメリカでは物価が高いことで知られています。

シアトルの気候

シアトルは北海道よりも北に位置しているため寒い印象を持つかもしれませんが、意外と温暖な気候です。夏から秋初旬は平均最高気温が22〜24度で快適に過ごせます。冬になると寒くなりますがそれでも12月の平均気温は5度から9度ほどで、東京の12月の平均気温9度より少し下回る程度です。湿気があまりないことや夜と日中の寒暖差が大きいことなどもシアトルの気候の特徴です。

日本からシアトルへの移動

日本からシアトルへは、複数の航空会社が直行便も含めて運行しています。日本航空、全日空、ユナイテッド航空、デルタ航空、アメリカン航空などが東京からシアトル・タコマ国際空港への直行便を運行していて、約9時間半弱の飛行時間を要します。他にも乗り継ぎ便を利用することもできます。空港からシアトルの街への移動は電車、地下鉄、バスなどがあります。

シアトル留学のメリット5選

1. 美しい自然を感じながら生活できる!

シアトルの特徴の1つである美しい自然は、自然を感じながら生活したい人にとって理想的な環境です。国立公園や州立公園が豊富で、アウトドアアクティビティを満喫できることはもちろん、都市部周辺でも木々や花々の景色を楽しめます。海もあるためビーチにもアクセスでき、あらゆる自然に触れられるのがシアトルの大きなメリットです。

2. 日本からアクセスしやすいアメリカの都市!

シアトルはアメリカの北西部に位置しているため、他のアメリカの都市と比べて日本からのアクセスが良いのが特徴です。東京からシアトルへの渡航時間は西海岸エリアで人気の留学先の中でも短く、一時帰国などもしやすいのが嬉しいポイントです。直行便の豊富さや日系航空会社の利用などアクセスの良さがメリットです。

3. 日本人が暮らしやすい環境!

シアトルは昔、多くの日本人が移住してきた歴史があり、日本人の割合が多いアメリカの都市の1つです。街には日本街があり、日系スーパーや日本食レストランなども充実しています。日本人コミュニティも確立されているため、困った時にも日本語でサポートを得られやすく、日本人として安心感のある街です。

4. 世界的な大企業が連なる環境に留学できる!

シアトルは、MicrosoftやAmazon、スターバックスなど世界的な大企業が連なる都市でもあります。経済が非常に発展していて、起業に向いている都市でもあります。そのため革新的な環境で留学生活が送れ、企業の従業員による講演会やインターンシップなどの機会に恵まれています。将来、企業や革新的な会社で働きたい人に最適な留学都市です。

5. 暑すぎず寒すぎない過ごしやすい気候!

温暖な気候もシアトルが留学先として選ばれる人気の理由の1つです。夏は特にカラッとした空気でちょうど良い気温で過ごせるため、蒸し蒸しとした暑さが苦手な人にはぴったりな環境です。冬も氷点下の気温は年間で二週間ほどしかなく、極端に寒くなるというわけでもありません。都市部で雪が降ることもあまりないため、暮らしやすい気候もメリットです。

シアトル留学のデメリット3選

1. 冬の期間は気候の影響で憂鬱になりやすい

シアトルはアメリカの大都市の中でも、冬に憂鬱になりやすい都市として知られています。シアトルは、冬に感情的にネガティブになる成人の割合がアメリカ15の大都市の中で一番高く、2023年には45%の成人が記録されています。冬は降水量が高く、気温が低くなるため、天気の影響に敏感な人は夏の留学を考えた方が良いでしょう。

2. アメリカの中でも物価が高め

シアトルは大都市であるが故に、物価が高い点がネックになります。アメリカの大都市への留学は費用が嵩む傾向がありますが、シアトルもその都市の1つです。生活費や家賃の上昇率が高いため、出費をできるだけ抑えたい人は滞在方法や滞在エリア、食事の仕方を工夫する必要があります。

3. 山火事が多い

シアトルは湿気が少ないとご紹介しましたが、特に夏は雨が降らず空気が乾く傾向があります。そのため乾燥した夏に山火事が起こることもよくあります。住宅街が焼ける被害は稀ですが、空気に影響が出るため曇った空や煙たい空気で街が覆われることも少なくありません。そのため。空気の変化に敏感な人や呼吸器系に問題がある人は注意する必要があります。

シアトル留学はこんな方におすすめ

アメリカの中でも特にシアトル留学が向いている人は、留学初心者や大企業の雰囲気や刺激を感じたい人、美しい自然へのアクセスのしやすさを求める人、留学中も日本文化や日本食を求める人、夏に快適な気候環境で生活したい人、日本へのアクセスのしやすさを求める人、冬の気候の変化や山火事による空気の変化に敏感ではない人、物価の高さに対応できるまたは工夫できる人などが挙げられます。

シアトルでの滞在方法

ホームステイ

ホームステイは、現地の家族の家に住み込みで暮らす滞在方法で、人気がある滞在方法です。ホームステイでは、アメリカのリアルな文化や価値観を感じることができ、英語環境に身を置いて生活できるメリットがあります。一日2食付きのホームステイもあるため、食事の手間を省きたい人にとっても魅力的な滞在方法です。ルームメイトと同室または個室など様々なスタイルがあり、留学エージェントや学校を通して滞在先を探すのが一般的です。

シェアハウス

シアトル留学中に、シェアハウスを滞在先として選ぶこともできます。シェアハウスの場合、現地のアメリカ人や他の留学生とアパートや一軒家に一緒に住み、キッチンやリビング、洗濯機などを共有して暮らします。シェアハウスは、様々なバックグランドを持った人と出会うことができ、自炊をしやすいのが特徴です。留学中に出会った人やコミュニティを通して部屋を探すことができる他、オンラインでシアトルエリアのシェアハウス情報を得て、応募することもできます。

一人暮らし

留学中に一人暮らしをするという選択肢もあります。シアトルで一人暮らしをする場合、基本的にアパートのワンルームを借りるのが一般的ですが、家賃がホームステイやシェアハウスと比べて高い傾向があります。また、留学生がアメリカでアパートを借りるのには様々な手続きが必要で、日本の所得証明など他の2つの滞在方法と比べて手間がかかるのが特徴です。しかし、一人暮らしは、プライバシーを維持でき生活の自由が広がるため、一人の時間を大切にしたい人には最適な滞在方法です。

シアトル留学の費用目安

語学留学

シアトルの語学留学費用目安は、1ヶ月で77万円、一年間で680万円ほどです。この費用には、航空券代、学費、滞在費、食費、お小遣い、通信費、海外旅行保険、ビザ関連費、学校手続き費用、娯楽費、雑費などが含まれています。語学留学はカレッジや大学留学と比べて、留学時期や期間をカスタマイズしやすいため、留学費用も時期や期間によって多少の差が出てきます。

カレッジ留学

シアトルにある二年制のカレッジに留学する場合、一学期(約3ヶ月)のみで約90万円、一年間(3学期)で270万円ほどが費用目安となります。これらの費用は、学費、学校手数料、滞在費、食費、教材費、カレッジ指定保険費、交通費、雑費などが含まれます。カレッジは四年制大学と比べて学費が安い特徴があります。郊外のカレッジに留学する場合、生活費を安く抑えられますが、中心部のカレッジの場合、出費が増える傾向があります。

大学留学

シアトルの四年制大学に留学した場合、年間800万円程の費用がかかります。州立大学か私立大学かによって学費が大きく異なりますが、上記は州立大学であるワシントン大学に通った場合の費用となっています。私立大学となるとより高い学費がかかります。上記の費用には、学費、滞在費、食費、生活費、教材費、ビザ代、渡航費、海外留学保険代、娯楽費などが含まれています。

アメリカでの留学費用目安を解説!物価や節約術までまるわかり

シアトルで人気の語学学校

Kaplan シアトル校


Kaplan シアトル校は、シアトルダウンタウンの海外沿いに位置する語学学校です。短期留学から長期留学に対応した豊富なプログラムが揃っていて、生徒数が約400人と大規模な語学学校です。カレッジや大学入学に強く、Kaplanの修了証書を使えばTOEFLなどの英語能力試験のスコアなしで大学進学を実現できます。交通機関が発達しているため移動に便利な立地でシティライフを楽しめて、都会と自然が融合した景色を学校から見渡せるのも魅力です。

Kaplan International(シアトル ダウンタウン校)

シアトルで人気のカレッジ/大学3選

シアトルセントラルカレッジ


シアトルセントラルカレッジは、ダウンタウンから徒歩15分の場所にあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は正規留学、短期留学、キャリア教育、高校修了証明を求める学生に最適なカレッジです。大学編入サポートも充実していて州内外の大学への編入実績があります。ダウンタウンへのアクセスが良く、都会の便利な生活を満喫できます。留学生が申請できる奨学金があり、留学生が滞在できる学生寮も備えている留学生に嬉しい環境が整っています。

Seattle Central College(シアトルセントラルカレッジ)

ベルビューカレッジ


ベルビューカレッジは、シアトル郊外の自然豊かなベルビューにある単科大学です。こちらの学校では准学士号と学士号両方を取得することが可能で、同じ学校でOPTを2回利用できます。大学編入を目指す学生が多く、ワシントン大学や州外の名門校への編入実績もあります。自然に囲まれた美しいキャンパスが特徴的です。シアトルまでは車で15分ほどなので、郊外の落ち着いた環境に留学しながら、都市へも簡単アクセスできる魅力的なカレッジです。

Bellevue College(ベルヴュー・カレッジ)

ワシントン大学


ワシントン大学は、シアトルにある研究型総合大学です。こちらの大学では最初の二年間は専攻を決めずに、色々な学問に触れることができます。学習サポートに定評がある他、研究分野が充実しているため、研究に没頭したい人に嬉しい環境が整っています。キャンパスには公共利用可能な図書館、ジム、病院などがあり、大学生だけでなく現地の人を見かけることもしばしばあります。多様性を感じられる大学で、留学生の受け入れにも積極なのも特徴です。

University of Washington

まとめ

西海岸で日本からのアクセスが良く、都会と自然を感じられる環境で勉強に集中したい人にシアトルはぴったりな留学先です。自分に合った留学スタイルや時期などを見つけてみてください。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

シリコンバレーのコミュニティカレッジ一覧【特徴・進路・学費】


コミュニティカレッジとは「望めば誰でも学べる」という、地域に根差した公立二年生大学のことです。アメリカのカルフォルニア州、シリコンバレーでもこうしたコミュニティカレッジが存在します。ハイテク産業の本拠地シリコンバレーで、本格的な英語と技術を学びましょう。

アメリカのコミュニティカレッジとは

アメリカのコミュニティカレッジはエリート大学とは異なり、地域住民のための学びの場として知られています。特にアメリカのコミュニティカレッジは学費が手頃であることで知られており、留学先としてもお勧めです。成人教育や生涯学習にも力を入れているカレッジは多く、さまざまな人種が通学します。日本から留学する場合は、語学学校を通じて申請をすることでTOEFL等の提示が免除されるといったメリットが適用されるので、自分の願いにマッチしたコミュニティカレッジを選ぶこと出来ます。留学サポーターやカレッジ内カウンセラーと教育プログラムを相談することも可能です。

シリコンバレーの特徴とは

アメリカのシリコンバレーはカルフォルニア州にあり、IT企業のメッカとして知られる土地です。アップルやグーグルといった最先端のIT企業が並んでおり、企業見学をすることや博物館に訪れることも出来ます。大都市サンフランシスコが近いので、生活のための買い物や娯楽に不自由しないという点も留学生が多い理由のひとつです。比較的治安が良く、都会と自然が程よくマッチした地域であることが知られています。シリコンバレーはカルフォルニア州の中でも多くの人種が在留している地域なので、留学先としても現在人気です。最寄りの空港はサンフランシスコ空港で、日本への直行便も通っています。

シリコンバレー留学の基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

デアンザ&フットヒルカレッジの特徴


デアンザ&フットヒルカレッジはアメリカ・カルフォルニア州クパチーノにあるコミュニティカレッジです。このカレッジの周辺には世界的IT企業のアップルやグーグル、フェイスブックやマイクロソフトが立ち並びます。デアンザ&フットヒルカレッジの特徴は、何と言ってもそのカリキュラムの充実度の高さにあり、留学生への待遇も優れている点です。カレッジ卒業後には名門校として知られるカルフォルニア大学やスタンフォード大学に進学する学生も多く、学力の高さが伺えます。学費は1学年間8,496ドルと設定されており、提携先語学学校を通して入学申請を行うことでTOEFL等のスコア提出が免除される条件付き入学が可能です。

De Anza College / Foothill College(デアンザ&フットヒルカレッジ)

エバーグリーンバレーカレッジの特徴


エバーグリーンバレーカレッジは1975年に創立された由緒あるアメリカのコミュニティカレッジです。特徴はテスラ社と共同運営のプログラムを保有していることで、電気自動車メーカーの最先端の教育を受けることが出来ます。学習プログラムは幅広く、学生は20の分野で学位と証明書を取得することが可能です。一般教養はもちろんのこと、ビジネスやマネジメント、マーケティングをシリコンバレーの最先端の場で学習出来ることも魅力でしょう。学費は1学年7,010ドルで、教育計画はカレッジ内のカウンセラーと相談しながら設定することが可能です。設備が充実しており、400席の舞台芸術センターや視覚芸術センターなどを利用することが出来る大学として知られています。

Evergreen Valley College

フットヒルカレッジの特徴


フットヒルカレッジはシリコンバレーのロスアルトスヒルズにあるコミュニティカレッジです。ディアンザカレッジと姉妹校であり、同じ学区に位置しています。編入に対してのサポートが手厚いことで知られており、アメリカでもトップクラスの大学であるカルフォルニア大学への編入率が高いという特徴があります。名門校スタンフォード大学近くにあるので、図書館で一緒に勉強するといった体験が出来ることも魅力です。1学年間の学費は8,496ドルで、アップルやグーグルといったシリコンバレーの企業のセミナーを受講することも出来ます。留学生も多く、充実した学生生活を送ることが出来るコミュニティカレッジと言えるでしょう。

Foothill College

ガビランカレッジの特徴


ガビランカレッジは、カルフォルニア州ギルロイにあるコミュニティカレッジです。このコミュニティカレッジの特徴は、リベラルアーツサイエンスのプログラムに力を入れている点にあります。国際感覚と倫理意識が高く、人文科学や保健専門職への道へのサポートが充実していることも特徴です。留学生にはフルタイムで働く人も多く、学習サポートも充実しています。学費は1学年約7,000ドルで、20の異なる分野で学位と証明書を発行することが可能です。レポートの書き方や授業の補習といった基礎的なプログラムも充実しているので、コミュニティカレッジの良さをしっかりと体験することが出来ます。

Gavilan College

ミッションカレッジの特徴


カルフォルニア州サンタクララにあるコミュニティカレッジが、ミッションカレッジです。アジア系やヒスパニック系の学生が多く、学生サービスが充実しているという特徴があります。学費は1学年で6,526ドルほどで、この他にも健康保険料や教科書代がかかることを忘れないようにしましょう。卒業後はカルフォルニア大学やスタンフォード大学に進学する学生も多く、ITテクニカル系企業へ就職する人材が多いことでも知られています。大学で提供されるサービスにはハウジングサービスがあり、1,000ドルで1日2食という嬉しいサポートを受けられるのも魅力です。「インテル博物館」など、企業の見学をすることも出来ます。

Mission College(ミッション・カレッジ)

サンノゼシティカレッジの特徴


サンノゼシティカレッジは1921年に創立され、100年近い歴史があります。スポーツに力を入れているコミュニティカレッジとして知られており、多くのスポーツ選手を輩出していることで有名です。履修できる科目には建築や幼児教育のプログラムがあり、資格取得に実践的なコミュニティカレッジと言えます。学費・授業料およびその他の費用は1学年8,258ドルで、就職活動の際には積極的にインターン制度を活用することが出来ます。サンノゼシティカレッジには23の学部と専攻があり、リベラルアーツやビジネスマネジメントを最先端ビジネスの地・シリコンバレーで経験出来ることも大きな魅力です。

San Jose City College(サンノゼ・シティ・カレッジ)

ウェストバレーカレッジの特徴


ウェストバレーカレッジはシリコンバレー郊外にあるコミュニティカレッジです。毎年多くの4年制大学への進学者を輩出しているコミュニティカレッジで、学習意欲の高い学生が集まることが特徴です。1学年の学費は約8,000ドルかかり、教材費・保険・通信費などが含まれます。専攻科目の数が多く、学生はかなりの数のプログラムから関心のある講義を受講することが出来ます。1クラスの人数は約20名ほどに設定されており、クオリティの高い授業を実践している点も魅力です。近くにはサンノゼ市があり、負担の少ない留学生活を送ることが出来ます。学習サポートも充実しているので、安心して卒業することが出来るでしょう。

West Valley College

シリコンバレーコミュニティカレッジの留学

ハイテク産業最先端の土地・シリコンバレーですが、コミュニティカレッジへの留学先としても非常におすすめの土地であることがわかります。世界中からインテリが集まる土地でもあり、自分の学習意欲が多いに刺激されることでしょう。シリコンバレー留学は、留学先に箔を付けたい」「レベルの高い知識や技術の人に会いたい」という意欲的な人に向いています。将来独立や起業を考えている人にもお勧めです。反対にのんびりとした環境を求めている人や、状況変化が苦手という人には不向きと言えます。多種多様なプログラム、人種、言語が集うシリコンバレーのコミュニティカレッジで学ぶことは、人生経験として多いに役立つことでしょう。

まとめ

シリコンバレーのコミュニティカレッジは二年生大学が多く、卒業生の進路も四年生大学への進学率が高いことがわかりました。さらに働きながら学ぶ人も多く、さまざまな人種の人に出会うことが出来るでしょう。最先端の知識と経験を求めている人にはお勧めの留学先です。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

アメリカのコミュニティカレッジの出願から卒業までにかかる費用


アメリカのコミュニティカレッジに海外留学をしてみたいけれど、学校を卒業までにどれくらいの費用が必要になるのかわからなくて、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここではそのような人のために、アメリカのコミュニティカレッジに留学するために必要となる費用について詳しくご紹介します。結論としては、出願費用なども含めた年間費用は238万円~431万円です。2年間留学した場合は、476~862万円となります。 

内訳を下記の表にまとめました。項目ごとの詳細は表のリンクをクリックしてご覧ください。

合計238~431万円/年

項目費用
出願費用0.5万円
出願費用学生ビザとSEVIS6万円
授業料120~150万円/年
施設利用費など5~8万円/年
教材費11~17万円/年
保険料13~22万円/年
学生寮55~110万円/年
ホームステイおよびシェアハウス77~198万円/年
生活費20万円/年
日本からの飛行機7~9万円

コミュニティカレッジに出願するための費用:0.5万円

日本人がアメリカのコミュニティカレッジに留学する場合には、さまざまな費用が必要になります。留学をするためにまず必要となるのは、入学をしたいコミュニティカレッジに出願するための費用です。日本の大学や短大に入学する時と同じように、出願のための費用が必要になります。

 

出願料を支払わなければいけないのは、入学を希望するコミュニティカレッジに出願のための書類を提出する時です。出願料はコミュニティカレッジによってそれぞれ違いがあり、低額の料金が設定されている学校もあれば、他の学校よりも高めの料金になっている学校もあります。

 

アメリカのコミュニティカレッジに入学する時に必要な出願料は、30ドルから50ドル程度が平均的な価格です。これは日本円に換算すると3,000円から6,000円程度の料金になります。

 

アメリカのコミュニティカレッジの出願料が日本のものと大きく違っているのは、1つの学校で複数の学部に応募する場合でも、1回だけ出願料を支払えば良いようになっていることです。

 

日本の大学の場合には、同じ学校でも別の学部に応募する場合には、費用も別々に必要となるので、アメリカのコミュニティカレッジの方が、日本よりもお金をかけずに出願ができます。

学生ビザとSEVIS:6万円

アメリカのコミュニティカレッジに出願をして入学を許可された場合には、アメリカで勉強でするために必要なビザを取得する必要があります。日本の学生がアメリカのコミュニティカレッジで勉強をするために必要となるのは、F-1というビザです。

 

F-1ビザは学生のための専用のビザで、職業訓練のためのプラグラムをアメリカで受講したい場合には、M-1ビザという別の種類のビザが必要になります。

 

ビザを申請するのは日本国内にあるアメリカ合衆国の大使館です。ビザを申請するためには各種の書類の提出が必要になり、大使館のスタッフと面接をする必要もあります。

 

大使館でビザを申請するために必要となる料金は160ドルで、日本円で支払いをおこないます。日本円に換算するためのレートは大使館のレートが使用されます。1ドル110円の為替レートならば、日本円で17,600円の申請料になります。

 

なお、大使館でビザを発行してもらうためには、事前にSEVISの費用を支払う必要もあります。SEVISとはF-1やM-1のビザで留学をする人を管理するために必要となるシステムのことです。SEVISの費用は350ドルで、1ドル110円の為替レートの場合、38,500円になります。

アメリカビザ SEVIS(セビス)について

コミュニティカレッジの授業料:120~150万円/年

アメリカのコミュニティカレッジに留学するために必ず必要になるのは、コミュニティカレッジに支払う各種の学費です。支払いが必要な学費の中でも、特に費用が高額になるのが授業料です。授業料は入学するコミュニティカレッジによってそれぞれ違いがありますが、一般的にアメリカの4年制大学の授業料よりも大幅に安くなっています。

4年制大学の半額程度の料金で授業を受けられるようなコミュニティカレッジもあり、留学のための予算が限られている人も勉強がしやすい学校です。

 

アメリカのコミュニティカレッジで1年間勉強するために必要となる授業料は、平均して8,000~10,000ドル程度です。1ドル150円の時ならば、日本円で1年間あたり120~150万円程度の費用になります。

 

アメリカの4年制大学の学費は、州立大学でも平均で年間24,000ドル程度になるので、コミュニティカレッジの学費の安さは非常に魅力があります。アメリカのコミュニティカレッジの学費が少ないのは、もともと地域住民の教育のために設置された公立の学校であるからです。

アメリカのコミュニティカレッジは安い?大学との学費の違い

コミュニティカレッジの施設利用費など:5~8万円/年

コミュニティカレッジで勉強をするために支払いが必要になることがあるのが、施設利用費です。施設をするための費用は全てのコミュニティカレッジで支払いが必要であるわけではなく、こうした費用の支払いが必要のないコミュニティカレッジもあります。

 

授業料の中に施設利用費が含まれていることもあり、その場合には授業料は通常よりも高めになっています。施設利用費が授業料とは別に請求される場合、1年間あたり500ドルから600ドル程度の支払いが必要になります。日本円に換算すると55,000円から66,000円程度の料金です。

 

入学する学校によっては、通常の施設利用料ではなくて、キャンパス内の医療施設利用料が必要になります。こうした費用はコミュニティカレッジにより大きな違いがある場合もありますが、1年間あたり40ドルから50ドル程度の費用で利用できるコミュニティカレッジもあります。

 

コミュニティカレッジによっては生徒会費の支払いが必要になる場合もあり、生徒会費はそれほど高額でない場合が多いです。1年間あたり40ドル程度の料金が一般的なので、それほど学生の負担にはなりません。

コミュニティカレッジの教材費:11~17万円/年

コミュニティカレッジで勉強をするためには、授業料だけでなく教材費も別途支払う必要があります。教材費は選択するコースによって大きく料金が異なることがあり、1年間あたり少額の教材費だけで勉強できるコースもあれば、高めの教材費が必要になるコースもあります。

 

教材費が少額であることが多いのは、テキストブックのみを使用して授業をおこなうタイプのコースです。このタイプのコースの場合には、教材費として必要なのはテキストの購入代金だけなので、あまり高額な費用にはなりません。

 

アメリカのコミュニティカレッジの中でも、教材費が高額になることがあるのは、テキストだけでなくコンピューターのソフトなども必要になる場合です。コースによっては画材などの特殊な教材を購入する必要もあり、教材はさらに高額になることがあります。

 

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するために必要になる教材費は、平均すると1年あたり1,000ドルから1,500ドル程度です。これを日本円に換算すると、110,000円から165,000円程度の費用になります。教材費だけで100,000円を超えることも多いので、あらかじめ予算を多めに用意しておく必要があります。

支払いが必要になる保険料:13~22万円/年

アメリカのコミュニティカレッジに留学する時には、保険料の支払いも必要になります。アメリカのカレッジでは在籍している全ての学生に医療保険に加入することを義務づけているために、保険料を支払うための費用もあらかじめ準備しておく必要があります。

 

コミュニティカレッジで医療保険料を支払わなければいけない場合、1年間あたりどれくらいの費用が必要になるかは、入学するコミュニティカレッジによっても違いがあります。保険に加入する場合には、コミュニティカレッジで推奨している医療保険に加入しなければいけないことも多く、そのコミュニティカレッジがどこの医療保険を推奨しているかによっても、必要になる費用は違ってきます。

 

保険費が安めのコミュニティカレッジならば、1年間あたり1,200ドル程度の出費でおさえられる場合もあります。日本円に換算すると、132,000円程度の料金です。アメリカのコミュニティカレッジの中には、毎年高額の医療保険料の支払いが必要になる学校もあり、1年間あたりの保険料が2,000ドル程度になる場合もあります。日本円にすると220,000円程度になります。

学生寮:55~110万円/年

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するためには、現地に滞在するための費用も必要になります。現地に滞在するための費用の代表的なものが、住居のための費用です。どのような住宅で生活しながらコミュニティカレッジに通うかによっても、毎月支払わなければいけない住宅費は大きく変わります。

 

アメリカにあるコミュニティカレッジの中でも、比較的安い住居費で勉強ができるのは、コミュニティカレッジに学生が利用できる寮が設置されている場合です。アメリカのコミュニティカレッジの中には、キャンパス内に学生寮が設置されている学校もあります。通学のための時間がかからないのも、コミュニティカレッジの学生寮を利用するメリットです。

 

学生寮を利用する場合には、住居費と食費を合計して、1年間あたり5,000ドル程度の費用で済むことがあります。学生寮の利用料が高くても、1年間あたり10,000ドル以下の費用で済む場合が多いです。これを日本円で換算すると、550,000円から1,100,000円程度の費用になります。滞在費にお金をかけたくない場合には、学生寮があるコミュニティカレッジを選んだ方がおすすめです。

ホームステイおよびシェアハウス:77~198万円/年

アメリカ留学で必要になる滞在費が高くなることが多いのは、留学先のコミュニティカレッジに学生寮がない場合です。実際にアメリカにあるコミュニティカレッジの中には、学生のための寮を用意していない学校もあります。

 

これは、コミュニティカレッジがもともと、アメリカの地域住民のために作られた教育施設であることと、大きく関係しています。地域に住宅を持っている人が自宅から通える施設として、全米の各地にコミュニティカレッジが設置されているので、学生寮がないコミュニティカレッジの方がむしろ一般的です。

 

こうしたタイプのコミュニティカレッジに留学したい場合には、自分でアパートを借りてそこから通学するか、コミュニティカレッジの近くに住んでいる人の家にホームステイをしながら通学することになります。

 

ホームステイをしながら通学する場合にも、滞在費が必要になります。アメリカでホームステイするために必要な費用は年々高くなっていて、1年間あたり12,000ドルから18,000ドル程度の費用が必要です。アパートを借りて生活する場合には、食費も含めて1年間あたり少なくとも7,000ドルから10,000ドル程度の費用が必要になります。

生活費として必要な費用:20万円/年

アメリカのコミュニティカレッジで学生生活を送るためには、毎月の生活費も必要になります。住居費や食費以外で、支払い額が高額になることが多いのは、携帯電話の使用料です。

 

アメリカで携帯電話を使用するために必要になる料金は、平均すると1月あたり50ドル程度です。1年分だと600ドル程度になります。日本円に換算すると、66,000円程度の料金です。携帯電話料金を節約したい場合には、電話を掛ける回数をできるだけ少なくしたり、1回あたりの通話時間を短くする方法が効果的です。

 

留学生が自由に使用できるおこづかいも、アメリカのコミュニティカレッジで勉強するためには必要になり、自分で欲しいものを購入する時だけではなく、コミュニティカレッジのクラスメイトと交際する時にも、出費が必要になる場合があります。1か月あたり100ドル程度の自由に使用できるお金があった方が、コミュニティカレッジでの学生生活も送りやすくなります。

日本からの飛行機にかかる費用:7~9万円

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するためには、現地に移動するための交通費も必要になります。必ず出費が必要になるのは、コミュニティカレッジに入学する時に、アメリカに移動するための交通費と、コミュニティカレッジを卒業した時に、日本に帰国するための交通費です。

 

アメリカと日本の間を移動するために、ほとんどの学生が使用しているの航空機の搭乗費用は、利用する航空会社や路線によってもそれぞれ違いがあります。アメリカのコミュニティカレッジの中でも、移動のための航空券代が少なめで済むのは、西海岸の州にあるコミュニティカレッジです。

 

カリフォルニア州やワシントン州にあるコミュニティカレッジは日本人の留学生にも非常に人気があります。ロサンゼルスから日本までの移動に必要になる航空券の価格は、正規の料金で片道あたり70,000円から80,000円程度です。格安の航空チケットならば、50,000円以下の料金で購入できる場合もあります。ニューヨークやボストンにあるコミュニティカレッジに入学した場合には、片道あたりの航空券代は80,000円から90,000円程度になります。

まとめ

アメリカのコミュニティカレッジで勉強するために必要となる費用について紹介してきました。アメリカのコミュティカレッジで勉強するためには、出願費から卒業の際の帰国費用まで、さまざまな費用が必要になります。留学前に必要なお金をしっかりと準備しておくことで、現地での学生生活が送りやすくなります。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

アメリカの東海岸で留学できる都市6選!特徴や費用をご紹介。


アメリカ東海岸は、経済的に発展した都市が多く、ニューヨークやボストンなど海岸に面した都市もあれば、シカゴやアトランタのような内陸に位置する都市もあります。東海岸は日本から距離が離れているアメリカのエリアにはなりますが、西海岸とは違った雰囲気や文化、景観を感じられる人気の留学先です。今回は、東海岸の基本情報や特徴、都市について、費用や注意点などを含めてご紹介します。

東海岸とは

概要

アメリカ東海岸は、アメリカ大陸の東側の州のことを指し、大西洋に面している州はもちろん、定義の仕方によってはイリノイ州などの内陸の州も含みます。東海岸には世界経済の中心地や学術都市、アメリカ独立の歴史的な街が集まっているのが特徴です。アメリカの約3分の1の人口が東海岸に住んでいます。

人種

東海岸は、西海岸と比べて全体的に白人率が高く、ヒスパニック系が少ない傾向があります。北部は白人やアジア系の人口が多く、南部に行くと黒人やヒスパニック率が高くなります。東海岸の大都市は多様化が進んでおり、現在はあらゆる人種や民族、文化、価値観が共存しています。

治安

アメリカ東海岸の治安はというと範囲が広いため一概には言えませんが、大都市は治安が悪い傾向があります。ニューヨークやシカゴ、アトランタなどは治安が良くないことで知られていますが、安全なエリアももちろんあります。ボストンは東海岸の中でも治安が良いことで有名です。

アメリカの治安はいいの?主要都市の危険エリア及びトラブル対処法

アメリカの東海岸で留学に人気の大都市3選

①ニューヨーク


東海岸の最大の都市であるニューヨークは、世界の経済の中心地でもあり、ファッションやビジネス界でも非常に発展している都市です。観光客や留学生に人気が高く、観光地や語学学校の種類が豊富です。人種的にも多様で、外国人や移民を含むあらゆるバックグランドを持った人々が暮らしています。

②ボストン


ボストンは世界的な学術都市で、名門ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学を含むレベルの高い大学が集まる都市です。ボストンティーパーティーなど、歴史的にも深い都市でもあります。東海岸の都市の中ではアジア人率が高い他、アメリカで一番ヨーロッパを感じられる都市とも言われています。

③シカゴ


シカゴは、ニューヨークとロサンゼルスに続いてアメリカで三番目に大きい都市で、海岸線がない東海岸エリアで最も栄えている都市の1つです。日本人留学生が比較的少ない都市で、公共交通機関が栄えているのも特徴です。語学学校や大学も多く、本格的に英語環境に浸りたい人に最適な場所です。

アメリカの東海岸で留学に人気の中規模都市3選

①フィラデルフィア


フィラデルフィアは、アメリカの歴史上重要な都市で、文化遺産や史跡などが集まっています。美術館や博物館が多いため、国内外問わず観光客に人気のある場所です。ペンシルベニア大学やテンプル大学などが集い、日本人留学生が少ない他、交通機関も整備されているため留学に適しています。

②マイアミ


マイアミは、リゾート地としても有名なフロリダ州にある都市で、冬でも温暖な気候が特徴的です。ヒスパニック系の人口が多く、特にキューバ文化を感じられる街です。海や熱帯雨林など
の自然アクティビティが豊富で、物価が低い特徴がある他、オーランドへのアクセスもしやすい都市です。

③アトランタ


アトランタは、アメリカ南東部のジョージア州にありコカコーラやデルタ航空などの本社があり経済的にも発展してきている都市です。現代的な建物が集う中心エリアや黒人人口が多いのが特徴で、ジョージア大学やエモリー大学などレベルの高い大学も存在します。南北戦争の歴史を感じられる他、美術館や博物館が多いのも特徴です。

東海岸の特徴3選

1. 四季を感じられる気候

東海岸は、年間を通して温暖な西海岸とは異なり、四季の変化がはっきりしています。夏は暑く、冬は寒く、春と秋にも自然の変化を感じることができます。そのため季節のイベントや旅行などを楽しむことができます。北部では冬に雪が降るエリアもありますが、雪が降らないエリアもあります。

2. 人口密度が高い

東海岸の都市は、西海岸と比べて人口密度が高いのも特徴です。特にニューヨークやボストンでは、都市部に人口が集中しているため、日本の都市部のような雰囲気に近いものを感じられます。そのため交通機関が整っている街が多く、車なしでも都市部を移動できるため、歩行者に優しい環境で生活できます。

3. 基本的な英語力を求められる文化

東海岸では、レベルが高い大学が多いことや、英語を話せるヨーロッパからの移民が多いこともあり、西海岸よりも基本的な英語力を求められる風潮があります。東海岸の生活スタイルは早く、忙しい傾向があるため、英語ができないと生活するのに苦労する可能性があります。留学前に最低限の英語を学んでおくことをおすすめします。

東海岸での留学タイプ3選

語学留学

語学留学とは、語学学校で会話力を含む英語力向上を目的とする留学タイプです。初心者から上級者までレベルに合わせたプログラムに参加でき、修了証明書の発行や大学編入のサポート、イベントの開催などのサービスを兼ね備える学校も多いです。

アメリカで一般英語を学べる語学学校一覧【全44校】

コミカレ留学

コミカレ留学とは、二年制のコミュニティカレッジに進学し、専攻を決めて准学士号取得や大学編入を目指す留学タイプです。語学留学と違い、現地のアメリカ人学生と一緒に授業を受けることができるため、よりアメリカの文化や価値観を感じられる生活を送れます。

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大学留学

大学留学は、現地の四年制大学の学術プログラムに参加する留学タイプです。通学期間は基本的に4年間で、コミカレよりも入学基準が高く、高品質な授業を受けられる特徴があります。学費もコミカレよりも高めに設定されています。卒業後、大学院留学につなげることもできます。

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東海岸に3か月留学した際の費用目安

学費

東海岸に語学留学する場合、3ヶ月の平均的な学費は80万円前後です。コミカレで夏の3ヶ月のプログラムに参加した場合、6単位(2クラス)取るとしたら約30万円、大学で同じ単位数を履修する場合は、州立大学で50万円程かかります。私立大学の場合、より高い学費が必要になります。

滞在費

東海岸の都市によって滞在費は多少違いが出てきますが、個室のホームステイで3ヶ月を過ごす場合60万円前後が一般的です。食事の有無や円ドルのレートによって金額は変わります。学生寮は四人部屋で45万円程度、シェアハウスの場合は、30万円から50万円ほどかかります。

生活費

生活費は、食費が自炊多めで約15万円、外食を適度に取り入れて25万円程度かかります。携帯の通信費はプランにもよりますが24000円程で、交通費が公共機関を主に利用して3万円程度です。その他娯楽や生活用品にかかる費用は人によって差が出やすいですが10万円から30万円ほどかかります。

アメリカでの留学費用目安を解説!物価や節約術までまるわかり

東海岸に留学する際の注意点

これは東海岸にだけ言えることではないですが、アメリカに留学する場合、身の回りに常に気をつけることは大切です。混雑しているエリアや治安の悪いエリアでは、持ち物や周りの人に注意した方が良いでしょう。また、お金の使いすぎにも注意することで、賢く効率的に留学生活を送れます。

まとめ

東海岸は、深い歴史やヨーロッパの雰囲気など西海岸にはない様々な魅力が詰まっています。英語力をより真剣に鍛えたいという人や移動の利便性を重視する人に、非常におすすめの留学先です。

 

なお、西海岸にも興味がある方は下記をぜひご覧ください。

アメリカの西海岸で留学できる都市8選!特徴や費用をご紹介。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

アメリカの西海岸で留学できる都市8選!特徴や費用をご紹介。


アメリカ西海岸は、温暖な気候、国際的な環境、生活の利便性など様々な魅力があるエリアです。そんなアメリカ西海岸は、日本からのアクセスもしやすく、日本人から人気のある留学先です。西海岸には、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ、シアトルなどの主要都市を含む多くの街があります。今回は、アメリカ西海岸について、基本情報から特徴、人気の都市(大規模・中規模)、留学タイプや費用の目安、注意点までご紹介します。

西海岸とは

概要

アメリカ西海岸は、アメリカの太平洋に面した地域で主にワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州のことを指します。定義の仕方によっては、アラスカ州やアリゾナ州、ネバタ州を含むこともあります。西海岸の人口は約5500万人で、その半数以上はカリフォルニア州に住んでいます。

人種

アメリカ西海岸は他の地域と比べて人種的に多様で、アメリカで少数民族と呼ばれる白人以外の人種の人口が多いのが特徴です。南米やアジアからの移民が多く、カリフォルニア州では、白人約40%、ヒスパニック約38%(黒人・混血も含む)、アジア系14%、その他9%と人種の多様化が進んでいます。

治安

アメリカ西海岸の治安は地域によって異なりますが、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル以外のエリアは治安が良い傾向があります。この3つの都市は全体的に治安が良くないことで知られていますが、安全な場所もあるため全エリアの治安が悪いわけではありません。

アメリカの治安はいいの?主要都市の危険エリア及びトラブル対処法

アメリカの西海岸で留学に人気の大都市4選

①ロサンゼルス


ロサンゼルスは、エンタメや商業などが栄える都市で、アメリカで二番目に人口が高い都市です。世界中から人が集まるため、留学生だけでなく、多くの移民や観光客が訪れます。ロサンゼルスは、日系人の人口がアメリカで多く、日本人コミュニティや日系企業が多いのが特徴です。

ロサンゼルス留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

②サンディエゴ


サンディエゴは、カリフォルニア州南部にある都市で、メキシコ人移民が多いことからメキシコ文化が強く反映されているのが特徴です。そのため、英語だけでなくスペイン語やメキシコ文化についても学ぶことができます。サンディエゴは西海岸で治安が良い方で、留学生にも人気があります。

サンディエゴ留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

③サンフランシスコ


サンフランシスコは、カリフォルニア州北部にある都市で、世界的なテック企業が集まるシリコンバレーが近くに位置します。アジア人率が高い都市で、ジャパンタウンという日系人街もあり、日本人が生活する上で非常に便利な都市です。観光や自然を満喫するのにも最適な都市です。

サンフランシスコ留学が人気の理由。基本情報とメリット・デメリット

④シアトル


シアトルはワシントン州にある都市で、大都市ながら自然豊かな環境が特徴的な都市です。西海岸の中では雨が多い地域ですが、四季を楽しめる街です。多様性に歓迎的な雰囲気がある他、教育水準が高く、バンクーバーへのアクセスが良いのも特徴です。

シアトル留学の基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

アメリカの西海岸で留学に人気の中規模都市4選

①アーバイン

アーバインは、ロサンゼルスとサンディエゴの中間にある街で、ロサンゼルスから車で1時間程でアクセスできます。全米で一番低い犯罪率を誇る街としても知られ、教育レベルと所得水準が高く、UCアーバインなどの大学が有名です。アジア人が住みやすい環境も整っています。

②トーランス

トーランスは、ロサンゼルスから北に30分ほど行った場所にあり、ロサンゼルス国際空港からのアクセスが良い街です。トーランスは、日系人が多く、日系企業の数が多いのが特徴で、豊富な日系スーパー、日本人が経営するサロンや病院などがあり、日本人が非常に住みやすい街です。

③サンタバーバラ


サンタバーバラは、ロサンゼルスから西に車で2時間ほどの場所にあり、街が白とオレンジで統一されています。ビーチや山にアクセスしやすく、治安も良く、ロサンゼルス周辺エリアのような混雑がないため、郊外の落ち着いた環境を求めている人にぴったりな街です、

④ポートランド


ポートランドはオレゴン州の最大都市で、公共機関などの整備が整っており、環境意識が高い街です。自然と芸術系の娯楽が充実しており、カリフォルニアと比べて物価が低く、全体的に治安も良いのも特徴です。シアトルと同様で西海岸では雨が多い地域としても知られています。

西海岸の特徴3選

1. 過ごしやすい気候

アメリカ西海岸は、一年を通して温暖な気候のため、理想的な気候として知られています。カリフォルニア州では降水量が低く、年間の気温の差が少ないためどの季節でも過ごしやすいです。乾燥しているのも特徴で、蒸し蒸しとした暑さはありません。西海岸北部では降水量は増えますが、寒暖差が少ないため過ごしやすいです。

2. アジア人が暮らしやすい環境

西海岸は、アジアからの移民が多い歴史があることから、アメリカの他の地域と比べてアジア人が住みやすい環境が整っています。アジア系のコミュニティの種類が多く、アジア系食材店の豊富さやアジアのイベントの開催など、アメリカでアジアの文化を感じられるのが特徴です。

3. 娯楽、自然などの選択肢が多い

アメリカ西海岸は、エンタメや自然アクティビティなど、娯楽の種類が豊富です。西海岸は経済的に発展している都市が多いため、テーマパークや芸術施設、自然公園が充実しており、放課後や休日に過ごせる場所のオプションが多く留学中に楽しめることの幅が広がります。

西海岸での留学タイプ3選

語学留学

語学留学は、現地の語学学校で英語力上達のために勉強する留学タイプのことです。語学留学では基本的に英語能力証明書などは不要で、自分に合ったレベルで英語学習をできる学校が多いです。語学学校修了後に、カレッジ進学などに繋げることもできます。

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コミカレ留学

コミカレ留学は、現地の短期大学(コミュニティカレッジ)に進学し、ディプロマや准学士号を取得、または大学編入を目的とする留学タイプです。コミカレ留学では約二年間、学術プログラムで単位を履修するため長期留学の部類に入ります。

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大学留学

大学留学は、現地の四年制大学に進学して、学士号取得を目指す留学タイプのことです。コミカレ留学のことを大学留学と呼ぶ場合もありますが、二年制大学と区別するためにここでは四年制大学の学術プログラムに参加することを大学留学と呼びます。

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西海岸に3か月留学した際の費用目安

学費

西海岸の語学学校に通う場合、円ドルのレートや学校、プログラムにもよりますが、3ヶ月で約60万円前後の学費がかかります。コミカレの場合、夏学期の約3ヶ月弱で二クラス(6単位)の授業を取った場合、学校にもよりますが28万円前後かかります。大学で同様の単位数を履修する場合、約45万円かかります。

滞在費

滞在費は、ホームステイで約30〜60万円、食事付きかどうかによっても変わってきます。学生寮だと約30〜80万円、シェアハウスで約27〜45万円かかるのが一般的です。立地や治安、個室かどうかなどの要素によって費用が異なります。

生活費

3ヶ月の生活費は、食費が15万円〜、交通費が約3万円、娯楽費が約12万円、通信費が24000円程かかるのが平均的です。食費は、自炊や外食の頻度によって大きく費用が異なり、交通費もバスや電車ではなく配車サービスの場合、値段が高くなります。

アメリカでの留学費用目安を解説!物価や節約術までまるわかり

西海岸に留学する際の注意点

西海岸は治安や出費、日本語環境などの点で注意が必要です。治安の悪い場所を避けトラブルに巻き込まれないように周りに気をつけること、お金の使いすぎないようにすること、日本語環境ばかりに自分を置かないように気をつけることで、効率的かつ効果的な留学を実現できます。

まとめ

今回は、アメリカ西海岸の都市や全体の特徴と留学を計画する上で役に立つ基本情報をご紹介しました。西海岸には様々な魅力があるので、自分に合った都市で留学生活を満喫しましょう。

 

なお、東海岸にも興味がある方は下記をぜひご覧ください。

アメリカの東海岸で留学できる都市6選!特徴や費用をご紹介。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

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シリコンバレー留学の基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

カリフォルニア州のシリコンバレーは、国際式豊かで世界をリードするトップテック企業が集まるエリアとして有名です。語学学校や留学生サポートが充実したコミュニティカレッジが多数ある他、アメリカの中でも多国籍や多文化への理解が発展している地域でもあります。今回は、シリコンバレーの基本情報から留学のメリット、デメリット、シリコンバレー留学に向いている人、滞在方法までまとめてご紹介していきます。

シリコンバレーの基本情報

シリコンバレーの面積と人口

シリコンバレーとは、カリフォルニア州北部のサンフランシスコから南東のエリアにあります。シリコンバレーという地名が実際にあるわけではなく、サンタクララ郡とサンマテオ郡、サンタクルーズ郡の一部のエリアのことをシリコンバレーと呼びます。シリコンバレーの広さは、約1854平方マイル(約4750km)で、名前はシリコンを扱う企業が密集していたことが由来します。シリコンバレーの人口は、300万人程度と言われており、その約3分の1がサンノゼに住んでいます。

シリコンバレーの地区・エリア情報


シリコンバレーのサンマテオ地区は、サンフランシスコのすぐ南にあり、アジア系の学生が多い人気の学校地区となっています。サンタクララ郡は、シリコンバレーの中心地であり、インテル、アップル、アマゾンなどの大企業があります。名門スタンフォード大学もこの地域にあります。日系スーパーなどが揃っており、多くの日系人が住んでいます。サンタクルーズ郡は、海に面して観光地としても人気があり、U Cサンタクルーズ校などがあります。

シリコンバレーの物価

シリコンバレーの物価はアメリカの中でも高い部類に位置付けられます。世界で物価が高い都市ランキングで東京が10位となる中、シリコンバレー近郊のサンフランシスコは7位にランクインしています。シリコンバレーで働く人の平均の給与が日本の2、3倍と言われており、家賃や生活費なども高い傾向があります。円ドルのレートによって変動しますが、ワンルームで月15万円以上、1LDKで25万円前後、ランチの外食は平均1500円程で、日系スーパーの価格も日本より2倍3倍ほど高いです。

アメリカ留学の生活費と物価の実際と節約方法

シリコンバレーの気候

シリコンバレーは、地中海性気候に属しており、夏に雨が少なく、冬に降水量が多い傾向があります。年間平均気温が16度程度なので暑すぎず寒すぎない気候ですが、一日の気温の変化が激しいため、朝と夜は上着を着て、昼は半袖ということもあります。カリフォルニア州は全体的に乾燥しているため、シリコンバレーも日本と比べて湿度が低いのも特徴です。そのため、夏は蒸し蒸しした暑さというよりカラッとした暑さを感じます。また、カリフォルニアは陽射しが強いため、日焼け対策が推奨されます。

アメリカの気候を都市別に比較!アメリカ留学に適した都市は?

日本からシリコンバレーへの移動

日本からシリコンバレーに行く場合、サンフランシスコ空港かサンノゼ空港行きの飛行機に乗るのが一般的です。サンフランシスコからシリコンバレーは少し距離があるため、サンノゼ行きの便を使うと便利です。サンフランシスコもサンノゼも日本から直行便が出ており、成田空港からサンノゼへの飛行時間は約9時間半ほどです。サンフランシスコへも同等の飛行時間で、東京だけでなく関西からも直行便があります。ロサンゼルスやシアトル経由でシリコンバレーに向かうこともできます。

シリコンバレー留学のメリット5選

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1. 過ごしやすい気候!

シリコンバレー留学のメリット1つ目は、年間を通して過ごしやすい気候です。シリコンバレーが位置するカリフォルニア州は、全米の中でも非常に過ごしやすい天気と気温を保っています。台風やハリケーン、洪水などの被害が少なく、夏も冬も比較的温暖な気温のため、生活しやすい環境です。湿度が低いため夏の蒸し暑さが苦手な人には、カリフォルニア州は最適な場所です。

2. アジア人が多いから生活しやすい!

シリコンバレーに留学するメリット2つ目は、アジア人が多いため生活に順応しやすいということです。カリフォルニア州はアジア人が多く、サンフランシスコ周辺のシリコンバレーを含むエリアは、特にアジア系アメリカ人、留学生、移民などが多く暮らしています。そのため、アジアや日本のコミュニティに参加したり、日本食も手に入るので、異国によるストレスを軽減できます。

3. 企業家やエリートが集う場所で刺激を受けられる!

シリコンバレー留学のメリット3つは、世界の企業家やエリートが集まる環境で刺激を受けながら生活できるという点です。シリコンバレーは名だたる企業が密集し、優秀な人材や革新的な企業家などが多く住んでいます。シリコンバレーに留学することで、そのような人たちのお話を聞いたり、最新の技術や革新的なアイデアを学ぶことができます。現地の企業でインターンシップやボランティア活動に参加したりして、刺激を受けることもできます。

4. 娯楽や自然のオプションが多い!

シリコンバレー留学4つ目のメリットは、娯楽や自然アクティビティの種類が豊富なことです。シリコンバレーがある北カリフォルニアの地域は、サンフランシスコエリアの観光名所から国立公園、ビーチなど、楽しめる場所がたくさんあります。買い物を楽しんだり、おしゃれなカフェで友達と過ごしたり、海に行って休日や夏休みを楽しんだり、世界遺産のヨセミテ公園でハイキングやキャンプを満喫することができます。

5. 多文化が融合する国際的な環境!

シリコンバレーに留学するメリット5つ目は、多文化やグローバルな環境に身を置けるということです。シリコンバレー・サンフランシスコには、世界中から様々な人たちが集まります。アメリカの文化はもちろん、ラテン系の文化や食事、アジアの食べ物や風習、ヨーロッパの文化を感じられるイベントやお店などがあります。多文化に触れ合うことで、自分の視野も広くなり人として成長できます。

シリコンバレー留学のデメリット3選

1. 物価の高さ

シリコンバレー留学のデメリット1つ目は、家賃や生活費など全体的に物価が高いことです。カリフォルニア州は全米で見ても物価が高い方ですが、サンフランシスコ・シリコンバレーエリアは特に高いため、留学する際は十分な資金と計画が必要です。家賃も日本の二倍以上する場所もあり、費用を抑えたい場合は滞在方法を工夫する必要があります。生活費に関して、アメリカは外食費が高いので、食事を自炊にすることで出費を抑えることができます。

2. 車がないと不便に感じることも

シリコンバレーに留学するデメリット2つ目は、車がないと移動が不便と感じることもある点です。サンフランシスコの中心などは交通機関が整っていますが、シリコンバレーエリアでは、車がないと移動しづらい場所もあります。しかし、アメリカは基本的に車社会のため、留学先で配車サービスや車が必要になってくるのは一般的なので、シリコンバレーはアメリカの中で際立って不便というわけではありません。

3. 日本人や日本語に頼ってしまいやすい環境

シリコンバレー留学のデメリット3つは、日本人や日本語に甘えやすい環境だということです。サンフランシスコ・シリコンバレーエリアは、在米日本人が多く、留学生にも人気があるため、日本人コミュニティが非常に栄えています。生活面でとても便利ですが、日本環境に自分の身を置こうと思えば、実際に英語を避けて日本人に囲まれて生活することも可能なため、留学を有意義なものにするにはメリハリを付けることが大切になります。

シリコンバレー留学はこんな方におすすめ

シリコンバレーは、最先端の技術や国際的な文化が集まる環境のため、革新的な環境や人に囲まれて刺激的な留学生活を送りたい人や、アメリカだけでなく世界の文化に触れたい人にぴったりな留学先です。ロサンゼルスやサンディエゴでも国際交流はできますが、シリコンバレーはテック界のエリート達と交流できる機会が多いため、将来その方面のキャリアを目指している人にも最適な留学先です。

シリコンバレーでの滞在方法

ホームステイ

シリコンバレーに留学する際は、現地の家族と一緒に暮らすホームステイを利用できます。ホームステイでは、現地の生活感や地域文化を感じられるため、留学生に人気の滞在方法です。滞在中は英語環境に浸かることができるため、学校以外でも英会話を練習することができ英語を効率的に伸ばせるのも特徴です。食事付きのプランを選べば、平均一日2食出してもらえるため、料理の手間も省けます。

シェアハウス

シリコンバレー留学で、シェアハウスに滞在する方法も人気があります。シェアハウスでは、現地の人や学生、または留学生と1つの家で暮らすスタイルで、様々な年齢やバックグランドの人と交流することができます。リビングやキッチン、バスルームなどは共用で、料理も自由にできます。家賃を抑えたい人や自炊をしたい人、人と交流するのが好きな人に向いている滞在方法です。

一人暮らし

シリコンバレーでアパートを借りて一人暮らしをするというオプションもあります。一人暮らしの場合、貸し家やアパートを借りて、共用スペースなしで自由に生活できるのが特徴です。自分のペースで生活したい人や静かな環境を求めている人にぴったりな滞在方法です。家賃が他の滞在方法と比べて高い傾向がある他、留学生の場合アパートを借りる手続きが複雑なところもあるのも特徴です。

シリコンバレーで人気の語学学校2選

San Jose State University付属語学学校


San Jose State University付属語学学校は、サンノゼ州立大学にある語学学校で、多様な学生や実践的な英語教育が特徴的です。サンノゼのダウンタウンにある便利な立地で、学生が多いエリアです。コアコースでは、会話力、リーディング、ライティングの基礎を学ぶことができ、8つのレベルから自分にあったクラスで学習ができます。カリフォルニア文化やメディアを活用して授業展開するユニークな学校です。

サンノゼ州立大学付属語学学校

Golden Gate Language Schools


Golden Gate Language Schoolsもサンノゼにある語学学校で、初心者から大学進学直前まで12のレベルのコースを提供しています。学習開始時期を生徒に合わせて柔軟に対応していて、個々へのサポートが充実しています。プログラムが豊富でその数は50種類を超えます。大学進学希望者はカウンセリングを受けられる他、生徒は学校が定期的に開催する様々なイベントにも参加できます。

ゴールデンゲート・ランゲージスクール(GGLS)

シリコンバレーで人気のカレッジ/大学3選

デアンザ&フットヒルカレッジ


De Anza College とFoothill Collegeは2つの異なるコミュニティカレッジですが、姉妹校として知られています。De Anza Collegeはクパチーノにあり、Foothill Collegeはロスアルトスにあります。いずれの学校も、留学生サポートや大学編入サポートに強いことで知られており、数々の留学生を卒業や大学編入に導いてきた実績があります。北カリフォルニアでも品質が高い教育を誇るコミカレです。

デアンザ&フットヒルカレッジ(De Anza College / Foothill College)

Mission College


Mission Collegeは、サンタクララにあるコミュニティカレッジです。山脈を見渡せる穏やかなキャンパスで、都会から離れた落ち着いた雰囲気のあるコミカレを求めている人には、ぴったりな学校です。四年制大学への編入が盛んで、主にサンノゼ州立大学、カリフォルニア州立大学、サンフランシスコ州立大学、U Cサンタクルーズ校、サンタクララ大学などへ編入する学生が多いです。

Mission College(ミッション・カレッジ)

San Jose City College


San Jose City Collegeは、サンノゼにあるコミュニティカレッジで、100年以上の歴史と信頼がある学校です。留学生専用のサポートや個別指導サービスが充実していて、大学編入やキャリア教育にも力を入れています。課外活動も豊富で、地域と連携した活動が盛んなので、授業外でもアクティブに過ごせます。サンノゼ州立大学への編入率が高いカレッジで、複数の大学編入保障制度もあります。

San Jose City College(サンノゼ・シティ・カレッジ)

まとめ

シリコンバレーは、アメリカの中でも非常に発展した画期的な留学先です。シリコンバレー留学では、英語のみならず様々な刺激や出会い、学びの機会を得ることができます。

酒井大輔

大学時代にアメリカ/カナダをバスで横断。ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ニューヨークなど様々な都市を3か月かけて巡りました。カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の付属語学学校に通った後、MBAに進学。家族と2年間サンディエゴで暮らしました。

カウンセラーに質問

アメリカのカレッジ/大学のセメスター制とクオーター制の違い


アメリカの大学の学期システムは、セメスター制(Semester system)とクオーター制(Quarter system)の2つに分けられます。アメリカのカレッジや大学に進学する際は、出願する大学がセメスター制なのか、クオーター制なのか確認しておくことも重要です。今回は、セメスター制とクオーター制とは何なのか、それぞれのメリットとそれぞれのシステムを採用するコミュニティカレッジについてご紹介します。

セメスター制とは

学期時期
秋学期9~12月
春学期1, 2月~5, 6月

セメスター制とは、一年間に2つの学期があるシステムのことで、9月から12月までの秋学期と1月または2月から5月または6月までの春学期があります。アメリカの約9割のコミュニティカレッジと四年制大学がこのセメスター制を採用しています。セメスター制の多くの学校は、6月から8月の間に短期の夏学期を設けているため、早く多くの単位を獲得したい人は夏休みを返上して勉強に励むこともできます。この期間に多くの学生は、バケーションやインターン、ボランティアなどに参加して夏を過ごしています。

セメスター制のメリット

セメスター制のメリットは、一学期が長いためじっくり勉強ができるという点です。これは、アメリカの学期制に慣れていない日本人留学生が、アメリカの大学での勉強に慣れるために良いシステムです。一科目の予習や復習に時間を取ることができるため、焦らずに勉強に打ち込めます。そのため、テストまでの準備期間がクオーター制よりも長く、入念な準備ができます。

 

また、春と秋学期に時間をかけることで、夏に3ヶ月の長期休みを取ることができるのも嬉しいポイントです。

クオーター制とは

学期時期
秋学期9~12月
冬学期1月~3月
春学期4~6月
夏学期6月~8月

クオーター制は、一年を4つに分けた学期システムのことを指します。つまり一年に四学期、春夏秋冬それぞれに学期があります。秋学期が9月から12月となっており、セメスター制と同様ですが、1月から3月は冬学期、4月から6月が春学期、6月から8月が夏学期となっているのがクオーター制の特徴です。

 

一学期の長さが短く、冬学期と夏学期は休みとして現地の生徒は授業を受けない人も多いです。留学生の場合、帰国する人もいますが、アメリカに残ってその期間にも単位履修に励む生徒も少なくありません。

クオーター制のメリット

クオーター制の大きなメリットは、学期の長さが短いため、一年のスケジュールを調整しやすいことです。また、セメスター制よりも早く一クラスを完了することができるため、モチベーションを保ちやすいのもクオーター制のメリットです。学期が短いため授業のスピードが早いので、だらだら同じクラスを続ける必要がなく、必要最低限の勉強時間でクラスを履修することができます。

 

また、クオーター制は高校卒業後(3月)に渡米して、4月から春学期をスタートすることも学校によっては可能なため、日本人留学生には嬉しいポイントです。

セメスター制/クオーター制をまたぐ編入は難しい

アメリカのカレッジ・大学に編入する際に1つ注意しておきたい点が、セメスター制とクオーター制をまたぐ編入は難しいケースがあるということです。その理由が、単位移行の際に換算が複雑になる場合があるからです。

 

そのため編入システムが整っている州や大学では、セメスター制とクオーター制それぞれの単位移行数を提示しているところもあり、2つのシステムをまたぐ編入が可能な場合もあります。また、提携校や編入保証協定などのシステムがあるカレッジに行くことで単位移行の手間を省くこともできます。

セメスター制のカレッジ3選

Santa Monica College


Santa Monica Collegeは、カリフォルニア州サンタモニカにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、ロサンゼルスからアクセスが良く、U C系列やカリフォルニア州立大学への高い編入実績があります。サンタモニカカレッジはセメスター制のコミカレで、春と秋学期があり、夏にも短期学期を設けています。この3つの学期いずれからも入学が可能なので、高校を卒業後早めにカレッジをスタートしたい人は夏学期から入学することができます。留学生へのサポートが整っており、日本人留学生からも人気のあるコミカレです。

サンタモニカカレッジの日本語ウェブサイト

Orange Coast College


Orange Coast Collegeは、ロサンゼルスから南東のコスタメサにあるコミュニティカレッジです。コスタメサは治安が良く住みやすいエリアとして有名で、大学への編入サポートが充実しています。セメスター制を採用しており、入学は春、夏、秋学期のどちらからでも可能です。留学生のコミュニティやサポートがあり、日本食などへのアクセスも良いため、生活面でも快適な環境が整っています。コミカレでは珍しく学生寮を完備しているため、カリフォルニア州で寮生活を希望の人には最適な学校です。

Orange Coast College(オレンジコースト・カレッジ)

Diablo Valley College


Diablo Valley Collegeは、カリフォルニア州プレザントヒルにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、サンフランシスコ近郊にあり、カリフォルニア州北部のU Cバークレーやデイビス校への編入生徒数でトップを誇っています。セメスター制の学校で、入学は春、夏、秋のいずれの時期でも可能です。大学編入サポート以外にも留学生オフィスや課外活動クラブなどを活用できるため、カレッジでのアクティビティが充実しており、休日はサンフランシスコやヨセミテ公園などに観光できるのも嬉しいポイントです。

Diablo Valley College(ディアブロ バレー カレッジ)

クオーター制のカレッジ3選

Foothill College


Foothill Collegeは、カリフォルニア州ロスアルトスヒルズにあるコミュニティカレッジで、ディアンザカレッジの姉妹校となります。こちらの学校は、カリフォルニア州のコミカレランキングでNo.1に輝いた実績があり、大学編入システムが整っています。クオーター制のため、学期開始は春夏秋冬それぞれあります。カリフォルニア州で一番安全なコミュニティカレッジにも選ばれている理想的な学校です。シリコンバレーの中心にあるため、トップテック企業へのアクセスも抜群です。

デアンザ&フットヒルカレッジ(De Anza College / Foothill College)

Seattle Central College


Seattle Central Collegeは、ワシントン州シアトルにあるコミュニティカレッジです。ダウンタウンに位置しているため、生活、娯楽、ショッピングなどあらゆる面で便利な立地です。クオーター制を採用しているため、年に4回の学期開始時期があります。ワシントン州の中でも編入システムが良質な学校で、留学生へのサポートやアクティビティも充実しています。バスなどの交通機関が充実している他、美しい自然へのアクセスも良く、現地学生の会話パートナーなどを手配してもらうことができるため非常に魅力的な学校です。

Seattle Central College(シアトルセントラルカレッジ)

Lane Community College


Lane Community Collegeは、オレゴン州ユージーンにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、大学編入やスポーツ留学に最適なコミカレで、オレゴン州の中でも留学生へのサポートが充実しています。クオーター制のため、年に4つの学期がありますが、留学生の入学時期は夏学期以外の三学期となっています。生活施設や学習施設が整った学生寮があり、オレゴン大学などのアメリカ人学生も滞在しています。週に数回オレゴン大学の大学院生が留学生のサポートをしてくれるのも大きな特徴です。

Lane Community College(レーン・コミュニティカレッジ)

まとめ

今回はアメリカの大学の二種類の学期制、セメスター制とクオーター制についてご紹介しました。学期制を理解することで、効率的に勉強計画や入学準備ができるようになり、留学をより効果的進めることができます。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

カウンセラーに質問

アメリカでカレッジスポーツをしよう。入学方法とおすすめのカレッジ3選!

アメリカのカレッジは、学問だけでなくスポーツ面でも非常に栄えています。アメリカで有名な野球やバスケットボール、フットボールなどのスポーツはもちろん、他の競技でもプロ並みのレベルのスポーツチームも存在し、カレッジスポーツの試合は全米規模で盛り上がる行事となっています。

 

今回は、アメリカで主要なスポーツ、体育協会、ディビジョンや入学、編入、スポーツ留学におすすめのカレッジなどについてご紹介します。

アメリカのカレッジで行われている主なスポーツ種目

アメリカのカレッジで最も栄えているスポーツは、野球、バスケットボール、フットボールであり、毎年全米の大学で熱い戦いが繰り広げられています。野球とバスケットボールはアメリカ発祥のスポーツということもあり、国民からも特に人気のあるスポーツです。
また、アメリカンフットボールも全米に多くのファンを持つスポーツとなっています。

 

他にもアメリカのカレッジで行われている主なスポーツは、ゴルフ、テニス、サッカー、バレーボールなどがあり、これらの種目は大学のスポーツチームとして存在していることが多いです。

主な体育協会

NJCAA(National Junior College Athletic Association)

NJCAAは、二年制大学のスポーツを統括する体育協会であり、525校が加盟しています。こちらの協会は、二年制大学のスポーツを管轄する協会で最も加盟数が多く、1600以上のチームと22700人以上の選手が活躍しています。

 

14の男性種目があり、野球、バスケットボール、ボウリング、クロスカントリー、フットボール、ゴルフ、ハーフマラソン、ラクロス、サッカー、水泳、テニス、陸上、バレーボール、レスリングがあります。

 

女性種目は15種類あり、ビーチバレーボール、バスケットボール、ボウリング、クロスカントリー、フットボール、ゴルフ、ハーフマラソン、ラクロス、サッカー、ソフトボール、水泳、テニス、陸上、バレーボール、レスリングがあります。

National Junior College Athletic Association

CCCAA(California Community College Athletic Association)

CCCAAは、カリフォルニア州の二年制大学が加盟するスポーツ協会であり、加盟カレッジ数は108校となっています。カリフォルニア州はコミカレの数が多いこともあり、その分加盟カレッジ数も多くなっています。

 

12の男性種目があり、野球、バスケットボール、クロスカントリー、ゴルフ、フットボール、サッカー、水泳、テニス、陸上、バレーボール、水球、レスリングとなっています。

 

女性チームはバドミントン、バスケットボール、ビーチバレー、クロスカントリー、ゴルフ、サッカー、ソフトボール、水泳、テニス、陸上、バレーボール、水球の12種目があります。

California Community College Athletic Association

NWAC(Northwest Athletic Conference)

NWACは、主にワシントン州とオレゴン州の二年制大学が加盟しているスポーツ協会であり、アイダホ州やカナダのブリティッシュコロンビア州の複数のコミカレも加盟しています。

 

36校のカレッジが加盟しており、野球、バスケットボール、クロスカントリー、ゴルフ、サッカー、テニス、陸上の7種目の男性チームと、バスケットボール、クロスカントリー、ゴルフ、サッカー、ソフトボール、テニス、陸上、バレーボールの8種目の女性チームがあります。

Northwest Athletic Conference

NCAA(National Collegiate Athletic Association)

NCAAは、全米の四年制大学のスポーツチームと運営を統括する体育協会です。こちらの協会には、1100以上の大学が加盟しており、24の競技で90の選手権大会を運営しています。四年制大学チームを総括することから、規模が大きく毎年50万人以上の選手が参戦し、選抜された57000人以上の選手がトップを勝ち取るために競い合っています。日本は、種目ごとに協会が異なりますが、NCAAは様々な種目を統括する体育協会です。

National Collegiate Athletic Association

大学スポーツのディビジョンについて

アメリカの大学スポーツでは、ディビジョン(Division)というレベルがあります。ディビジョンには3つのレベルがあり、ディビジョン1が一番高く、真ん中がディビジョン2、最後がディビジョン3となっています。例えば、ある大学のテニスチームがディビジョン2で、野球はディビジョン1ということもありえます。ディビジョン1のチームが多い大学をディビジョン1大学と言います。

カレッジへの入学について

アメリカのカレッジにスポーツ留学する場合、入学プロセスが通常の留学と異なる点があります。それは、カレッジ/大学によってはスポーツの実技試験があるということです。特にディビジョンが高いほど実技検査の実施は多く、競争率が高まります。

 

アメリカの選手と同じ土俵で受ける試験のため、高いレベルを目指す場合はかなりのスキルと経験が必要になります。また、スポーツ留学でも学力は考慮されるため、英語力を高めておく必要があります。

アメリカのカレッジでは在学中の成績も重要

アメリカのカレッジスポーツに参加する場合、在学中の成績維持が非常に大切です。大学はスポーツ選手に対しても規定のGPAの基準を設けており、それを下回ってしまうと試合に出してもらえなくなってしまいます。そのため、スポーツに熱中するだけでなく、学問と両立する必要があります。

 

日本人留学生は、スポーツの実力はあるが勉強の規定をクリアできない人もいるため、コミカレの授業で英語力や学力を鍛えながら、大学に編入するのも1つの方法です。

卒業後は4年制大学に編入

上記した通り、アメリカの四年制大学で最初から学業とスポーツを両立するのは中々ハードルが高いため、コミカレで成績を維持しスポーツスキルも高めてから四年制大学に編入することも可能です。

 

コミカレ在学中に、自分のスキルを他大学のコーチや関係者に見てもらえれば、四年制大学にスカウトされることや特待生オファーをもらえることもあります。コミカレで活躍して、コーチから推薦してもらうことや自分でアプローチをかけるなど、コミカレはスポーツ留学を将来的に成功したい人にとっておきの進学先です。

アメリカ留学するならコミュニティカレッジから大学編入がおすすめ

スポーツ留学におすすめのコミュニティカレッジ3選

Bellevue College


Bellevue Collegeはワシントン州ベルビューに位置するコミュニティカレッジです。こちらの学校は、野球、バスケットボール、ゴルフ、テニス、サッカー、バレーボールなどの種目で全国的に認定されたプログラムがあり、これらの種目でスポーツ留学をしたい人にはぴったりな留学先です。体育授業の種が豊富なこともあり、スポーツに力を入れているコミュニティカレッジとなっています。その上に、四年制大学への編入や留学生のためのサポートが整っている良質な学校です。

Bellevue College(ベルヴュー・カレッジ)

Santa Barbara City College


Santa Barbara City Collegeは、カリフォルニア州サンタバーバラにあるコミュニティカレッジです。こちらの学校は、スポーツが盛んな学校として知られており、野球、バスケットボール、ゴルフ、サッカー、テニス、バレーボールなどのスポーツチームが健在しています。さらに全国のトップコミュニティカレッジで一位の受賞歴もあり、40校以上の大学への編入保証制度があるなど、真剣に学業にも取り組みたい人や大学編入希望の人にも最適なコミカレです。

Santa Barbara City College(サンタバーバラ・シティ・カレッジ)

Lane community college


Lane community collegeは、オレゴン州ユージーンにあるコミュニティカレッジです。ユージーンには、スポーツで有名なオレゴン大学があり、街自体がスポーツの活気があるため、スポーツ留学にぴったりな場所です。カレッジには200以上のスポーツチームがあり、野球、バスケットボール、サッカー、バレーボールなどが盛んです。自然豊かな立地にあり、留学生へのサポートが充実している他、州内州外の大学への編入実績もある学校です。

Lane Community College(レーン・コミュニティカレッジ)

まとめ

アメリカはスポーツ留学に適した充実した環境が整っています。今回は、アメリカのカレッジスポーツについて、概要から入学方法、おすすめのコミュニティカレッジについてご紹介しました。

永井将馬

オーストラリアのメルボルンにワーキングホリデーで渡航しました。メルボルンでは語学学校で一般英語を学び、市内にあるユニクロでアルバイトを経験。その後、サンフランシスコにて留学し、ホームステイで様々な国から来ている留学生と交流を楽しみました。

カウンセラーに質問

カリフォルニアが留学に人気の理由。留学タイプとおすすめの学校をご紹介!


アメリカ留学で代表的な留学先の1つがカリフォルニア州です。カリフォルニア州は、アメリカ西海岸に位置していることから日本からアクセスしやすく、過ごしやすい気候やアジアを含む多文化環境、アクティビティの豊富さなど、様々な魅力があります。今回は、カリフォルニア留学について、カリフォルニア州の基本情報から、留学先として人気の理由、留学の種類、費用相場、人気の学校についてご紹介します。

カリフォルニア州の基本情報

主な都市

カリフォルニア州には、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴの3つの主要都市があります。

ロサンゼルス

ロサンゼルスは、国際都市であり、娯楽や芸術、観光などの経済が発展しており、世界中から様々な文化や人種が集まります。在住日本人が最も多いアメリカの都市の1つでもあります。

ロサンゼルス留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

サンフランシスコ

カリフォルニア州北部に位置するサンフランシスコは、テック業界の最先端を走る様々な企業が連なる都市であり、多様性も感じられ、西海岸の様々な自然へもアクセスしやすいです。

サンフランシスコ留学が人気の理由。基本情報とメリット・デメリット

サンディエゴ

サンディエゴは、カリフォルニア州南部の大都市で、日本人を含む様々な人種が住んでいますが、メキシコに近いことからメキシコ移民や文化、言語などをより感じられる環境となっています。

サンディエゴ留学が人気な理由。基本情報とメリット・デメリット完全ガイド

治安

カリフォルニア州ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴは共に、日本と比べると治安が良くないですが、出歩く時間や危険なエリアを避けることで、比較的安全な生活ができます。ダウンタウンの一部のエリアなどホームレスやギャングが集うエリアでは行動に気をつけて、できる限り安全なエリアや通りをグループで歩くのがおすすめです。カリフォルニア州でも、高級住宅街エリアや自然エリア、郊外などは、都心と比べて治安が良い傾向があります。そのため、留学先を選ぶ際にこれらの点を考慮することも、比較的治安の良いエリアで安全にアメリカ留学生活を送るために重要となります。

アメリカの治安はいいの?主要都市の危険エリア及びトラブル対処法

カリフォルニアが留学に人気な4つの理由

①アジア人が多く留学初心者でも安心!

カリフォルニア州が留学先として人気の理由1つ目は、アジア人率が他の州と比べて高いため、日本人留学生でも環境に溶け込めやすいからです。西海岸、特にカリフォルニア州は、アジア大陸から直行便が出ているなどアクセスがしやすいため、アジア系移民、日系アメリカ人、アジア人留学生などを見かけることがよくあります。そのため、英語にまだ自信がない人や留学が初めての人でも、挑戦しやすい留学先となっています。留学中に困ったことがあれば、アジア人の友達や日本人コミュニティに相談でき、アメリカ料理に疲れてしまってもアジアレストランや日本食レストランに行くことができます。

②温暖な気候で過ごしやすい!

カリフォルニア州が留学生に人気の理由2つ目は、温暖な気候で過ごしやすいからです。カリフォルニア州は、一年を通して大きな気候の変化がなく年中温暖な気候のため、全米の中でも非常に住みやすい州です。雨が降ることもあまりないため、天気の影響を受けて予定がキャンセルになるということもあまりありません。日本のように湿気がないため、夏はカラッとした天気となり、蒸し暑さを感じることは少ないです。基本的に年間同じような気候のため、四季の変化は感じづらいですが、その分気温差も激しくなく、暑すぎず寒すぎない丁度良い環境が魅力です。

アメリカの気候を都市別に比較!アメリカ留学に適した都市は?

③テーマパーク、自然などアクティビティが豊富!

カリフォルニア州が留学先として人気の理由3つ目は、多様なアクティビティを楽しめるからです。アメリカは自然が多い国ですが、カリフォルニア州でももちろんその自然を感じることができます。カリフォルニア州には9つの国立公園があり、これは全米トップの数です。また、紹介したどの主要都市も海に面しているため、マリンアクティビティを楽しむのにも適しています。さらに、カリフォルニア州がアメリカの他の多くの州と異なるのが、その娯楽施設の豊富さです。カリフォルニアには様々なテーマパークがあり、特にロサンゼルス周辺には、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、ナッツベリーファームなどの遊園地やウォーターパークがあります。

④語学学校/コミュニティカレッジ/大学の数が多い!

カリフォルニア州が留学生に人気の理由4つ目は、学校の種類や数が豊富なことも挙げられます。カリフォルニア州は、第二言語として英語を学ぶ人の数が全米一位であることもあり、語学学校がたくさんあります。私立学校から、大学附属の語学コースまで様々なタイプがあり、選択肢が充実しています。またカリフォルニア州には、アメリカ最大数のコミカレがあり185校もあります。二位のテキサス州よりも約60校多く、コミカレ入学希望者に多くの選択肢を与えてくれます。四年制大学の数もカリフォルニア州が最も多く、その数644校もあります。このように、カリフォルニア州は留学生にとって多くの学びの機会がある素敵な留学先なのです。

カリフォルニアで人気の留学タイプ4選

①語学留学

語学留学は、カリフォルニア留学の中でも非常に人気のある留学スタイルです。語学留学は、英語力を上達させるのが目的なので、最初の英語力が低くても問題がなく、誰でも実現できる留学タイプです。また、数週間の短期から数ヶ月や一年の長期まで、留学期間が柔軟なのも語学留学のメリットです。そのため、日本でも仕事や学校生活に影響を出さずに、留学費用を調整しながら、アメリカ留学を実現させることができます。カリフォルニアには、たくさんの語学学校があるため、語学コースや学校のロケーションなども様々で、自分に合ったプログラムや学校を見つけやすいのも人気の理由です。

アメリカで一般英語を学べる語学学校一覧【全44校】

②休学/単位認定留学

休学留学または、大学の単位認定を目的とした留学をする人も多いです。休学留学は、日本の大学を一度休学し、その間にアメリカの大学に留学することです。単位認定留学では、日本の大学に在籍しながらアメリカの提携校や姉妹校に留学します。単位認定留学では、留学先が限られますが、留学先で履修した単位を日本の大学移行することができます。反対に、休学留学は、留学先を自由に選べますが、留学先の単位は認定をしてもらえません。特に単位認定留学では、留学中は大学附属の語学学校に通ったり、大学の学部聴講プログラムに参加するのが一般的です。

アメリカで『単位認定留学』するメリットとは?費用と学校の探し方も!

③コミュニティカレッジ留学

カリフォルニア州で人気の留学タイプに、コミュニティカレッジ留学も挙げられます。コミカレ留学は、カレッジで二年間学部授業を受けて、准学士号を取得することが目的とされますが、その後四年制大学に編入するという選択肢もあります。コミカレ留学は、入学基準が大学留学よりも低いため挑戦しやすく、入学前に付属の語学コースで英語力を高めることで英語能力試験のスコアなしで入学することもできます。学費が四年制大学よりも低いこともあり、最終的に学士号が取得したいけどできるだけ留学費用を抑えたいという人に最適な留学方法です。カリフォルニア州の大学に編入したい人に有利なコミカレ留学は、大学編入希望者に特に人気があります。

アメリカのコミュニティカレッジに通うメリットとは?人気コミカレ10校も!

④大学留学

四年制大学に留学するという方法も人気のカリフォルニア留学スタイルの1つです。大学留学の場合、コミカレに通わず四年間同じ大学で勉強し学士号を取得することも可能です。大学留学は、語学留学やコミカレ留学とは異なり、入学基準が高い傾向があるため、入学前にある程度の英語力が必要となります。大学によっては付属の語学コースを修了することで、学部プログラムに入学できる場合もあります。四年制大学はプログラムの種類が豊富で、品質も良いため、学費も高い傾向がありますが、アメリカで英語以外の学問を教育水準の高い環境で学びたい人には適している留学方法です。

アメリカの大学制度と入学要件。ランキング上位10校もご紹介!

カリフォルニア留学の費用相場

語学留学

カリフォルニアで語学留学をする場合、学費と滞在費と生活費の合計は年間480万円ほどです。週に何レッスン授業を受けるのか、滞在先の学校からの近さや主要都市によって金額が異なるため、留学費用の幅は450万円から800万円と広いです。授業料や入学金、教材費などを含んだ学費が年間で平均150万円かかります。滞在費の幅は月額9万円から28万円ほどで、ホームステイで年間平均210万円、学生寮で216万円、シェアハウスで162万円程です。食費、日用品代、交通費、通信費などを含む生活費は、年間平均95万円となります。

アメリカ留学の生活費と物価の実際と節約方法

コミュニティカレッジ留学

カリフォルニア州のコミュニティカレッジにフルタイム学生として通う場合、学費と滞在費と生活費を含む年間費用は、約400万円となります。年間平均学費は、一年で30単位履修するとなると、134万円前後となります。滞在費は滞在方法によって異なりますが、ホームステイとシェアハウスは語学留学と同じく162万円から210万円が平均的です。学生寮があるコミカレは少ないですが、オレンジコーストカレッジを例に見ると、月額$1219(18万円)から$2499(37万円)となっており、年間216万円から444万円かかることになります。生活費は年間95万円ほどからとなり、生活スタイルによって金額が変わってきます。

アメリカのコミュニティカレッジの出願から卒業までにかかる費用

大学留学

カリフォルニアの大学に四年間留学する場合、学費と滞在費と生活費の合計は、年間570万円から940万円ほどと幅広いのが特徴です。学費は、カリフォルニア州立大学グループが年間220万円程度となっており、UC系列の大学だと年間600万円程度かかることになります。滞在費は、都心か郊外の大学に通うかで差が出てきますが、ホームステイとシェアハウスだと年間180万円前後で、学生寮だと年間220万円から325万円程度とかかります。生活費も他の留学タイプと同様で最低90万円程度必要であり、生活スタイルによって出費が増えること
もあります。

アメリカの大学の学費は4年間で2000万円!?内訳と費用の抑え方。

カリフォルニアで人気の学校3選

①Kaplanサンフランシスコ バークレー校


Kaplanはサンフランシスコバークレーにある語学学校で、北カリフォルニアで留学生活を楽しみたい人や周辺のカレッジに編入を目指す人に最適な学校です。短期から長期まで幅広いコースから選択でき、教育資格取得済みの経験豊富な講師の授業が受けられます。カレッジ進学プログラムもあるため、語学留学からコミカレ留学に進むこともできる語学学校です。授業外の課外活動が充実しており、英語を使った実践的な経験を得ることができる他、サンフランシスコの中心街へのアクセスも良いため、日常生活の買い物、休日の娯楽などを考慮すると非常に便利な学校です。

Kaplan (サンフランシスコ/バークレー校)

②オレンジコーストカレッジ


オレンジコーストカレッジは、ロサンゼルスから車で約1時間ほどでアクセスできるオレンジコーストカウンティにあるコミュニティカレッジです。種類豊富な学術プログラムを提供しており、准学士号取得やカリフォルニア州の大学に編入を目指している人に最適なカレッジです。こちらの学校は、高い大学編入率を誇っており、編入計画やアドバイスが充実しています。カリフォルニア州のコミカレでは珍しく学生寮を配備しているため、他の学生と寮生活を楽しみたい人には匹敵です。課外活動の豊富さや留学生へのサポートなども大きな魅力です。

Orange Coast College(オレンジコースト・カレッジ)

③カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンション


U C系列のトップ校であるカリフォルニア大学サンディエゴ校付属の語学学校も人気の留学先の1つです。カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンションでは、基本の英語コースはもちろん、ビジネスコース、I Tコース、T E F Lコースなど豊富なプログラムを用意しています。キャンパスが高級住宅街にあるため、サンディエゴの中でも特に治安が良く、留学中の心配を減らすことができます。プログラム修了後にアメリカでの就労体験(OPT)を希望する人や大学進学を希望する人に適した学校である他、授業外で現地の学生と英会話を練習できる制度を活用できる点も人気なポイントです。

UCSD付属語学学校(カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンション)

まとめ

様々な主要都市、文化、人種が共存するカリフォルニア州は、英語力を伸ばすのにも、学問を専門的に学ぶのにも、グローバルな経験を得るのにもぴったりな留学先です。今回は、カリフォルニア留学準備に役に立つ、基礎情報と人気の学校についてご紹介しました。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

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