UCLAの学費は年間700万円!滞在費も含めると年間1000万円!


カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles)通称UCLAは、国際的に知名度の高いアメリカの名門大学です。UCLAは、世界大学ランキングでも毎年トップに入る学力を誇り、世界中から留学生が集まる人気の留学先となっています。今回は、UCLAに進学する際にかかる費用について、費用の種類、節約方法、学費工面の仕方などをご紹介します。UCLAの基本情報や魅力や主な学部についてもご説明していきます。

UCLAの基本情報

UCLAは、カリフォルニア州ロサンゼルスに位置する州立大学です。東京ドーム36個分の広大なキャンパスを持ち、学生数は大学生と大学院生を合わせて4万人を越え、約3万人のスタッフと教員がいる大規模な大学として知られています。

 

日本でも知名度が高いアメリカの大学の1つで、世界トップレベルのプログラムが揃っています。学生寮が充実していて、大学の徒歩圏内に6つの学生寮があります。留学生の割合が高い大学で、約12%の大学生と22%の大学院生が留学生で構成されています。

UCLAの学費

学費は700万円/年

UCLAの一年間の学費は、計48,626ドルです。円ドルの為替レートによって変化しますが、日本円で700万円前後となっています。これは春と秋の二学期(9ヶ月)でかかる学費であり、一般授業料、教材費、州外居住者用の授業料の合計額となっています。

 

一般授業料は、カリフォルニア州内居住者と同額の14,478ドルで、教材費も州内居住者と同額の1,547ドルとなっています。しかし、留学生は州内居住者ではないため、追加で非居住者授業料を払う必要があり、この値が32,574ドルとなっています。

 

詳細は下記の公式サイトにも記載がございます。

Tuition and Fees – UCLA Undergraduate Admission

滞在先費用は230万円/年

UCLAの学生寮に滞在する場合、滞在費は食事と居住費を含めて、17,148ドル(230万円前後)ほどかかります。キャンパス外アパートに滞在する場合は17,436ドルかかり、僅かに高い金額となっています。この費用は、春と秋学期の9ヶ月間の費用であり、夏休みなどの滞在費用は含まれていません。夏や冬休みに帰国しない場合は、追加で費用を見積もっておくと良いでしょう。

生活費は70万円/年

在学中の生活費は、学生寮に滞在する場合、合計5,317ドル(70万円前後)ほどかかります。キャンパス外アパートの場合は、少し金額が上がって6,102ドルとなります。生活費には、交通費や個人の出費、健康保険代が含まれていて、健康保険代はどちらの滞在方法でも同額の2,958ドルとなっています。学生寮の交通費は704ドル、そうでない場合は1,196ドルとなっていて、個人の出費は前者が1,655ドル、後者が1,921ドルとなっています。これらも秋と春学期の9ヶ月分で想定された数値です。

費用を抑える方法

UCLAに通う際に費用を抑える方法として、滞在する場所を工夫することが挙げられます。学費などの費用は学校で決められていますが、滞在費は、生徒個人の好みによってカスタマイズできます。UCLAは好立地にあるため、郊外に滞在することで家賃を節約することが可能です。ロサンゼルス郊外でも決して家賃は急激に安くはならないため、家賃をできるだけ節約したい場合は、シェアハウスで誰かと部屋を共有したり、滞在する立地を工夫することで対応できます。

費用の捻出方法

親御様からの支援

大学留学で多くの人が利用するのが、親御様からの費用支援です。学生は就労経験が少ないため、留学のための十分な費用を保有している人は一般的に多くはありません。その場合、親御様に留学への意欲や努力の姿勢を見せて、留学費用の支援をお願いすることも1つの費用の捻出方法です。海外進学を希望している場合は、できるだけ早くにその旨を伝え、計画を練って親御様に説得や相談しておくことが良いでしょう。

日本政策公庫の教育ローン

国の教育ローンを利用して、留学費用を工面するのも1つの方法です。日本政策公庫は、海外留学用の教育ローンを提供しており、留学期間が3ヶ月以上の場合、上限450万円まで借りることができます。

 

これは経済的に大きなサポートとして利用でき、低金利も魅力的な教育ローンです。世帯年収の上限額も緩和されており、適用される学校の幅も広いため、留学する際はチェックしておきたいローンです。

教育一般貸付(国の教育ローン)

UCLAの奨学金

UCLAに留学する場合、UCLAの奨学金を利用することも視野に入れてみると良いでしょう。UCLAの奨学金の多くがアメリカ人向けに提供されていますが、留学生でも応募できる奨学金も存在します。

 

留学生が取得できる奨学金の数は限られていますが、高い成績を保持している人や学校が提示する条件に当てはまる人は、応募してみる価値はあります。奨学金の応募は基本的に入学後となります。

UCLAへの入学方法/入学要件

直接入学

高校卒業後に、UCLAに直接入学する方法があります。こちらの入学方法は、難易度が高めとなっていて、合格するには高い英語力や自分をアピールできる魅力的な経験やエッセイ、非常に良い成績などが必要とされます。こちらの方法は、合格基準は高校時代の経験や成績に重みを置いているため、事前にUCLA進学への準備を進めておく必要がある他、留学費用が嵩むのが特徴です。

 

そのため、留学初心者や英語力が高くない人、直前に留学を決めた人などにとって、直接入学はハードルが高い入学方法となっています。

コミュニティカレッジからの編入

UCLAに留学する場合、費用面かつ準備の面のメリットを考慮すると、コミュニティカレッジからの編入が最適な入学方法です。最初の2年間、コミカレで単位を取ることによって、直接入学より大幅に学費を抑えることができます。

 

また、コミカレは入学基準が易しいため、英語力や高校の成績が高くなくても入学することが可能です。さらに、UCLAに入学する前に、現地の生活に慣れていくこともできるため、留学初心者さんにお勧めの留学方法です。

UCLAに多く編入しているコミュニティカレッジTOP10

UCLAが人気の理由

国際的な知名度を誇り、世界中から留学生が出願するUCLAですが、なぜこんなにも多くの人を魅了しているのでしょうか?理由はたくさんありますが、広大なキャンパス、専攻の豊富さ、大学の規模、高品質な教育、学生サポートの手厚さが主に理由として挙げられます。

 

UCLAの教育は国際的に高く評価され、研究分野にも非常に力を入れています。勉学に励みながら、ロサンゼルスという大都市の好立地で生活することができ、学生数、教員数が多さ、留学生への受け入れを積極的に行っている点なども、UCLAの大きな魅力です。

UCLAの主な学部

UCLAは3800以上の科目を提供しており、専攻分野も125種類以上あります。特に、経営学、工学、政治学、社会学、コンピュータ科学、経済学、心理学などのプログラムが有名で、高い評価を得ています。数学や生物学、神経学、生態学、環境学、化学、人類学なども人気が高くなってきている分野です。

 

UCLAはどの学部でも全体的に入学難易度が高いですが、トップレベルの学部や人気のある学部は多くの出願者が集まるため競争が激しく、高いGPAはもちろん、出願する学部と関連している経験や興味などをアピールすることが必要とされます・

まとめ

留学先として人気の高いUCLAに正規留学する際は、費用面をしっかり考慮し準備する必要があります。留学前の計画が非常に大事になるため、留学エージェントスタッフや親御様と相談して、充実した大学生活を実現できるようにしましょう。

呑村紗也佳

アメリカの語学学校・コミュニティカレッジを卒業。私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

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